3月20日(木・祝)終日休業のお知らせ

「『そうだ解けないはずがない、答練や模試でも点が取れるようになったじゃないか!』と自分を奮い立たせ、満を持して司法書士試験合格」山﨑 聡子さん

山﨑 聡子さん

目次

なぜ司法書士資格を目指したか

昔から不動産に興味があり、平成17年に宅地建物取引士の資格を取得することができたので、さらに難関である司法書士の資格を取りたいと目指したのがきっかけでした。

なぜクレアールを選んだか

知り合いの司法書士の先生から、当時その先生の事務所の上にクレアールがあり、何かの話で「ここの事務所の上にある学校が良いらしいよ」と聞いていたことを思い出し、調べたら短期合格、他校と比べ費用も圧倒的に安価であるなどすぐに申込みできるような内容だったため選びました。

本気になるまでの遠い道のり

最初はクレアールではなく、宅建の時にお世話になった学校へ講座の受講を申し込みました。
司法書士試験は難関で、仕事と両立しながら最短で合格することは厳しいと聞いていたため、仕事も辞め試験に挑みましたが、一度で合格することはできませんでした。

そこで、費やした学習時間を無にするのがもったいなかったのと、民法など宅建と重なる科目もあり、司法書士試験の後に受験することができる行政書士の資格を試しに受けてみようと思いました。
今までの学習方法が間違っていないか確認することもできるし、自信が持てるかもしれないとその時は前向きな気持ちで受けました。幸運なことに一度で合格することができ、自信が持てたのですが、その後も司法書士試験には合格することができませんでした。
行政書士試験に合格できたことはとても嬉しかったのですが、そのことがかえって裏目に出たのか、「行政書士試験に受かっても司法書士試験に受かることができないなんて、司法書士試験は雲の上の資格なのではないか」と絶望的になり、「私には無理だったのだ、もう諦めるしかない」と断念し就職しました。
就職して最初の2年間ぐらいは、社会に復帰し、仕事があり、お給料がもらえてありがたいと感謝し、苦しい時間から解放されたこともあり、「これで良かったのだ」と思えて充実した日々を過ごしていました。

ところがしばらく経つと、仕事の中で印鑑証明書などを取り扱うことがあったため、司法書士にまつわるワードが出てくるたびに沸々と「本当に諦めてしまって良かったのか」という考えが湧くようになってきました。

そこで、今度は「仕事をしながら目指してみよう。それならば社会と離れることもなく心理的にも余裕ができ、学習効果も期待できるのではないか」と思い、決意を新たにクレアールに申し込み、再チャレンジすることにしました。それから数年間、クレアールに講座の申込みだけを続けることになります。決意とはほど遠く、教材が届いても、学習だけに専念していた時の熱量、持続力はなく、ほとんど手つかずで時間だけが過ぎていきました。
クレアールの良さに気づくこともなく、本当に数年分の大量の教材を無駄にしてしまいました。処分することもできず、いまだに手元にあります。

その後、行政書士の資格を活かそうと行政書士事務所を開業しました。
相続手続のサポート依頼を受けるとほぼ登記手続があり、自分ではできないため司法書士の先生に依頼することになります。
また不動産屋さんとの付き合いも増え、「司法書士の資格を取ってもらえると助かる」と言われることもあり、司法書士の資格があれば、仕事の幅が広がると具体的にイメージすることができたため、「今度こそ、絶対に諦めず、再々チャレンジしよう」と心に決めました。

クレアールで学習して良かった点

クレアールの教材は何一つ無駄がなく、択一六法にいたっては判例・先例はもちろん、重要と思われる過去問も添えられ、知識整理に役立つ表など、本当によくできた教材だと思います。
講義は時間を選ばず、繰り返し聴けることがよかったですし、内容も多すぎず、少なすぎずちょうどよい分量でした。
また理解できなかったところはメールで質問ができましたし、学習していく上で困ることは一切なかったです。

講師陣も最高でした。商業登記の記述式が苦手だったのですが、浅沼講師の講義は目からうろこでした。
解き方もさることながら、モチベーションを上げるような名言もあり、何度も聴きたいと思えるほどの講義でした。浅沼講師との出会いに感謝です。
もちろん清水講師、古川講師にも助けられました。直前になると講師陣からの応援メッセージが届くのですが、とても癒され、目につくところに置き気合いを入れました。

CROSS STUDYの進め方

CROSS STUDYには助けられました。
CROSS STUDYをフル活用したことにより、記憶の定着を図ることができ、苦手科目をなくすことができたと思います。

苦手だった会社法及び商業登記法は、ほぼ毎日のように全問解き利用していました。その甲斐あってか、それまでは1日かかっても一冊(紙の過去問題集)やりきるなんてことはできなかったのに、どちらも3時間弱ぐらいで終わらせることができるようになっていたのには驚きました。

また、12月の初旬に足を骨折してしまい、ギプス状態だったのですが、病院の長い待ち時間、リハビリの機械をあてる時間などは、マイナー科目と言われている民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、刑法、憲法を解くのに利用していました。

はじめはカテゴリーごと順番通りに解いていたのですが、正答率が上がったらランダムに出題を選択し、解いてました。
起床時、就寝前はほぼCROSS STUDYを利用していました。

解説はもちろん、択一六法の表なども問題によっては解説に掲載があり、確認することができるのでとても便利でした。
いつどこでもスマートフォンひとつあれば全科目の過去問を確認できるなんて、画期的でしたし、私にとってはなくてはならないツールでした。

学習全般

学習を再開してから1年目

本気になった最初の1年目、勉強内容をほとんど忘れていたため、まずは講義を聴き、過去問を解き、条文を択一六法で確認するという気の遠くなるような地道な作業の繰り返しを行いました。過去問を解き、条文を確認する、この繰り返しを全ての科目でやらなくてはなりません。本当にしんどかったです。
主要4科目だけでも大量なのに、マイナー科目もあります。マイナー科目の中でも、特に民事訴訟法、民事執行法、民事保全法に関しては、主要4科目と同じぐらい重要だと感じました。

中々はかどらず、絶えず「今更厳しいのではないか」と年齢のせいにしたり、でも「諦めることはできない、後戻りは絶対にできない」と気持ちをコントロールするのが大変でした。
答練が始まっても、全科目を学習できていないため、解いても意味がないとマイナスに考え期限までに提出することもできませんでした。本試験も受けましたが、基準点に達することもなく不合格でした。

クレアールに結果報告と次の対策を立てるための相談をした際に「答練を期日までに提出しましたか?合格者は期限内に提出しています」と言われたことが心に残りました。
また、過去問は重要ではあるが、過去問だけでは合格できないと思えた年でした。

学習を再開してから2年目

2年目はすべての答練を期限内に必ず提出することを目標にしました。

択一式対策としては、今までどおり、ただひたすら過去問→択一六法で条文確認の繰り返しです。
受講していた中上級パーフェクトBコースには主要4科目の過去問の解説講義があったため、知識が曖昧なところは講義を聴きました。過去問の解説講義は理解を深める上でとても役立ちました。

択一式に関しては地道に学習していた甲斐もあり、なんとか基礎だけは全科目網羅することができました。そして答練を期限内に提出することもできました。本試験では、初めて択一式の基準点を突破しました(午前93点、午後93点)。記述式が及ばず、結果不合格でしたが、それでもやっと自信が持てました。

学習を再開してから3年目

3年目、択一式については自信が持てたので、択一式対策は今までどおり、過去問→択一六法での条文確認をしました。あわせて1000問ノック(現:CROSS STUDY)も活用しました。

記述式対策としは、合格書式マニュアル、書式解法マスター答練、記述式ハイパートレーニングを解き、書きまくりました。あまりにも手を酷使したせいか、ある朝目が覚めると手にしびれがでるようになり、神経内科で診てもらったところ、手根管症候群という症状でした。「手をなるべく使わないように」と指示があり、「字を書いても大丈夫ですか」と聞いたら、「とんでもない」と言われてしまいました。「これまで頑張ってきた記述式の訓練ができないではないか」とショックでした。
それから2週間ぐらいは安静にし、薬を飲んでいたらしびれもなくなってきました。どうしたらいいか考えたあげく、文字を省略し、力を入れず書くしかないと、例えば「佐藤→さとう」と登場人物名を漢字からひらがなにしたり、不動産登記の記述式では「権利者→け」「義務者→ぎ」と省略したりなど、なんとか記述式の訓練を続けることができました。

並行して実力完成総合答練も第1回から第8回まで(注:現在は全6回)全て7回ほど回しました。
もちろん答練もすべて期限内に提出しました。

この年はやりきったと思えたのですが、合格までは届きませんでした。
でもなぜか必ず合格にたどり着けるという大きな自信は消えませんでした。

学習を再開してから4年目

そして4年目、CROSS STUDYがリリースされ、学習だけの日々が始まりました。
何時から何時までと時間を決めていたわけではないのですが、知識が抜けないよう、全科目を2日に分けて目を通せるよう心掛けました。
朝3時か4時に学習をスタートさせるとお昼の12時には8,9時間の学習をしたことになるので、心に余裕ができるのか、午後の学習も捗りました。

たまに何もしたくない日もあるのですが、罪悪感もさることながら、一日でもさぼると知識が抜け落ちてしまうのではないかという恐怖があり、そのような日は丸一日さぼるのではなく、学習時間を半分で済ませるようにしていました。

直前期になるとCROSS STUDY→実力完成総合答練(間違えたり、弱いところは必ず択一六法で確認し、余裕があればその分野の過去問を解く)→書式解法マスター答練(令和4年度から6年度分までの分を解く)をただひたすら繰り返しました。

クレアールに対する信頼がとても強かったので、研究に研究を重ね作成された答練が全てのように思え、実力完成総合答練がはじまると、全科目網羅できることもあり、実力完成総合答練(令和4年度から6年度までの分)を第1回~第8回まで(注:現在は第6回まで)と実力診断模擬試験と過去の全国公開模擬試験を全て10回ぐらい回しました。
そして、具体的にイメージができなかったり、わからないことはいったん放置しておき、「どうしてもわからない」となったら質問メールをしました。丁寧でわかりやすい回答が送られてくるので非常に助かりました(何度か繰り返しているうちに気が付いたりするので、それでもわからないときのみ質問させていただきました。)

そのようにひたすら学習していたら、実力完成総合答練の成績も良くなり、苦手だった記述式も解けるようになり、苦手科目がなくなっていました。

合格となる本試験当日

本試験当日は当然緊張しました。「これだけやったのにダメだったら…」とやはり考えてしまいます。
でも、「やりきらなくては!」と挑みました。

午後の記述式にどうしても2時間は残したい、と思いつつも1時間50分を経過してしまいました。
そして不動産登記の記述式を見た時、一瞬「だめだ、複雑すぎる(実際くらくらしました)、今年もだめか…」と諦めかけたのですが、「試験終了と言われるまで書き続けろ」「周りは勝手に諦めて勝手に脱落していく」という浅沼講師の激励の言葉を思い出しながら最後まで答案の作成を続けて掴んだ、という合格体験記の文章を思い出し、同時に過去のクレアール出身の合格者の皆さんが共通して「クレアールを信じて勉強を続ければ必ず合格できる」と言っていたことも思い出し、「なにがなんでも解く、解くしかない!書けるだけ書ききろう!やるんだ、落ち着いて読めばわかるはず、そうだ解けないはずがない、答練や模試でも点が取れるようになったじゃないか!」と、気持ちを奮い立たせ、とにかく集中しようと、問題文をじっくり読み大事なところに線を引いたりなどいつも通りに進めていったら、段々流れが見えてきてなんとか書ききることができました。

答練での成績が自信となってやりきれた結果だと思います。

最後に

最後になりますが、クレアールを信じてやってきて本当によかったと思います。
いつも丁寧に親切に対応してくださった司法書士講座のスタッフの皆様、先生方のおかげです。
ありがとうございました。

講座パンフレットや特別セミナーDVDなどを無料でお届けします。
講座についてのご相談を受け付けております。お気軽にお問合せください。
講座のお申し込み案内ページです。講座をお申し込みの方もこちらからどうぞ。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次