「司法書士試験に合格するためには、曖昧な知識は本試験では使えないということ、択一式の精度を高めることが重要である」野澤 大樹さん

野澤 大樹さん

目次

1.司法書士を目指したきっかけ

司法書士を目指したきっかけとして、「司法書士の資格を取得し、独立をし、経営をしてみたい」と考えたことにあります。また司法書士試験は、受験資格がないためすぐにチャレンジできることにも魅力を感じました。初めはそのようなぼんやりとした動機に過ぎなかったのですが、勉強を進めていくうちに司法書士の業務範囲の広さを知り、本格的に資格を取得したいと強く感じるようになりました。

2.予備校選びのポイント

クレアールを選んだ理由としては、まず他の予備校とは比較にならないくらいの費用の安さです。また教材内容も充実しており、特に択一六法は読みやすそうだと考え、クレアールを選びました。

3.クレアールで学習してよかった点

クレアールで学習してよかった点は、1単元の講義の時間が30分から60分程度と短いため集中力が途切れることなく学習できることです。またターゲット論点攻略講座の各科目のインプット講義では、講義の終了時に参考過去問を提示していただけるため、すぐに実際の過去問に触れることができ、講義の内容がすんなりと頭に入り、インプットとアウトプットの両立を図ることができる点が非常に良かったと思います。

4.クレアールのカリキュラムで有益または活用しやすかった点

私は1000問ノックWebテストを非常に活用しました。働きながらの受験であったため隙間時間の学習は必須でした。その際に1000問ノックWebテストは役に立ちました。また、1000問ノックWebテストの中で過去問題集に載っていない平成初期の問題にも触れることができたのでよかったです。

5.答練学習の効果的な活用方法

答練学習においては、必ず時間を計り、常に本試験を意識して取り組むことが大事だと思います。ただし、学習の基本は過去問題集とテキストだと考えていたので、答練の復習は最低限にしていました。

私が行っていた具体的な復習方法は、まず解き終えたらすぐに解説を読み、わからなかった問題のみ携帯で写真を撮り、携帯の暗記アプリに落とし込んでいきます。その後は毎日の隙間時間に暗記アプリを開き、その問題の正誤判断と解説までスラスラと言えるようにします。それ以外の答練の復習はしておりませんでした。

過去問題集とテキストを完璧にすれば+αの努力で試験は合格することができるので、答練はあくまで+αの部分であるということを意識して深入りしないということが大事だと思います。

6.過去問題集の学習の進め方

司法書士試験の学習において「テキストが重要なのか、過去問が重要なのか」について、意見が分かれることが度々あると思います、私はテキストも当然重要だと思いますが、圧倒的に過去問が重要だと思いました。理由は、本試験においてどのように知識が問われるのかがわかるからです。

そのため、クレアールの過去問題集は徹底的にやりこみました。まず、試験の1か月前までは1肢ずつ検討し、解説まで覚え、その問題と択一六法を頭の中でリンクさせることができるように、問題の横に択一六法のページを記入していきました。その後もその問題を解くたびに択一六法を開くようにしていました。学習が一通り終わってから過去問題集に取り組むのではなく、学習初期の段階からどんどん問題に取り組んでいくのがよいと思います。

7.学習を進めていく上でのポイント 心構え

学習を進めていく上でのポイントとしては、クレアールの学習計画表に従い、進めていけば大丈夫です。講義の視聴期間の目安、答練等の提出期限をしっかり守ることも大事だと思います。心構えとしては、私は勉強を開始する際には必ず時間を計り、その時間内は淡々と集中して勉強することを意識していました。また、勉強時間を確保することが難しい日は、少しでもいいので条文に触れ、NO勉強DAYは作らないということを心掛けていました。

8.効果的な学習方法

私は、試験科目を2つのグループに分けて学習していました。

  • 不動産登記記述式 民法 不動産登記法(択一式) 民事訴訟法等 供託法・司法書士法
  • 商業登記記述式 商法・会社法 商業登記法(択一式) 憲法 刑法

この2つのグループに分けて交互に学習していました。

記述式を1時間半 主要科目を1時間半 マイナー科目は20分程度の学習時間でした。

記述式の学習は、記述式ハイパートレーニングを解き、その後、必ずひな形の確認をしていました。 なお、マイナー科目の中では特に民事訴訟法等に力を入れて学習していました。

本試験では、マイナー科目を1問も落とせないと感じていたため、極力毎日マイナー科目の問題にも触れていました。

9.午後の部の効果的な時間の使い方

私は、午後の部は択一式に1時間、記述式も各1時間の時間配分にしていました。また解く順番は択一式→不動産登記記述式→商業登記記述式でした。午後の部は時間に余裕がありませんが、択一式を解く際には全肢検討していました。令和5年の本試験の択一式は引っかけ問題が多かったので、全肢検討した方が良いと思いました。 記述式の解き方は、不動産登記はとにかく枠ズレをしないということが肝心です。そのため、答案構成用紙に事実関係の図と時系列を記載し、枠ズレだけはしないように注意して解きました。

商業登記は、答案構成用紙には役員だけを記載し、その他の論点は直接問題用紙に記入していました。 午後の部は時間との戦いになると思うので、答練等で練習し、自分に合う時間配分と解き方を身に付けておくことが大事だと思います。

10.来年度の合格を目指す方へのアドバイス

私は、前年度(令和4年)の本試験で総合点落ちを経験しました。その際に感じたことは、曖昧な知識は本試験では使えないということ、択一式の精度を高めることが重要だということです。そのため、絶対に手は広げずに今あるテキスト等を完璧にすることが大事だと思います。クレアールのテキスト等をやりこめば、本試験の択一式で満点を取ることも決して夢ではありません。来年度の合格を目指される方には、とにかく手は広げずに淡々とクレアールの教材をやりこんでほしいと思います。また、司法書士試験では直前期の過ごし方が合否の分かれ目だと思います。直前期は答練等の提出に加え、通常の勉強もしなければならないので、体力的にも精神的にも疲弊する日々が続きます。そのため、気持ちが逃げがちになったり不安になったりすることもあるかと思います。ただし、そのような日々もたった数か月ですので、根性論で申し訳ないのですが、「絶対に合格する、絶対に大丈夫だ」と自分を信じて過ごしてほしいと思います。私はどうしても不安になりすぎる場合には何も考えずにとりあえず机に座り、淡々と勉強を開始することで不安を解消しました。不安を解消するには効果的ですので、もし良かったら試してみてください。

11.最後に

司法書士試験に合格するまでには、様々なものを犠牲にしなければなりません。しかし、合格した際には、それ以上のものを手にすることができました。

最後に、合格まで導いて下さったクレアールの講師の皆様、事務局のスタッフの皆様、応援してくれた友人や家族に感謝の気持ちを述べさせていただき、筆を置かせていただきます。

本当にありがとうございました。

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