中小企業診断士2次試験は、1次試験合格後の2回しか受験することができません。限られたチャンスを最大限生かすために、万全の準備で試験に臨みたいものです。本記事では、中小企業診断士2次試験当日に必要な持ち物や、試験当日にあると役に立つもの、試験当日の注意点を詳しく解説します。
試験当日に必要な持ち物
試験当日に必要な持ち物一覧は以下の通りです。
・受験票
・写真票
・本人確認書類
・筆記用具
・電卓
・時計
受験票、写真票
受験票や写真票は忘れたり紛失したりすると受験することができません。試験当日まで大切に保管しましょう。
写真票にはあらかじめ写真を貼って持参しましょう。
本人確認書類
写真票に貼られた写真が不鮮明な場合などは、本人確認が必要な場合があります。マイナンバーカードや運転免許証など、顔写真付きのものを選びましょう。
筆記用具
解答用紙にはHBからB程度のシャープペンシルや鉛筆でのみ記載することが可能です。プラスティック製消しゴム、鉛筆削りも忘れずに持参しましょう。長時間記述する試験のため、使い慣れたものをおすすめします。また、壊れたり芯が折れたりした場合に備えて複数を持っていきましょう。
電卓
2次試験では電卓の使用が許可されています。ただし、以下の機能がついているものは使用できないため、注意が必要です。
・関数電卓
・プログラムの入力や記憶機能を持つもの
・他の受験生の妨げになるような音のでるもの
・電源コードを使用するもの
時計
会場では時計が設置されていない場合もあります。時間配分が重要な試験であるため、必ず持参しましょう。ただし、以下の機能がついているものは使用できないため、注意が必要です。
・スマートウォッチなどのウェアラブル端末
・時計以外の機能がついているもの
・秒針などの音がするもの、
・キッチンタイマーや大型のもの
試験当日にあるとよいもの
試験当日に必要な持ち物一覧は以下の通りです。
・マーカー
・上着
・昼食
・飲み物
・ハンカチ
・ティッシュ
・目薬
・マスク
・使い慣れた参考書
マーカー
2次試験では、膨大な情報が書かれている与件文から、解答のために必要な情報を抽出する必要があります。受験生の中には、与件文を読みながら必要な情報にチェックを入れる方も多いのではないでしょうか。
色付きであれば、解答を記述している最中でも必要な情報が一目でわかるため、試験時間を最大限解答に充てることができます。
上着
試験本番の10月下旬は肌寒い日も多く、また天候が変わりやすい時期です。急な天候の変化や会場内の気温にも対応がしやすいように着脱可能なものをおすすめします。
昼食、飲み物
試験当日には多くの人が集まるため、会場近辺のコンビニや自動販売機は混雑や売り切れの恐れがあります。昼食や飲み物は事前に準備しておくと安心です。
また、試験の最中は700ml以内のペットボトル飲料のみ飲むことが可能です。水筒やペットボトルカバーは利用できないので注意しましょう。
ハンカチ、ティッシュ
ハンカチやティッシュは試験中の持ち込みが認められています。急な体調の変化など、不測の事態に備えて持っておくと安心です。
目薬、座布団
ハンカチ、ティッシュと同様に試験中の持ち込みが認められています。慣れない環境でも最大限の力が出せるように必要に応じて準備するようにしましょう。
マスク、咳止め
試験本番は空気が乾燥する時期であり、新型コロナウイルスやインフルエンザにも感染しやすくなっています。咳やくしゃみなどが出る場合には、マスクの着用や咳止めの服用をしましょう。
ゴミ袋
試験の最中に出たゴミは全て持ち帰る必要があります。昼食の際に出たゴミや使用済みのティッシュを持ち帰るためにビニール袋を1つ持っておくと安心です。
参考書
網羅的にまとめられた参考書が一つあれば、移動時間や休憩時間に見直すことができます。当日に見切れなかったり荷物になってしまったりするため、1~2冊程度をおすすめします。
試験当日の注意事項
試験中に持ち込めないもの
以下のものは試験中に持ち込んだり使用することはできません。持ち込みや使用が発覚した場合は不正行為とされてしまいますので、電源を切ったうえでバックなどにしまいましょう。また、携帯電話やスマートフォンなどを電卓として使用することはできません。
・携帯電話
・スマートフォン
・ウェアラブル端末(スマートウォッチやスマートグラスを含む)
・上記以外の通信機器・電子機器類
・イヤホン
試験中の入退出
やむを得ない事情がある場合、試験開始30分以内の遅刻であれば入出が認められます。この時、試験時間は延長できないので注意しましょう。
体調不良等のやむを得ない事情がある場合、試験中でも席を離れることができます。必ず監督員に申し出てその指示に従いましょう。また、試験開始後30分と試験終了5分前は退出できません。
まとめ
中小企業診断士2次試験は、1次試験合格後の2回しか受験することができません。限られたチャンスを最大限生かすために、万全の準備で意見に臨みましょう。
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