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『専業主婦から努力すれば受かる司法書士試験への挑戦』 高柳 直子さん

司法書士を目指した動機

大学卒業後はメーカー、結婚後は弁護士事務所勤務、出産後は地域活動やボランテイア活動はしていたものの専業主婦をしていました。この年齢、しかも専業主婦からの再就職は難しいだろうと思い、何か資格を取得したいと思っていましたが、今更という気持ちもあり、具体的な行動に移すことができませんでした。そこで、市の男女共同参画センターの再就職セミナーに参加しました。キャリアカウンセリングや職業研究をし、定年がなく、ある程度マイペースででき、やりがいのありそうな仕事であること、自分のこれまでの経験が少しでも生かせそう、司法試験と違って司法書士試験は努力すれば受かる試験らしいなど、司法書士が良いと思うようになり、目指すことを決心しました。クレアールで司法書士試験の勉強を始めたのは40才半ばになろうかという年齢からでした。

「勉強が続けられる」予備校がクレアールだった

司法書士試験は努力すれば受かる試験だと思ったので、とにかく自分にあった「勉強を続けられる」予備校ということを第一に考えて選びました。大手有名予備校のパンフレットを取り寄せて見学にも行きましたが、これなら大丈夫とピンと来るものがなく迷っていました。ネットでクレアールを見つけ資料請求したところ、とにかく費用がオールインワンパックで分かりやすく、とてもリーズナブルなことに驚きました。また、学習範囲を必要なものに絞った『非常識合格法』も、机に向い勉強することにもハードルを感じていた私には魅力的でした。早速、スタッフの説明を聞き、体験受講をしました。クレアールはサポート体制も安心でき、自分のペースで受講できる、講義もわかりやすかった、割引制度もあり受講料が更に安くなる、これなら始められる!途中で投げ出さずに「勉強を続けられる」予備校だと思い、クレアールに決めました。

1年目の学習

最低限、視聴する講義をためない!と決め、講義を聴くことから始めました。しかし、過去問となると解けないこともあり、手がつくことはありませんでした。子供たちが学校の夏休みに入ろうというころ、秋から少しづつ過去問にとりかかることにしました。

基本応用期には体系順に、直前期には年度別に、過去問を解いては、解説を読みながら条文に当たる、分からないところはテキスト、『択一六法』で確認ということを繰り返しました。

答練の難しさ、出来の悪さに嫌になることもありましたが、スタッフの「これから伸びますから」との励ましで勉強を続けました。初めての本試験は、基準点に午前─1問、午後─3問という結果でした。

過去問を繰り返し解いた2年目

午後の択一登記法が悪かったので、登記法の単科講座と『答練パック』を申し込みました。

勉強を始めた当初から、年齢による記憶力の衰え、定着の悪さが課題でした。そこで子供が中学受験でやっていた方法を取り入れてみることにしました。今まで過去問を解くとき、間違えのチェックは問題の方にし、ノートは1回の使いきりでした。それを同じノートに自分の解いた歴史(笑)が分かるように解いていくことにしたのです。具体的には、綴じ側に問題と肢番号を、紙端から欄を作り、上に日付を入れ解答を書いたら、次にやるときはその欄を裏に折って隠して解答を書いていきます。解答欄にはその肢の○×だけでなく、根拠が分からないあいまいな場合は△?などのマークを書いておきます。過去問を三回りもやると、初めから全く間違えないもの、いつも間違うもの、あいまいで根拠が覚えられないものなど一目瞭然です。引っ掛けやケアレスミスのパターン、定着不足の知識、苦手分野など課題が見えてきました。苦手分野をつぶすため表を作ってまとめたり、定着不足だと思うものは解く回数を増やしたり、手帳に書いて細切れ時間や就寝前に見ては覚えるようにしました。

こうして勉強を進め、答練でも問題が解け、成績も良くなってくると楽しくなってきて、子供の中学受験も無事合格し「次はママ」と期待され、自分でも「今度こそ」とモチベーションも上がってきました。ところが5月の連休明け、下の子が入学した中学で、抽選で希望のクラブに入部できなかったことを契機に、うつ状態になってしまいました。心配と、ケアに追われ勉強が進まない苛立ちで、私自身が勉強に全く手が付かなくなってしまいました。母親が不安でイライラしていては、子供もますます悪くなります。子供か試験か、今は子供の方が大事と、今年の試験はあきらめることに決めました。すると、気持ちが落ち着き、できるだけのことをしようと勉強を再開しました。直前期に納得のいく勉強ができなかった不安を抱えて受けた2度目の本試験は、午前は基準点+2問だったものの、午後─1問で足切りという結果に終わりました。

午後の択一足切り突破と書式対策に力を入れた3年目

本試験中、いくつも「あ、この論点確か答練で出た・・・でも、どっちだっかかな?」と思ったこともあり、クレアールの答練の良さを感じていたので、改めて『答練パック』を申し込みました。スタッフの「知識の精度、確実性を上げましょう、夏の間は弱点補強を」とのアドバイスで、夏から年内は、本試験で失点が多かった民事訴訟法の『択一六法』を読み、並行して、年度別の過去問とこれまで受けた答練の問題とを日替わりで、昨年の方法で、本試験まで繰り返し勉強を続けました。

秋、田舎で暮らす義父がアルツハイマー認知症と分かり、急遽引き取ることになりました。介護しながらの勉強でどうなることかと心配でしたが、成年後見制度の意義が実感され、時間はかかっても必ず司法書士になろうと再度決心することができました。幸い年明けには、近くのグループホームに入居でき、再び勉強に専念することができました。

答練は、午後の択一を確実に通ること、しかも書式の時間が十分取れるよう早く解くにはどうしたら良いか、解く順番、解き方、時間配分などを試しました。復習は、必ず答練を受けた直後に間違えた問題を見直し、その日か遅くとも翌日にはもう一度解き直し、1週間後に2度目、返却されて3度目を解くようにしました。忘れないうちに繰り返すことで、楽に知識を定着させることができました。

書式問題を解くのは好きでしたが、時間を制限し短時間で解くと、『連件式合格書式マニュアル(『記述式ハイパートレーニング/不動産登記』に改称)』・『一括式合格書式マニュアル(『記述式ハイパートレーニング/商業登記』に改称)』でさえ何度解いても全くミスや間違いなく解けるということはありませんでした。前年の別紙形式ショックや、配点が高くなったこともあり、ミスを減らしたいと思い、間違えノートを作り、答練でのミスや間違えを書いて何度も確かめるようにしました。特に不動産登記の添付書面忘れが多かったのですが、まず問題を解く前に、構成用紙の隅に、「原、識、済、印、住~」と書いておき、それを確認することで添付忘れを激減させることができました。

本試験は長丁場、午後は疲れているうえにあせります、しかもちょうど眠くなる魔の時間、集中力も続きません。過去2年とも本試験の午後の択一を解いている時にもかかわらず眠くなってしまい、体力・気力不足を痛感していました。そこでアウェイでの会場や本試験同様の状態になるべく慣れようと、この年は他校の公開模試も時間が許す限り受けました。

最後に

受験期間中を通してその時の課題をどうしたら克服できるか、合格体験記、講師に相談、中学受験や大学受験のハウツーも参考に、勉強方法を常に模索工夫していました。司法書士試験は、要求される知識とスキルを身につけ、それが本番で発揮できれば必ず合格できる試験だと思います。材料もツールもレシピも、合格に必要なものは全てクレアールが用意してくれていると思います。ただ、どうしても思い通りにできなかったり、怠けたりしてしまう。自分なりのやり切るための工夫、続ける仕掛けを早く見つけ、とにかくあきらめず学習を継続することが合格につながると思います。

講師、スタッフには本当にお世話になり、ありがとうございました。そして、長い受験生活を頑張り抜けたのは、何より理解し応援し支えてくれた夫と子供たちのおかげです。一歩を踏み出す勇気をくれたのも、モチベーションを維持できたのも、中学受験、大学受験に頑張る子供たちの姿のおかげです。本当にありがとう。感謝、感謝です。

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