「『私も来年は必ず体験記をクレアールの合格体験記に載せてもらう!』という意気込みで、令和7年度司法書士試験合格」高岡 理恵さん

高岡理恵さん
受講コース:1年スタンダードコース

目次

なぜ司法書士資格を目指したか

大学は法学部を卒業しており、元々法律の勉強が大好きだったこともあるのですが、年齢を重ねていくにつれて友人や身内が小さなトラブルに巻き込まれる場面が増えてきたことをきっかけに、法的弱者を守りたいと感じるようになったためです。

法律家といえば弁護士などをイメージしますが、人と争ったり法律を盾に戦うというよりも、トラブルを未然に防ぐ予防法務に興味があったため司法書士の道を選択しました。

予備校選びのポイント(なぜクレアールを選んだか)

専業主婦ということもあってあまり家計に負担をかけたくなかったので、最優先事項は価格の低さでした。ただし安かろう悪かろうでは意味がないので、テキストや動画のサンプルを試聴したりインターネットやSNSでクチコミを参考にしてしっかりと吟味した結果、「ここなら合格までの1年を任せられそうだ」と確信し、クレアールを選ぶことにしました。

クレアールで学習して良かった点

講師について

水先生はとにかく声が良く解説がスムーズに頭に飛び込んできます。何単元もの講義を何カ月もかけて視聴するからこそ、声のトーンの心地よさや話すスピードは大事なポイントのひとつだと思います。重要論点を特に時間をかけて解説してくださったので、メリハリのある講義が私にとても合っていたと思います。

古川先生は法律にありがちな難解な条文や用語をわかりやすい言い回しで説明して下さり、とても理解がしやすかったです。特に民事訴訟法はイメージがしにくい科目で独学時代かなり苦労しましたが、古川先生の講義を受講してからは模試などの得点率が見違えるほどアップしました。

質問制度について

学習が深まっていくにつれて、講義を聴いてもどうしても理解しきれない問題に何度か遭遇することになるのですが、そのような時は「質問受付フォーム」から何度でも気軽に質問することができます。私自身この制度にかなり助けられました。単にテキストや講義動画を提供して終わりというような一方的なものではなく、司法書士講座の運営の方全員で受講生を支えて下さっているような安心感がとても心地よかったです。

教材類について

私の推し教材は何といっても『択一六法』です。「直前期はほぼこれしか開いていないのでは」というほどの愛用書です。とてもコンパクトなのですが、各条文についての解説・図解・判例・過去問がとても詳細に書かれており、学習中盤以降にかなり活躍し始める存在です。

私はこの『択一六法』に補足したいことを付箋に書いてペタペタと貼っており、『基本テキスト』や『択一六法』を行ったり来たりする必要がないように情報の一元化を図って、私だけのオリジナルテキストのように活用していました。

試験当日は基本4法の『択一六法』を試験会場に持参し、開始時間ギリギリまで苦手な条文を引いて試験に臨みました。

答練・模試について

答練や模試は解答解説が配布されるため、解いた後に自己採点をすることができるのですが、ぜひ答案をクレアールに提出して採点をしてもらうことをお勧めします。

正直なところ、私もはじめは「答案をわざわざ提出するのは億劫だなあ」と思っていたのですが、試しに送ってみたところこれが想像以上に役立つことに気が付きました。採点してもらうと、受講生の間違いやすい箇所が「総評」で詳しく説明されていたり、「個人成績表」では自分の順位や科目ごとの得点率がデータ化され、自身の振り返りにとても有用でした。

記述式問題は自分の思い込みで誤った記載方法をしていることが稀にあったり、減点対象になる記載かどうかという微妙な判断が自分では難しいため、第三者の目で判断してもらうのが得策だと思います。

CROSS STUDYの進め方

CROSS STUDYは、受験する年の春頃から使用し始めたと記憶しています。その頃には択一式の過去問を一通り解き終え、自分の苦手な範囲がはっきりしていた時期だったので、問題を苦手分野に絞って利用しました。私はスマホを使って長時間文字を読むことにあまり慣れていないので、基本的には紙冊子の過去問題集で学習をし、それだけでは足りないと感じた分野のみCROSS STUDYを利用するという補助的な使い方が合っていました。通勤時間や家事のちょっとした合間にも気軽に問題演習に取り組むことができるので、とても便利なツールだと思います。

効果的な学習方法

初めに「学習計画表・配信予定表」が送られてくるのですが、このスケジュールに遅れないようにすることが何よりも大切です。この波に乗り遅れてしまうと、次々タスクが溜まっていき、最後には必ず崩壊してしまいます。勉強を進めていくと「今のやり方で本当に合っているのか」が分からなくなり、漠然とした不安に駆られる瞬間がやってくるかもしれません。実際私も令和6年度の受験時は自己流で学習を進めていましたが、11科目をバランス良く進めていくことができず案の定大失敗に終わりました。書店に行くと司法書士試験関連の書籍が並んでいるため、あれもこれもと色々なテキストなどに手を出してしまいがちになりますが、そこはぐっと堪えてクレアールの学習スケジュールを信じてみてください。

私が実践した学習の進め方は以下の通りです。

①区切りの良いところまで講義を視聴する

②過去問題集を使って講義を視聴した範囲までの問題を解く

③各登記法は択一式の過去問演習と並行して『合格書式マニュアル』『合格書式マニュアル対応問題集』を使い、記述式の演習をする

直前期の答練や模試が始まるまでは、①~③をひたすら繰り返します。

過去問題集については、解けなかった肢にチェックを付けておき、1週間後くらいに再度その箇所に戻って解き直します。また、必要に応じて過去問題集の解説ページに記載されている条文を『択一六法』で引き直して条文全文を読み直すと記憶の定着が良かったように思います。

模試については、必ず時間を計って取り組むことをお勧めします。午前の部は択一式問題のみなので比較的時間が余りがちなのですが、午後の部は記述式問題が待ち構えているため圧倒的に時間不足に陥ります。特に試験本番は慎重になり過ぎるため、「いつも模試では時間内に解けたのに何故か全く時間が足りなかった」という事態に陥ることもあります。なので、模試の段階で少し多めに時間を残す位の時間配分で取り組むとより安心かなと思います。ちなみに午後の部に取り組む際は、択一式と記述式でそれぞれ何分ほど時間がかかったかを分けて計るようにし、記述式は不動産登記・商業登記を最低でも各60分は確保できるように択一式を解くスピードを調整していました。

苦手分野の克服について

不動産登記法や商業登記法は少々とっつきにくいため苦手とする方が多いかと思います。かくいう私も、分からないことが出てくるとすぐにそこで詰まってしまい、気づけば何時間もその部分で固まってしまうことが度々あり、貴重な時間を無駄にしていました。

ですが、まずはいったん最後まで講義を聴いてみましょう。もちろん不明点をその都度クリアにしていくことも大事ですが、登記法はある意味流れのようなものを掴むことも必要で、最終単元まで受講し終わった後にまた戻ってみると案外すっきりと頭に入ってくることが多いです。

講義を聴き終わった後は、過去問を解くことと同時進行で『合格書式マニュアル』を使ってひな形を真似てみましょう。登記法の勉強は、過去問演習とひな形暗記はセットで進めていく方が効率が良いと思います。記述式に関しては、最初はもちろんテキストを見ながら書き写すような作業になるかと思いますが、とにかく「ひたすら手を動かして書いてみる。ひな形通りに書く。」という作業を2、3周ほどする頃には、苦手意識はかなり薄まっているはずです。

モチベーションの維持

受験勉強の期間中、私は専業主婦だったので日中のほとんどの時間を自由に使うことができていました。兼業の方よりも勉強時間が多く確保できるのはもちろんメリットではあったのですが、気づけばメリハリがなくだらだらと机に向かう日が続いてしまうため、モチベーションの維持が最大の問題点でした。

そこで、「最近何だかやる気が起きないなあ」と感じた時は、思い切って丸一日を趣味に全振りすることにしました。私にとってはこれが非常に効果的で、一日楽しんだ後は頭の中にあったモヤモヤが綺麗に無くなるのと、勉強を休んでしまったという少しの焦りがいい刺激になって、休む前よりさらに意欲が増すようになりました。

それから、クレアールの合格体験記をたまに引っ張り出してきて読んでいたのですが、先輩方のエールはとても励みになったし、「私も来年は必ずここに合格体験記を掲載してもらう!」という目標を高々と掲げてモチベーションの維持に一役買ってもらっていました。

今後の展望

司法書士の業務は幅広く、スタート地点に立ったばかりの私にはどういった分野が合っているのかまだはっきりとしないのですが、この業界はまだまだ女性が少ないと聞いているので、女性ならではの気配りや寄り添いができるような身近な街の法律家を目指していきたいです。

今後新人研修や認定考査のための特別研修などを控えていますが、それらを通して将来の展望について深く考えていきたいと思っています。

来年度合格を目指す方へ

私は昔から周囲と比べて勉強ができた方ではなく、特別何か秀でたものがあったわけでもなかったのですが、とにかく負けず嫌いで、周りとの差を縮めるための努力だけは怠らないよう努力してきました。「努力に勝る天才なし」という言葉が好きで、司法書士試験に臨むにあたっても常にこの言葉を心に留めて頑張りました。

受験時代は我慢することも多く心が折れそうになることもあるかもしれませんが、司法書士試験は最後まであきらめずに努力を継続できる人であれば必ず合格を手にすることができる試験だと思います。

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