「講義は音声データでも受講!メディアをフル活用して合格」 山本 広之さん

「講義は音声データでも受講!メディアをフル活用して合格」

山本 広之さん

司法書士を目指すことを決意

私は仕事で開業医の先生方とお付き合いさせていただいているうちに、「自分も独立して社会貢献できるような仕事に就きたい」と考えるようになりました。司法書士という資格については、大学の先輩から聞いたことがあったので、興味を持ち、某スクールのセミナーに参加したところ、その講師の「弁護士は既に起こったトラブルを解決するのに対し、司法書士はトラブルが起きないようにするのが基本的な仕事だ」という言葉に感銘を受け、司法書士を目指そうと決意しました。

「非常識合格法」と受講料の安さが決め手

学校選びはインターネットで情報を収集するところから始めました。調べているうちにクレアールが『非常識合格法』という独自の手法で実績を伸ばしてきていることがわかり、更に他の学校に比べて授業料がかなり割安であることがわかりました。

基本期の学習方法

クレアールの初学者コースはある程度教材が一括で届くので、自分のペースで学習できて良かったです。まず民法・不登法から始めました。学習方法は、順番に講義を聴き、キリのいいところで問題を解くという方法です。大体1日3単元分の講義を聴いて、その日のうちか次の日に過去問を解くといったペースで進めていきました。講義は速聴機能を使って1.5倍速で聴いて、過去問は間違った問題を2、3回繰り返しました。またその際、過去問の解説もテキストの一部だと考えて読んでいました。過去問を解いていると感じるのが、同じような問題が何度も出題されていることです。そういう問題は積極的にリンクさせて覚えることを心がけました。
2ヶ月くらいで民法・不登法の講義を聴き終わり、商法・商登法に入りました。商法・商登法も民法・不登法と同じような学習方法で勉強しました。暗記すべきところはテーマを書いて部屋の壁に貼り、新しい情報が出る度に付け足していきました。自分でまとめないと解りづらい論点は表を作成しました。

 

応用期の学習方法

本試験を終え、中上級コースを申し込むべく、特待生試験を受け、更に受講料を割り引いていただきました。
書式の学習は『ベーシック合格書式マニュアル対応問題集』を使って、まず始めから順番に解き、覚えにくいひな型をピックアップして集中的に暗記しました。その後、『書式ハイパートレーニング』の問題を何度も解きました。例えば、数次相続の所有権保存と移転や、通常とは異なる申請人の記載方法などをまとめて比較すると覚えやすかったです。
答練は出題範囲の過去問を一通り解いて準備しました。そして終わったその日のうちに全ての問題を復習しました。そのときに、間違った問題はもちろん、正解した選択肢でも、本試験までにもう一度確認したほうがよいものに印をつけ、それ以外の問題は二度と見ないことにしました。答練の中でも同じ論点が繰り返し出てくるので、同じ問題を間違わないように、印をつけた選択肢をチェックしてから答練に臨みました。
年明けからマイナー科目の勉強を始めました。マイナー科目も基本4法と同様の勉強方法で学習しました。その後、「公開模試」に向け、答練の復習と過去問を繰り返し解きました。

直前期の学習方法

「公開模試」でかなり良い点がとれたので、自分の学習方法に自信を持つことができました。この時期も答練と過去問を繰り返し解きました。択一過去問は一日で全科目学習するようにしました。また、4月は全ての問題、5月は過去に間違った問題、6月は直前に間違った問題といったふうに徐々に解く問題の数を減らし、回数を増やしていきました。推論問題も6月は全く解きませんでした。書式については不登法、商登法ともに毎日それぞれ1-2時間勉強しました。4月までは『書式ハイパートレーニング』と答練で出題された問題を繰り返し解き、5月以降は間違いやすいものだけ繰り返し解きました。そうしているうちに答練の点数も安定してきました。

答練で自分なりの解答パターンをつかむ

司法書士試験に合格するためには足切り+10点前後の得点が必要です。そのためには「択一で午前・午後あわせて60問正解すれば合格できる」と私は考えていました。書式は足切りギリギリでOKです。例年の書式足切りラインは30点前後ですが、答練で常に40点くらい得点できていれば足切りはクリアできるのではないでしょうか(もちろん、目指すは満点です)。そのためには答練で自分なりのパターンを発見することが重要です。本試験(特に午後)は試験時間が足りなくなることが想定されます。したがって、どういう順番で解けば一番早いかを自分なりにシミュレーションしておく必要があります。
私の場合、午前の部はまず民法から順番に解いて、最後に憲法を解いていました。憲法は考える問題が多く、最初にじっくり考え込んでしまうと、時間が足りなくなる可能性があったからです。午前の部は比較的時間に余裕があるので、今年の本試験でも20分くらい余りました。午後の部は択一の不登法から解きます。これは、マイナー科目よりも不登法のほうが得意としていたからです。私はマイナー科目は勉強不足のため、時間がなければすぐに答えを出せるのに、時間があると迷ってしまうからです。択一を全て終えてから書式に移ります。書式は商登法から先に解きます。不登法に比べてスタンダードな問題が多いように思うからです。特に今年の本試験の場合はこの順番に解いて良かったと思います。今年の午後の択一は60分くらいで終わりましたが、商登法の記述量が多く、75分かかってしまいました。不登法は40分で解きました。
本試験の択一では全ての選択肢をチェックしてはいけません。近年は組み合わせ問題が多いので、その組み合わせを最大限利用しなければ時間が足りなくなってしまいます。

クレアールの教材だけで十分

基本的にはクレアールの教材と登記六法があれば十分だと思います。

集中できないときの過ごし方

受験勉強ではメリハリをつけることが大切だと思います。私は集中力がないほうなので、1週間のうち1-2日は全く勉強しない日がありました。受験勉強中に旅行に何度も行きましたし、ジムにも通いました。一日中勉強している日の方が少なく、大抵は集中できずにいました。そんな時は講義音声をMP3プレーヤーで聴いていました。また、寝る時も音声を聴きながら寝ていました。こうして自分の苦手な分野の講義は何度も繰り返し聴きました。そして、集中できるときはひたすら問題を解きました。1日10時間以上勉強した日もありました。

これから受験される方へ

司法書士試験は合格率の低い試験ですが、方法さえ間違わなければ誰にでも合格の可能性はあると思います。私は今までの人生で最も勉強した1年でした。自分は合格できるという強い気持ちを持って、悔いを残さないように自分の限界に挑戦して下さい。

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