「『クレアールの教材』との出会いにより、受験対策が劇的に進化し、令和5年度司法書士試験合格につながった!」徳山 圭司さん

徳山 圭司さん

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司法書士試験を受験することになったきっかけ

私は現在54才で土地家屋調査士業を経営して25年目となります。24才の時に土地家屋調査士試験合格後、その勢いで司法書士試験を目指して予備校に通いました。そして通って1年半ほど経った頃、この試験が土地家屋調査士試験の民法の一部や不動産登記法の一部以外は重複する科目がないこと、そして、何より暗記事項のあまりの膨大さに気づかされました。なんとか全科目を1周しても、最初に習ったことをほとんど忘れてしまっている自分が嫌になり、30才になる頃の宅建士試験合格を機に一度も受験会場に行くこともなく、司法書士試験を撤退することにしました。その後、土地家屋調査士業もそれなりに軌道に乗れたことから、もう司法書士試験のことは、心の片隅に残しつつも忘れるようにしていました。

司法書士試験の学習を再開

土地家屋調査士業を自分で開業してから15年たった45才の頃、事務所の社員だった方が退職して、3年ほど専業で必死に勉強して司法書士試験に合格したことを知りました。心から喜んだ気持ちがありながらも、何となく自分も土地家屋調査士業を経営しながらでも合格できるのではないかと思いました。また、土地家屋調査士試験を目指しているスタッフや、税理士を目指している長男に対するメッセージを込めたいな、とも思いました。これから書くことが、兼業で司法書士試験合格を目指される方にとって少しでもお役に立てることができれば良いと思います。

以上のようなぼんやりした気持ちからしばらくして、何となく本屋で立ち読みした司法書士試験の教材がとてもわかりやすかったことで、ようやく受験を再開する決心をしました。そして、やるからには、今度は「まずは受験会場に行くまでは頑張ろう」と決めました。勉強方法としては過去問を通じて、できるだけ暗記に頼らず各科目について理解を深めること、そして各科目間で関連して理解することを意識しました。また、過去問と市販の教材で何度も復習できるようにまとめノートを作成することにしました。過去問とまとめノートを併用した勉強を何度も繰り返すことで、受験勉強を再開して1年ほど経った平成29年度司法書士試験の1回目の受験で択一式の基準点に到達することができました。当初はこの調子で「同じことを繰り返せばいずれは合格できるはずだ」と考えていました。しかし、その後の試験の成績はあまり向上しませんでした。むしろ最初よりも成績が下がることもありました。今考えると、過去問を単に解くだけで解説まで読み込んだり、条文を確認することをしなかった、つまり同じことの繰り返しで表面上の記憶のみで受験していたのかな、と考えています。

民法大改正に伴い、独学の限界を感じていたときに目に留まった択一六法

そしてちょうどその頃、民法の大改正もあいまってモチベーションはどんどん低下していき、独学の限界を感じていました。何か勉強にアレンジできるものはないものかと考えていました。そんな折、たまたまネットでクレアールが発刊している「択一六法」という教材が目に留まりました。そこで早速クレアールに問い合わせしたところ、講座自体の費用も良心的な価格だったこともあり、そのまま択一六法の申し込みと合わせて通信講座を受講することとなりました。

クレアールの教材は薄くて基本事項を最近の問題傾向でまとめているものなので、自分にとって繰り返し復習することに役に立ちました。自分はもともと過去問とまとめノートのみの勉強だったので、忘れそうな部分の記憶が整理できたと思います。答練も役に立ちました。法改正のポイントを上手く出題していたことや、記述式の問題も実際に手で書く練習ができたことが挙げられます。択一式・記述式ともに奇をてらうような問題ではなく、重要な論点やひっかけも含めて、基本的な事項にとどめて受験生の記憶に残るような出題であったと思います。クレアールの教材と答練を通じて、最近の出題傾向をわざわざ自分で調べることなく、情報を手に入れることができ、さらにまとめノートの内容が充実できたことは、クレアールの講座を受講したことがとても大きいです。自分の場合は、択一式についてはまとめノートに過去問とクレアールの答練の知識をまとました。わからないところは、答練の解説から択一六法の条文を調べて忘れそうな所はすべてノートに書き込みました。

あとは、自分にとっての神本は「合格書式マニュアル」です。なんと言っても本自体が薄くコンパクトなので、自分のようなめんどくさがり屋でも繰り返せる気になったことです。この本は意外に余白が多く、答練の記述式で出題された組み合わせの論点などを、書きまくりました。また勉強に飽きないようにこれらと同じ論点の単語帳も自作しました。

 そしてこれらのノートや本をそれこそ50回以上繰り返し、特に試験直前期も繰り返すことで、受験勉強を再開した頃の「受験会場に行きたい」気持ちだけでなく、とにかく「受験会場で自分の全力を出し切りたい」と思うようになりました。しかし令和4年度の6回目の受験で記述式の基準点に届かず、不合格になってしまったとき、正直なところもうやりきった気持ちが強く、モチベーションもなくなったことからスパッと撤退しようと思いました。受験当日の晩に妻にそのことを打ち明けたところ、「別に落ちても生活には困らないし、あとは無理のない範囲で勉強すれば」とのさりげない返事があり、不思議と楽な気持ちになりました。

自分の弱点を分析した結果、記述式対策講座を申し込んだことが合格の要因になった

そこで再度自分の弱点を分析し、これまで択一式の勉強に力点を置いていたことは活かして、その水準を維持しつつ、記述式の強化をしようと考えました。そこでクレアールの事務局の方と相談して記述式対策の講義が含まれるコースを申し込むことにしました。結果としては、このコースを申し込んだことが合格の要因になりました。理由としては、記述式特有の論点にたくさん触れることができたこと、また実際に手でひな形を書いたこと、そして今回の本試験で出題された箇所があったこと、です。これらの論点も合格書式マニュアルに書き込み、受験直前に何度も目を通しました。

そして、受験7回目の令和5年にようやく合格することができました。去年の妻からのアドバイスもあり、本当に楽な気持ちで受験に臨めました。今年合格できたことは、現場での測量中に知りましたが、そのときは正直合格を信じることができず、妻に連絡して、自宅に置いていた受験票から確認してもらいました。そして折り返し妻からの連絡を受けて号泣している妻の声から、ようやく合格したことを実感できました。30年前に残していた宿題をようやく終わらせることができました。

今年合格した要因は、これらのまとめノートや単語帳を使うことで、仕事中の待ち時間や食事の時間、帰ってからの風呂やトイレなどのすべての時間を簡単に勉強に充てることができたことです。言い方を変えると、過去問とクレアールの教材を利用して、「何か1冊の本に書き込み、ただそれだけを繰り返せば良い」といったものを作ったのが良かったと思います。   誤解をおそれずに言えば、それらの武器を揃えることができれば実は司法書士試験は意外と戦える試験、合格できる試験だと思います。これから受験する皆様には、司法書士試験に対して極度におそれることなく、自分にとって正しい勉強方法を確立さえすれば「恐るるに足らないものだ」と安心していただければと思います。クレアールの講座はその勉強方法に伴奏できる存在であると確信しています。

最後に

司法書士試験はご存じのように、午前(択一式)、午後(択一式)、午後(記述式)にそれぞれ基準点が存在します。そのため、自分のように択一式にばかり力点を置くことなく、記述式もバランスよく勉強することを意識してください。そして毎日1時間でも良いので必ず勉強してください。願わくば自分にとっての妻や受験仲間や身内、クレアールのような相談できる予備校があれば、ストレスの解消やモチベーションが維持されるかと思います。 自分の場合は、ほとんど家庭の時間が作れない中、仕事や勉強が上手くいかない時でも、話を聞いてくれたり、気晴らしに一緒に旅行に行ってくれた妻には心から感謝しています。受験の1ヵ月前まで二人でよく旅行に行きました。自分にとってのストレス解消やモチベーションの維持は妻の存在がとても大きかったです。そして何よりも物忘れが多く、記憶力もなく、面倒くさがり屋の自分でも「クレアールの教材」との出会いにより、受験対策が劇的に進化し、司法書士試験を突破できたものと考えています。口述試験の対策でもWeb口述模試で対策を実施してくださり、また事務局の方々にも長年快くいろいろと親身になって相談に乗っていただきました。本当にこの場をお借りしてお礼させていただきます。ありがとうございました。

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