【心理・福祉系合格】 T.Sさん[最終合格先:国家総合職院卒区分(人間科学)、法務省専門職員(矯正心理A)] 

■T.Sさん[最終合格先:国家総合職(人間科学)、法務省専門職員(矯正心理A)] 
■仕事をしながら合格
■合格時の年齢:26歳

目次

公務員を目指したきっかけや、志望した理由をお聞かせください

「教育困難校」の中学校に通っていたことが原体験としてあります。その頃から、非行少年や逆境的な体験に曝されて育つ子ども、また、そうした存在が変容することに興味を持ち続けてきました。大学、大学院では哲学や思想史の方法によりこの興味にアプローチしましたが、修士論文を書き終えた段階でより具体的な場面で貢献したいとの思いが強くなり、家裁調査官や法務技官を志望しました。

クレアールを選んだ理由と、満足度の高かった点をお聞かせください

ほぼ独学で心理学を勉強しなければならなかったため、公務員試験の心理学に定評がある高橋先生の講義が受けられる点が決め手でした。また、仕事をしながらの受験勉強であったため、自分のペースで学習を進められる通信制であったこともクレアールを選んだ理由です。結果、心理学の高橋先生の講義のみならず、数的処理の林先生の講義、土井原先生の面接カード添削・面接指導も大満足で、上位で最終合格&内定を頂けたのは、一重にクレアールのお陰です。

筆記試験の対策について力を入れたことなどがあればお聞かせください

心理学の専門試験は、高橋先生の講義と高橋先生のシケシンシリーズが対策のメインでした。講義で知識を補強し、シケシンで問題演習を繰り返すことで、非心理学専攻者でしたが矯正心理Aでは1桁台で合格できるほどの力が身につきました。高橋先生恐るべしです。対策のポイントとしては、択一はとにかく多くの問題を解いて(復習して)、知識をインプットすること。記述では、自分で書いて再生できる知識を増やすとともに、よく構成を練ってから文章を書き、それを添削してもらったり、時間を置いてセルフ添削してみることが大切かと思います。特に記述では、レポートを書いたり論文を書いたりする過程で身につく「一貫した論理で読み手に伝わりやすいように情報を配列する力」がモノを言う気がします。その意味で、大学や大学院での勉強・研究活動は案外重要なのかもしれません。

基礎能力試験では、数的処理に力を入れました。院卒区分での受験が多かったので知識系は社会科学に絞り問題演習を繰り返しましたが、対策のほとんどは数的処理でした。対策の仕方としては、まず講義問題を自力でトライしてみて(このとき時間を測って時間をかけすぎないように注意!)、その上で林先生の講義を聞いて解法を確認しました。最初に問題にトライすることで、講義の理解も深まる気がします。解法を理解した後は、ひたすら解き直しで定着を図りました。長期間触れていない分野がないように、スピード感をもって本番まで問題を解き続けることが、忘れやすい自分には大切だったと思います。文章理解は大学受験や研究活動の余熱で対策しました。

面接試験を含む人物試験について、どのような対策を立てられていたかお聞かせください

第一に、面接カードの添削を早めに担任の先生にしてもらうことです。「自己分析が大切」とよく言われますが、他人を介することでしか見えてこない自分というものがあると思うので、面接カードを早めに添削してもらうことは、有意義な自己分析にもなります(私自身はギリギリに添削していただいたので少し後悔しています…)。

また、私自身は、心理学を専攻していないにもかかわらず心理系の公務員試験を受験した者なので、なぜ心理系の職種を志望したのかという志望理由やその仕事を志す熱意や意気込みを、自分の経験から裏付けて説明できるように力を入れて対策しました。自分の経験を自分の言葉で表現することは、それなりに時間のかかる作業でした。心理系公務員試験は面接勝負な側面が強いので、早めに対策して自分なりの軸を持っておくことで、どんな面接にも対応できる力がつくのではないかと思います。

受験された試験について、これから同じ試験を受ける方のために情報やアドバイスなどがございましたら、ぜひお聞かせください

私は心理学専攻ではないにもかかわらず、心理系公務員(家裁、国総、矯正心理)を受験しました。そのため、受験生当時の私の心理学の知識は、(心理学の各領域の教科書1〜2冊は読みましたが、)高橋先生の心理学の講義、高橋先生のご著書によりほぼ独占的に培われたと言ってもいいと思います。それだけでも、択一、記述共に高得点を取ることができました。公務員試験の心理学においては、高橋先生の力を借りることが合格への近道かもしれません。

一般教養については、とにかく数的処理をどうするかというのが問題でした。林先生の講義を受ける前に、時間を測って自分で問題を解いてみた上で、講義動画を視聴していました。一旦自分で解いてみることで、講義動画をより深く理解することに繋がると思いました。講義を聞いて理解した後はひたすら解き直しをして、解法の定着を図りました。

これから公務員試験の受験・学習をお考えの方にメッセージをお願いいたします

公務員試験は、受験する人の前提条件が多様な試験だと思います。大学受験の勉強を頑張った人もいれば、かなり早期から公務員試験対策を始めた人、レポートや卒論修論に追われながら対策する人や、私のように仕事をしながら対策する人もいるでしょう。家事など日々の暮らしを維持する時間もバカになりません。その意味で、この私の合格体験記を含めいろんな情報を鵜呑みにするのではなく、自分の置かれた状況に合わせて取り込む必要があると思います。それぞれの状況の下で最適な学習環境を作り上げていくために、クレアールの公務員試験講座はいろいろと活用できると思います。

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