「安心保証プランを活用して、令和5年度司法書士試験合格に手が届きました。」橋本 沙織さん

橋本 沙織さん

目次

始めに

この度、クレアールの司法書士講座を受講して令和5年度の司法書士試験に無事合格することができました。今後、司法書士試験を受験する方の参考に少しでもなればと思い、体験談を書かせていただきます。

司法書士試験を目指したきっかけ

 まず、私が司法書士試験を目指したきっかけとしては、「社会復帰」への足掛かりになればよいと思ったことにあります。私事ですが、妊娠してから子どもが少し成長するまでの間に、仕事のブランクが長くなってしまった状況があり、そろそろ働き始めようかと思ってはいたのですが、無事仕事に就けるだろうかという不安がありました。何か資格を取ったら就職の際に有利に働くのではないかと考え、どういった資格にしようかと検討していたところ、少し前に法律関係の本を読んでみたことがあり、興味を感じたことからそういった資格にチャレンジしてみようと思いました。まだ具体的な働き方は考えていなかったのですが、将来的に開業も目指すことができるのもポイントでした。それまでに宅建士、行政書士と独学でチャレンジしてみたところなんとか取得できたので、今度は司法書士にもチャレンジしてみました。社会情勢的にも、AI化による仕事の変化などがニュースになっていますが、高齢化社会や空き家問題などでこれからも必要とされていく資格なのでは、と思っています。

クレアールを選んだ理由

 クレアールを選んだ大きなポイントは、「子育てとの兼ね合い」です。家を空ける時間があまり取れないこともあり、最初から通信講座に絞って選んでいきました。そして、スキマ時間に活用できそうな教材かどうか、記述式の対策が十分できるのか、ということもポイントでした。更に1000問ノックWebテストがあることや、書式ひな形マスター等の記述式対策講座なども需要に応えてくれるように思いました。あとは、「安心保証プラン」があったことも大きいです。これは、安心保証プランの受講料を支払えば、もし1年目が不合格となってしまった場合、2年目も継続して同じ講座を受けることができるというお得な仕組みです。私はこのプランを利用して無事2年目に合格しました。1年目ももちろん、「合格したい!」という気持ちで受講したのですが、思ったよりも勉強時間が確保できず、手をつけていない答案練習がどんどん積みあがっていき、記述式の練習がほとんど出来ない、という状況でした。正直、最初の申し込み時は、「最初から不合格となったときのことを考えるのはよくないのではないか?もっと自分を追い込んだ方がよいのでは?」と悩みました。でも、結果的には学習開始の時に安心保証プランを申し込んでおいて本当に良かったと思います。講座の流れやカリキュラムは1年目の受講でおおよそ把握していたので、そこに気を取られることなくスムーズに気持ちを切り替えて学ぶことができたと思います。

クレアールの教材について

 クレアールの教材についても、単元別講義や過去問題集、記述式対策の各種教材、答案練習や模試など必要にして十分だと思います。個人的に別途用意したのは市販の六法1冊のみで、こちらは単元別講義を視聴する際に手元に置いて適宜確認していました。単元別講義については、大体分野ごとに30分ほどの講義動画でまとめられています(分野によってはいくつかの単元にわたっていることもあります)。講義を見て理解が不十分だと思うものはチェックをつけていました。すぐにそこを復習するというよりは、一旦科目全体を確認して、後日家事をしているときにイヤホンをしてチェックした理解不十分な講義を聴いていました。1つの単元の講義を視聴しても理解できなかった部分が、全体を把握したら理解が進んでいるということも往々にしてありました。

 過去問題集については、最も学習の軸にして勉強していたと思います。なかなかまとまった勉強時間が確保できず、1~2分の短い時間で一番手に取りやすかったのが過去問題集だったということもありました。1問丸々解く時間がないときも多いので、1肢ごとに理解できたかチェックをしていました。テーブルの上に開きっぱなしにしておいて、ちょっとしたタイミングでも目につくようにしたり、家のいろんな場所に過去問題集を置いたりしていました(今考えると家族には少し迷惑をかけたかなと思いますが…)。子供に呼ばれたらさっきまで確認していたことを頭の中で反芻して知識の定着を図っていました。大体科目ごとに5周くらいしたかと思います。それまでに宅建士と行政書士を取得していたので、科目が重複する憲法や民法は比較的少なめの勉強時間でした。過去問をしっかり理解しておけば、基準点位の点数は取れる印象です。さらに点数を伸ばすためには条文の勉強が欠かせないと思います。

 1000問ノックWebテストというWebでできる一問一答形式のツールは、テキストは持っていないけれどスマホは持っている時(たとえば移動中やレジの待ち時間などの時)に活用していました。学習分野ごとに正答率が出るので苦手な分野を何度も繰り返したり、手薄になりがちな主要4科目以外の科目を解いたりしていました。問題にフラグを付けられるので、苦手な問題にチェックをつけることも可能です。

答練の活用方法

 答案練習については、2年目はほとんど第一次答案提出期限までには提出していたのですが、合格レベルの判定に達していたことは1度もありませんでした。答案練習や模試の結果で落ち込むことも大事な経験だとは思いますし、私自身その都度がっかりしていたのですが、一番チェックしていたのは、結果として返ってくる各科目の点数チャート図です。そこで引っ込んでいる(点数が取れていない)科目があれば、次の答案練習までに過去問をやり直すか、六法で条文を読み直すなどして備えていました。点数を取れない科目があっては合格することが難しい試験だと思うので、勉強の時間配分のバランスを整えるために活用していました。

 記述式問題については、最初は「何もわからない、何も書けない」状態からのスタートでした。こちらはとにかく愚直に、ひな形を確認してそのまま書いてみる、問題を解く、解説を確認する、という手順で学んでいきました。答案練習を通して記述式問題のいろいろなパターンの練習をして、細かい論点に気付くように訓練することができたと思っています。記述式問題においては、答案構成用紙の書き方が重要だと思うのですが、学習の軸は講義での先生の書き方を参考にし、細かい部分を自分のやりやすいように少し変えました。答案構成用紙の書き方自体をいろいろ考えすぎてしまうと、そちらを覚えるのに時間がかかってしまったり、間違いのもとになってしまったりするような気がしたので、学習の軸は最初から本試験までほとんど変えていません。解答に必要な情報をピックアップすること、解答用紙にミスなく転記していくことを意識して記述式問題は練習していきました。

苦手な科目の学習方法

まずとっつきにくかった科目会社法です。しかし勉強を続けていくうちに、少しずつ苦手意識が薄らいでいきました。なぜかというと、「大きな枠組み」と「細かな知識」という2つの面を意識するようになったからかもしれないと考えています。全体的な「大きな枠組み」を捉えていくと、「細かな知識」も覚えられるようになっていきました。

午後の部の時間配分について

 午後の部の時間配分について、予定としては択一式問題を1時間弱で終わらせ、記述式問題2問をそれぞれ1時間ずつ、残り時間で見直しをする、と考えていました。しかし本試験では予定通りにはいかず、択一式は予定した時間内で解き終わったものの、不動産登記の記述式は予定の1時間をオーバーしてしまい、その結果商業登記の記述式を最後まで解き続けることになり、見直しの時間は取れませんでした。問題を解く順番は、最初から解く方が落ち着くタイプなので、問題用紙に書いてある通りの順番で解いていました。

 クレアールは、通信講座ということで、なかなか他の受験生の方の情報などは入ってこなかったのですが、性格的に他の方と切磋琢磨するというよりは自分のペースで課題をこなしていく、という方があっていたのかな、と思っています。気分転換の方法も、勉強の気分転換に何か別のことをしようというよりは、勉強自体が子育ての気分転換になる、という感じでした。あまり周囲にはいないようなのですが、資格取得にチャレンジする、という方にはそういう方も多いのかもしれません。家で子育てをしていると、家事や諸々の雑務が次から次へとあって、常時寝不足で体力的にもなかなか厳しいなと思うことは正直ありました。ただ、社会とのつながりが希薄な状況で法律を学ぶことで、社会のルール、人の営みがそこにあるということを感じられたようにも思います。法律を学んでいるとこういう感覚はよくあるものなのかもしれませんが、もしかしたら共感してくださる方もいるかもしれないと思い、記してみました。

令和5年度司法書士試験に合格できた秘訣

 今回の司法書士試験に無事合格することができた秘訣としては、直前期の講義で先生がおっしゃっていた「合否は試験中にもどんどん入れ替わる」という言葉が印象的で、胸に刻んで試験を受けたことが大きかったと思います。模試や答案練習では一度も合格レベルに達しておらず、試験の難しさも承知していたので、特に直前期になると弱気になってしまいそうな時もありました。なかなか十分な勉強時間を確保できないのもストレスでした。この言葉を聞くまで私は、「合否は試験までにどこまで準備したかで決まり、試験中はまな板の鯉」という印象で捉えていました。でも、いかに試験中の時間を大事にすべきかを理解することで、本試験の最後の1秒まで気を抜かずに取り組み、その結果合格に手が届きました。

 試験勉強中は、自分の勉強がこれでよいのか?やり方が間違っているのでは?と不安に思うこともありましたが、クレアールの講座を受講した一人としては、クレアールのカリキュラムと教材は信頼しても大丈夫なものだと思っています。

 最後になりますが、今回合格することができたのは、クレアール司法書士講座受験対策室の方々のサポートがあってこそだと思っています。講義、教材、答案練習を通して合格までの道筋をサポートしていただき、本当にありがとうございました。

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