公認会計士合格体験記「非常識合格法が公認会計士になりたい思いを支えてくれました!」岡崎 ちえみさん

岡崎 ちえみさん

  • 北海道東海大学 芸術工学部 卒
目次

はじめに

 私は公認会計士という資格取得を決心した時点では会計の世界とは全く無関係の仕事をしておりました。これから結婚・出産という女性ならではの一大イベントが控えているなかで、定年退職後も続けられて自分のペースにあわせた働き方ができるのがこの公認会計士だと思いました。
志した理由は人それぞれあると思いますが、その理由がハッキリあるかどうかで長い受験勉強を乗り切れるか、そしてその後の就職活動にも影響してくると思います。

クレアールアカデミーに入学した理由

私は受験業界のことを全く知らず、とりあえずインターネットで調べたうえでクレアールに駆け込みました。学校を決める際に一番重要視したことは、自分のペースに合わせて勉強できるかどうかでした。この点クレアールでは、ライブの講義の他に自分のスケジュールに合わせてDVDで講義を見ることができます。また、少しの時間も無駄に出来ないようなかたは、DVDだとライブの3分の2程の時間で見終わりますので、余った時間を有効利用でるのでお勧めです。

「非常識合格法」のメリット

クレアールしか知らずに勉強を始めたので、最初はどうして「非常識」なのかがわかりませんでした。しかし、その後他校のテキストを拝見して驚きました。みなさん口を揃えて言いますが厚さが全く違います。とくに理論科目は、他校の半分又は三分の一ですが、内容はむしろクレアールの方が詳しく説明されている箇所もあるくらいです。
私は二年目で合格しましたが、二年目もなるべく一年目に行った勉強と同じことをするよう心がけました。なぜならこの薄いテキストをほぼ完全に頭に叩き込むことが合格への近道だと考えたからです。

科目別勉強方法

■簿記

これは何度も何度も理解できるまで繰り返し解くことにつきます。最初はテキストの例題を、そして問題集、答練という具合に手を動かすしかないです。ただ闇雲に復習するのではなく、仕訳の意味を理解しながら解くことをお勧めします。仕訳を暗記する事も必要ですが短期的な記憶になりがちで、さらに応用問題になると太刀打ちできなくなる可能性があるからです。
他の科目にもいえますが、特に簿記は個別問題の理解度を上げていくというよりは簿記全体の理解度をあげるという感覚が必要だと思います。そしてもう一つ答練を解く上で大事なことは、間違えた箇所をそのままにしないことです。時間がなくて焦っているときなどは解答を見て理解した気になってしまい、その後また同じ間違いをすることがよくありますので、この問題とはもう本試験まで出会うことはないという気持ちで一つ一つ確実に潰していくことが大事です。

■管理会計論

この科目も基本的には簿記と同じように勉強していました。テキスト→問題集→答練のサイクルを繰り返しました。管理会計は問題自体の難易度というよりも、問題文の意味を理解することが難しい問題が多いように感じたので、初見の問題文を意識して解きました。

■財務諸表論

この科目はひたすらテキストを読み込みました。暗記型・理解重視型、人それぞれだと思いますが、私は理解してから大筋を暗記していました。理解していても文章の組み立てや文言の取捨選択に気をとられていては、時間内に書ききることは難しくなります。応用問題が出題されても対応できるよう、論点をじっくり理解してから記憶を呼び起こすスピードをあげるためにも、ある程度は暗記をしました。

■監査論

この科目もひたすらテキストを読み込み、理解してから暗記をしました。私はこの監査論が一番苦手で嫌いでした。数年の社会人経験があると、基準の言っていることが当たり前のように思えて興味が持てませんでしたが、答練になると悲惨な点数が続き、自分の傲慢さに気づかされました。分かった気になっても文章や人に説明できなければ本当の理解とはいえません。

■企業法

過去の合格体験記や友人の真似をして蛍光ペンをフル活用しました。テキストの定義、趣旨、目的、重要な言いまわし等を色分けて整理していました。問題文と答案例をセットで覚える方法もありますが、私は記憶力に全く自信がないので、テキストの答案例を細切れにして暗記しました。この方法だと少しひねられた問題がでた時でも、関連するセンテンスを論理的に組み立てればなんとかなります。

■租税法

租税法には最後の最後まで苦しめられました。法人税は量が多く、所得税はどこまでやったらいいかわからず、消費税にいたっては自分が今なにをしているのかいつも混乱していました。そこで私は薄いテキストを更に薄くするため、計算式、適用要件、重要な理論問題だけを抜粋したノートをつくりました。結局、基本期のテキスト並みの厚さになってしまいましたが、自分でつくったものなので本試験前に一回転することができ、よい精神安定剤になりました。

■経営学

財務論・管理論ともにテキストと答練をマスターすれば問題ないです。財務論のテキストは計算式をただ羅列するだけでなく、その意味も解説してあるので覚えやすかったです。管理論もあの薄いテキストに網羅されているのが不思議です。

おわりに

私はずっとこの合格体験記を書く日がくるのを夢に見ていました。しかし、書き終えてみると当たり前のことしかやってなかったなと感じました。合否の分かれ道は勉強方法の違いというより、当たり前のことを当たり前にできるかどうかだと思います。

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