第423条の7【登記又は登録の請求権を保全するための債権者代位権】
登記又は登録をしなければ権利の得喪及び変更を第三者に対抗することができない財産を譲り受けた者は、その譲渡人が第三者に対して有する登記手続又は登録手続をすべきことを請求する権利を行使しないときは、その権利を行使することができる。この場合においては、前三条の規定を準用する。
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【解釈・判例】
不動産の所有権がAからB、BからCへと譲渡されたが、所有権の登記名義がいまだAにある場合、CはBに対する登記請求権を保全するために、BのAに対する所有権の移転登記請求権を代位行使できる。