「クレアールのカリキュラムを忠実に受講し、過去問題集を何周も解くことで合格ラインを超える知識を確実に身につけて勝ち取った一発合格」N.Kさん

N.Kさん

目次

何故司法書士資格を目指したか

 私が司法書士試験を目指した理由は主に2点です。1点目は「自らの裁量・名前で仕事がしたかったこと」、2点目は「住みたい場所に定住できる仕事に就きたかったこと」です。

 現在私は全国転勤のある仕事に就いており、小さな子供がいます。今の仕事に不満はそれほどありません。しかし、組織の中で働くよりも、自分で事務所を開業して、全て自分の責任で仕事ができたらと思うことが昔からありました。さらに、子供が産まれてからは将来的に転校を複数回強いることになる可能性があることに漠然とした不安を抱いておりました。

 このような状況で様々な仕事を調べる中で司法書士が目に留まりました。しかし、難易度が非常に高い資格であることから、勉強開始を中々決断できず、躊躇していた約1年間司法書士について調べ尽くしました。その結果、人生を賭けても挑戦し甲斐がある資格だと自分の中で結論が出たため、勉強をスタートさせました。

何故クレアールを選んだか

 私がクレアールを選んだ理由は、「金額面」と「非常識合格法」に共感できたからです。兼業受験生である私には、通学講座の選択肢はありませんでした。通信講座のある予備校をいくつか調べたところ、金額面でクレアールはとても良心的でした。他にもう1社クレアールと同程度の学費の予備校があり、最後はそこと迷いました。最後の決め手は「非常識合格法」です。兼業受験生で、かつ小さな子供がいる私には「必要最小限の時間と労力で最大の効果を得る」という謳い文句が強く刺さりました。

クレアールで学習して良かった点

 私はクレアールの講座、教材、答練・模試だけを利用して合格しました。生活の全てを勉強に割くことができない兼業受験生の視点で、主に良かった点を3つ紹介します。

 1つ目はコンパクトにまとめられている講義動画です。長くても1コマ60分前後と短いので2倍速で視聴すれば30分程度で見終わることができます。

 2つ目は空き時間を利用して手軽に勉強できる1000問ノックWebテストです。こちらは通勤時間等を使って頻繁に利用しました。過去問題集に掲載がない古い年度の問題も収録されているので、過去問題集のプラスアルファにもなります。最終的に主要科目は10周程度、マイナー科目は6周程度勉強したと思います。

 3つ目はメールで気軽に質問出来ることです。答練や過去問題集を解くときは、まずは自分で解答の理由を導き出すように努めます。しかし、ある程度の時間考えてわからなければ割り切ってすぐにメールで質問していました。そうすることで、新たな学習にどんどん進むことができました。加えて、質問した内容はメールに保存されるので、すぐに理解できなかった部分を一覧にすることで後から見返すこともできます。

クレアールのカリキュラムで有益または活用しやすかった点

 初めに受講するターゲット論点攻略講座の単元別講義は、講義後に先生が指定してくれる参考過去問を全て解きながら進めました。このような進め方で単元別講義を全科目分視聴し終えるのに約9か月要しました。コンパクトにまとめられた基本講義と、講義毎に実施する過去問でのアウトプットで効率よく勉強のスタートを切れたと思います。

 単元別講義ごとの復習講義については、ある程度学習が進んだ段階で、理解が浅くテキストや解説を読んでも今ひとつわからない部分だけを短時間で見直すのに便利でした。仮登記や敷地権付区分建物等、多くの受験生が躓く部分だけ数回視聴した記憶があります。

 記述式に関する講義全般については、初学者にもわかりやすい入門から入って徐々に本試験の実力が身についていく作りになっていたと思います。入門から始まるとは言うものの、初学者にとって記述式はやはり難解なものでした。「記述式はひな形を覚えることが大事です」と何度も講義で先生方が仰っていたので、試験直前まで合格書式マニュアルを使ってひな形の学習を続けました。先生方のアドバイスを実践して講義を進めることで、本試験レベルの実力を身につけるカリキュラムになっています。

 直前期に実施される「基本事項総チェック講義」は非常に有益でした。なぜなら、刑法の講義で「今年この論点が出題されるかも知れない」と先生が仰っていた少しマイナーな論点が出題されたからです。また、この講義に用いられるテキストは、重要論点が表を使ってわかりやすくコンパクトにまとめられているため、直前期にサラッと見返すのに大変便利でした。

答案練習の効果的な活用方法

 3月中旬頃から毎週のようにクレアールから答練や模試が届き、その提出と見直しで忙殺されていた記憶があります。私は全ての答練の答案用紙を第一次答案提出期限までに提出しました。全ての提出を第一次答案提出期限に間に合わせることは、学習をペース良く進めるために重要だと思います。

 答練の解き方については、午後の部の択一式と記述式についてのみ時間配分を気にして解いていました。午後の部の択一式はできる限り1時間以内、記述式は不動産登記・商業登記合わせて1時間50分以内と決めていました。午後の部の択一式と記述式がセットの回はきっちり3時間通しで解くようにしていました。

 答練の問題演習後、記述式については提出前に解答済み答案用紙のコピーをとっていました。答練の答案提出後、1週間以内に解答・解説冊子が郵送されてきますので、解答・解説冊子が届いたら、私はすぐに記述式から答案用紙のコピーを用いて自己採点を行いました。すぐに行う理由は、何故そのような解答を導き出したのかを覚えている内に、自分の中で消化した方が良いと思ったからです。

 記述式の自己採点後は択一式の自己採点をします。択一式にはマイナーな論点も含まれているため、択一式に関しては、全ての解説に軽く目を通す程度に留めておきました。記述式と択一式の自己採点を終えてから、解説動画を視聴しました。

 解答・解説冊子が届いてから2週間程度で採点結果が返って来ます。このタイミングで、択一式の各問題に関する受験者全体の正答率がわかるため、正答率が高い問題を間違えていればその問題だけを見直しました。

 私は全ての模試と答練で、合格を確信できるほどの点数を取ることができず、当時は、模試や答練の点数で一喜一憂していました。合格できた今考えると、点数に拘ることは必要であるものの、その結果で感情を乱されて時間を取られるのは勿体なかったと思います。模試や答練は時間配分・解き方のトレーニングとして活用し、採点後は淡々と知識の再確認と知識漏れの補充に活用するのが理想だと思います。

過去問題集の学習の進め方

(科目ごとに何周したか)

 主要科目は10周、マイナー科目は7周しました。主要科目、マイナー科目どちらも最後の2周については、論点をしっかりと理解できていないと判断した問題のみに絞って解きました。

(学習時期ごとの復習方法及び復習の際に意識したこと)

 学習初期の段階では、講義を受講する度に指定された参考過去問を必ず解きました。

 科目毎に単元別講義を全て視聴し終えたら、重要度が低いCランク問題は飛ばして過去問題集を本格的に解き始めました。最初の頃は全く正答が分からず、すぐに解説を見るか、それでもわからなければ解説講義を見ていました。解説講義に出てくる表等、次に解く際の助けになりそうなものは解説ページに書き込んでおきました。

 4周目頃からはある程度問題が解けるようになる科目が出てきました。この頃からCランク問題も解くようにしました。会社法、商業登記法、民訴系科目については4周目でもまだ危うさがあったので、解説と解説講義をすぐに見ている状態でした。

 4月頃の直前期になると、いかに早く過去問題集を回せるかを意識しました。理由は、詰め込んでいた知識もしばらく過去問題集を解かないと忘れてしまうからです。この頃になると、1か月半程度で全科目の過去問を1周できるようになっていました。6月の超直前期は、完全に理解できている問題は省略して、理解が浅い問題だけを完全に理解できるまで解くようにしました。

お試し受験について

 私の場合、このお試し受験で司法書士試験の厳しさ、難しさを痛感して勉強に対する考え方を変えることができました。

 私の勉強開始日から、お試し受験日まで約7か月の期間がありました。お試し受験日までに全科目を一応終わらせて、少しは合格の可能性を持たせて受験する、と勉強を開始した時は目論んでいました。結果的にお試し受験日までにできた勉強は、主要科目4科目の基本講義視聴と、それらの過去問題集1周及び記述式の基本講義視聴まででした。全ての科目を終わらせることを諦めてからは、午前の部の基準点を越えること、勉強した科目の正答率は8割を超えること、及び記述式は白紙で提出しないこと、の3つを目標にしました。民法と憲法は以前に異なる資格試験で勉強したことがあったので、「午前の部の基準点越えの可能性は少しあるかな」と思っていました。

 お試し受験の結果、正解数は(午前の部:民法12問、商法4問、午後の部(択一式):民訴等1問、不登法7問、商登法4問)と、本当に散々な結果に終わってしまいました。記述式に関しては、全く書けなかった訳ではなかったので、地道に学習を積み重ねればできるようになると思うことができました。

 この結果を受けて、実力が全く合格ラインに及んでいないこと、及び生半可な勉強では突破できない試験であることを強く認識しました。1日だけ反省して、お試し受験の翌々日から新たな気持ちで次年度に向けて猛勉強を開始しました。  

最後に

 私はクレアールと家族の支えのおかげで「運良く」合格することができました。「運良く」と書いたのは、合格ラインをある程度超える知識を身につけた後は、当日のコンデイション、問題の相性等による運の要素も大きく合否に関係してくると思ったからです。

 ただし、合格ラインを超える知識を身につけることは、合格に必要な絶対条件です。クレアールのカリキュラムを忠実に受講し、過去問題集を何周も解くことで合格ラインを超える知識を確実に身につけることができると私は思います。

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