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「常に『絶対に合格してやる』という意志を持ち続け、働きながら司法書士試験合格」M.Kさん

М.Kさん

目次

なぜ司法書士資格を目指したか

私は司法書士の勉強を始めた当初から現在まで会社勤めをしており、仕事の関係上司法書士の先生と関わる機会もあったため、以前より司法書士という資格に興味がありました。

50歳を目の前に控え、このまま日々の業務をなんとなくこなすのではなく、一念発起しようと思い、司法書士試験に挑戦することとしました。また、司法書士は、将来独立開業ができることにも魅力を感じていました。

予備校選びのポイント(なぜクレアールを選んだか)

司法書士の資格に挑戦するとしても、現在就いている仕事を辞めるつもりはなく、仕事をしながらの兼業受験生となります。そのためには、とにかく効率的な勉強方法が必要になります。その点、クレアールはテキストがコンパクトにまとめられており、他の予備校のような分厚いテキストを何冊もこなさなくてよい点において、自分の求める勉強方法が実現できると思いました。また、テキストや答練のすべてがPDF化され、パソコンやスマートフォンなどで閲覧できる点も非常に使いやすかったです。

費用もリーズナブルでありながら、実績としてクレアールで合格している人も多くいるため、特に不安はありませんでした。可能な限りコストパフォーマンスの良い司法書士試験予備校を検討した結果、クレアールを選びました。

結果的に合格するまで4年かかり、4回目の受験で合格できましたが、最初から最後までクレアールにお世話になりました。兼業受験生としては受験回数4回での合格は悪くないと思います。

クレアールで学習して良かった点

クレアールで学習して良かった点は主に3つあります。

第一に、すべての講義をオンラインで自分の好きな時間に視聴ができることです。仕事をしながらの兼業受験生にとって、ちょっとした空き時間でもスマートフォンで講義の動画が視聴できることは非常に良かったです。また、講師の話し方も2倍速にしてもちょうどよいくらいのスピードで時間短縮には有効でした。

第二に、難関資格である司法書士試験に合格するためには、満点を取る必要はなく、必要な部分だけを効率的に学習する「非常識合格法」が自分の学習スタイルに合っていることでした。

そして第三に、他の予備校に比べて費用がリーズナブルだったことです。

CROSS STUDYの進め方

CROSS STUDYはちょっとした空き時間を有効に活用できる画期的な学習ツールだと思います。私の場合は、日々の通勤時間のほとんどの時間をCROSS STUDYを使用しての勉強に費やしました。

まずは科目ごとに一通り全問を解いた後、最初に戻り前回間違えた問題を解き、そして、全問正解になれば、次の科目に進みます。

すべての科目の全問に目を通した後、最初の科目に戻り、一度間違えた問題を解いていきます。 問題数がかなり多いので、通勤時間だけでなく、トイレに入っている時など、空き時間はできるだけ利用するようにしました。一日50問とノルマを決め、ノルマに達することができなければ、夜寝る前に残りを解くよう努めました。次第に過去問の正答率も上がっていきました。

効果的であった択一式対策

司法書士試験の本試験では、過去に出題された知識から多く出題されています。したがって、効果的な択一式対策は必然的に過去問題集ということになります。

クレアールから配布される過去問題集をとにかく何回も繰り返すことが合格の近道と信じて取り組みました。この方法は非常に効果的だったと思います。

進め方としては、完全に理解して自信を持って判断できる肢は徐々に飛ばしていき、何度も間違える肢や、まだ理解できてない肢をチェックしながら進めると良いと思います。 そして、過去問においても理解ができない問題には、「択一六法」の該当箇所をテキスト代わりに何度も読み返しました。そうしているうちに、合格時点においては過去問全体の9割程度の正誤判定ができるレベルまでになったと思います。

効果的であった記述式対策

何と言っても「記述式ハイパートレーニング」です。記述式対策は「記述式ハイパートレーニング」を何度も回しました。「記述式ハイパートレーニング」は記述式過去問を論点ごとに分解して、小問の形で取り組むことができるので、論点の確認や出題形式を知ることができ、同時に過去問を解いていることになるよう構成されています。

私は、この「記述式ハイパートレーニング」を7回から8回ほど回し、ほとんど問題を読んだだけで、解答が頭に浮かび、すらすら書けるくらいにしました。

そして、クレアールの答練、模試の記述式問題は非常に良問が多く、これらの問題を研究することで、本試験の記述式問題も克服できたと思います。

苦手分野の克服について

本試験では午前・午後の択一式と記述式のそれぞれに基準点が設定されます。基準点を超えなければならない以上、知識に穴がないようにしなければなりません。そのためには苦手分野は極力無くす必要があります。

この点、何度も過去問を繰り返していると自然と自分の苦手分野は把握できるでしょう。そして、択一式対策では上述の「択一六法」の苦手部分の読み込み、記述式対策では「合格書式マニュアル」の読み込みとひな形の暗記を行い、知識に穴ができないように注意しました。

制限時間内に解くためのコツ

午前の部は時間が足りなくなるということはまずないと思いますが、午後の部は時間との闘いになるでしょう。 私の場合、午後の部はオーソドックスに、択一式、不動産登記記述式、商業登記記述式の順に解きました。当初から答練や模試でそのようにしていたため、特に順番を変えようとは思いませんでした。

そして、択一式は1時間以内(できれば50分)で、不動産登記記述式は1時間、商業登記記述式で1時間とそれぞれおおよその目安の時間を決め、取り組みました。

択一式については1時間を大幅に超えそうな場合はあまり想定せず、1時間以内で解答できるよう、普段から多くの過去問に取り組み、模試や答練を活用しました。択一式を全肢検討せず、見たことのない難問に当たっても、そこで時間をかけて悩むようなことをしなければ(演習量を十分積んでいれば)、午後択一式については1時間以内で終わらせることは十分可能だと思います。

問題の解き方

午前択一式は全肢を検討することができますが、午後択一式を1時間以内で終わらせためには全肢検討することはできません。したがって、解き方を考える必要があります。

私の場合は、組み合わせを最大限活用します。具体的には5つの肢のうち、まずは一番文字数が少ない(文章が短い)肢を検討します。その肢の正誤が絶対的な自信を持って判断できる場合は、組み合わせにより2つに絞れます。そしてその2つの正誤を検討します。最初に検討した肢の正誤が少しでもはっきりしない場合は、次に文章の短い肢を検討します。こうすることで、3つの肢の検討で済む場合もあれば、運が良ければ2つの肢を検討することで正解を導き出すことができるので、時間の短縮を図ることができます。

不動産登記記述式については、問題文や別紙等の全体を読む順番を自分なりに決めて解く必要があります。私の場合は、冒頭の問題文をざっと読んでから、補足事項へ行き、次にどのような添付書類の選択項目があるかを確認し、さらにどのような別紙があるかをざっと見てから、再び問題文をじっくり読むようなイメージで取り組みました。最初に補足事項や添付書類一覧、別紙を見ることで、ある程度、どのような申請をさせたいかを先読みすることができます。

商業登記記述式についても、同じように、最初に登記事項を確認し、どのような会社か(大会社か否か)、取締役会や監査役会を設置している会社かなどを確認し、これらが、変更となる可能性(大会社が大会社以外になる。取締役会を廃止するなど)があることをイメージします。そして別紙をじっくりと確認しながら、登記事項を洗い出していきます。

答練や模試で本番を見据えてどのように対策したか(答練・模試の効果的な活用方法)

答練や模試はできるだけ本番と同じような環境で行います。私は図書館で答練・模試を行いました。当然ですが、きっちり時間を計って行います。

そして、解答終了後すぐに自己採点をしますが、解答解説をじっくり読むと時間がかかりすぎるので、間違えた問題だけを重点的に確認しました。模試の復習にはできるだけ時間をかけず、その分、過去問の繰り返し演習に時間をかけるような勉強方法を心掛けました。

仕事との両立

仕事をしながらの受験でしたが、けっして激務というわけでもなく、残業も少なかったのは幸いでした。ただ、もっと勉強時間が欲しいという焦りはありました。

私の場合は、朝5時半から6時に起床し、朝食もそこそこに、すぐ家を出て職場近くのカフェで勉強するのが日課でした。そして、17時~18時には退社し、夕食と入浴を終えて20時ころから勉強を開始し、23時に寝るような毎日でした。

平日は1日5時間程度、休みの日は10時間程度を勉強時間に充てました。これが日々のルーティーンになり、睡眠時間も十分取っていたので、特に苦も無く続けることができました。

合格することができた一番の秘訣

合格できた一番の秘訣は何かといわれれば、やはり「何がなんでも合格してやる」という並々ならぬ気迫があったからだと思います。

結果的に4年間勉強し、4回目の受験で合格できたわけですが、合格が確実と思える実力が備わっていたとは思えず、運が良かったことは否めません。ただこの4年間、「絶対に合格してやる」という意志が減退することはありませんでした。とにかく毎日毎日クレアールが提供する過去問題集をメインに答練、模試でも問題を解きまくりました。

合格した今年は、試験直前の自分の感覚では合格率50%くらいの実力だったと思います。それでも少しでも合格可能性を上げようと試験直前まで過去問を見ていました。

そして、「試験終了まで絶対に諦めない」という気持ちで臨みました。体調も良く、気力や集中力もマックスの状態で試験に臨むことができました。試験中もゾーンに入ったのか、気が付いたら試験が終了していて、その後は放心状態でした。

令和7年度以降に合格を目指すクレアール司法書士講座受講生へのメッセージ

クレアールの教材(テキスト、択一六法、問題集やCROSS STUDY)をフル活用すれば、合格する実力がつくことは間違いありません。どれだけ効率的に勉強するかという問題はありますが、テキストをベースにまずは過去問の正答率を上げることに時間を割いてください。

過去問の正誤判定の精度を極力上げ、記述式はクレアールの問題集や模試、答練を繰り返し解き、論点を把握することで次第に合格する実力はついてくると思います。

そして、「絶対に合格する、最後まで諦めない」という意志が一番大事だということを最後のメッセージとして伝えさせていただきます。

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