「『試験を終えた時に絶対に後悔のないようにする』という目標を設定して掴んだ司法書士試験一発合格!」南 京伽さん

南 京伽さん

目次

なぜ司法書士資格を目指したか

「何か手に職をつけて今後の人生の強みにできれば」と考えていた際に知ったのが司法書士の資格でした。仕事内容等を調べた際に、取り扱うことの出来る業務の幅が広い点や、本当に様々な人と関わる事ができ仕事を通して自分自身を成長させられる点に魅力を感じたため、司法書士を目指しました。

なぜクレアールを選んだか

以前に司法書士以外の講座の件でご相談させていただいた際に、非常に親切・丁寧に回答いただけたことが印象に残っており、また受講料がリーズナブルである点等を踏まえて、クレアールを選びました。

クレアールで学習して良かった点

講座全体を通じて学習カリキュラムの効率が非常に良く、かつ、初学者に寄り添った内容である点が挙げられると思います。また受験生が苦手としやすい登記法と実体法とを一体として学ぶことで理解がしやすかったですし、講義もわかりやすくスキマ時間にはよく復習講義を視聴していました。

クレアールのカリキュラムで有益または活用しやすかった点

  単元別の講義が非常に便利でした。1単元約60分前後で、細かく1単元が区切られているため、ぼんやりとした苦手箇所ではなくはっきりとした苦手箇所の認識ができました。そのおかげでより効率の良い復習を行うこともでき、苦手箇所の克服への近道となりました。

答練や模試の効果的な活用方法

クレアールの各種答練や模試は質が高く、非常に充実していると思います。そのため、直前期の実戦練習の際に再度活用されることをお勧めします。また、直前期の実力完成総合答練では午前の部の科目の回にも記述式問題が付いており、1回でも多く本番さながらの記述式の練習を行うことができたことも良かったです。

過去問(択一式)の学習の進め方

(a) 科目ごとに何周したか

① 民法、不登法、商法・会社法、商登法→約6~7周 ② 民事訴訟法→約5~6周 ③ ①、②以外の科目→約3~4周

(b) 時期別

  • 学習初期→講義の該当箇所に対応するAランクの問題を解いてみる。
  • 学習中期→過去問演習のみを行う日を設けるなど、本格的に過去問を解き始める。AランクとBランクの問題を中心に解き、間違えた問題や肢にチェックを入れて理解するまで解く。
  • 直前期→午前の部の科目の過去問を解く日と午後の部の科目の過去問を解く日を分けて解く (自分が本番の司法書士試験で解く順番で解く)。

科目別の勉強学習方法

主要科目は、大体は「講義を視聴する→該当過去問を解く」を一つの流れとして学習するようにしていました。

民法

総則編、物権編などの編ごとや、所有権、抵当権などの権利ごとにまとめて学習を進めました (該当箇所の択一六法の読み込みや過去問演習中心)。

不動産登記法

判例も意外と出題されるので択一六法の読み込みをしたり、合格書式マニュアルで記術式対策と知識の整理を行いました。

会社法(商法)

暗記事項も多くあるので、表を使った知識の横断整理が効果的だと思います。民法同様、分野ごとに分けて学習していました。

商業登記法

条文を読むよりも、合格書式マニュアル対応問題集などで問題を解きながら理解を深めていくほうが頭に入りやすかったです。

民訴、民執、民保

民事保全法と民事執行法は出題数が各1問なので、内容を理解する事よりも過去問や要点をまとめた表などでコンパクトに必要最低限の勉強をしました。一方で民事訴訟法ですが、出題数が5問もある上に、ある程度内容を理解していないと暗記するのも容易ではないため、時間をかけて講義を繰り返し視聴し、過去問の演習を行いました。

憲法、刑法、供託法、司法書士法

全問正解すると30点分もあるので、時間の取れる方は丁寧に勉強するのもありだと思っています。とは言え、勉強方法としては、講義内容の理解と過去問の演習で十分だと思います。

お試し受験を受けて良かった点

私は前年度、主要科目の講義を一通り視聴し終えた頃にお試し受験を受けましたが、受験しておいて本当に良かったなと思います。なぜなら、このお試し受験を通してようやくスイッチが入る感覚になったからです。お試し受験での自身のあまりの出来の悪さのおかげで、本番までの残り1年で合格まで持っていくために自分はどう過ごすべきかを熟考し、改心することができました。お試し受験の受験料はクレアールに負担していただけましたし、良くも悪くもその時点での自分のレベルという現実を知るということは自らを奮い立たせる良い契機になると思いますので、もし迷われている方がおられましたら是非気負うことなくお試し受験を受けていただきたいです。

学習を進めていく上でのポイント、心構え

これは合格体験記で多くの方が書いておられることと重複してしまうかもしれませんが、1度で理解しようとしないことは大切だと思います。大前提として私のような初学者の方は1度で理解できないことのほうがむしろ自然で、それは当然のことなんだと思います。「開き直る」という表現は適切ではないのかもしれませんが、知識が定着していない学習初期が1番苦しい時期だということは受験生は皆同じで、初めはわからなくても大丈夫なんだとある程度割り切って進めていくことは大切だと思いますし、私自身そのように言い聞かせてきました。その時期をグッとこらえ、根気強く学習を継続していくと、本当に少しずつかもしれませんが、「これはこういうことだったのか」と腑に落ちる場面が増えてくるかと思います。 また、通信講座には通学講座以上の忍耐強さが求められると思います。現に同じ講座を受講して同じように頑張っている人が全国のどこかにいるんだ、という漠然とした仲間意識は持てたとしても、実際には孤独な戦いです。だからこそ、無理をしすぎないこと、メリハリをつけることが大切なのかなと思います。そのバランスを取ることはなかなか難しいことではありますが、どうかご自身を壊すことのないやり方で、苦しい時期も何とか乗り越えていっていただきたいと思います。

苦手科目の克服方法

正直なところ、全科目の講義を一通り終えた時点では、学習初期に勉強した主要科目はどこが苦手なのかもわからないような状態でした。そのため、まずはその状況を打破すべく、過去問を解いた感覚的に、各科目それぞれの中で自分が最も苦手とする単元を2つずつ挙げ、その単元をテキストや講義等を通して潰していきました。1度で克服することは難しいので何度も繰り返しやるようにしていました。そして少し克服できたと思ったらまた別の単元を挙げ、というように繰り返していきました。地道で苦しいですがその繰り返しが大切なように思います。 記述式に関しましては、とにかく書く練習を重ねることに尽きるのかなと思います。私を含め初学者の方にとって、記述式は最も未知の世界だと思います。ですので、初めは苦手で当然だと思います。1度で理解しようとするのではなく、今日は所有権保存登記を、明日は所有権移転登記を、というように一区切りとなる箇所ごとに区切って、確実な理解を図っていくことが苦手意識を少しでもなくすことに繋がるのではないでしょうか。

一発合格できた秘訣

まずは、設定した目標が良かったのかなと思っています。私は今回の試験の目標として、「絶対に合格する」ということよりも「試験を終えた時に絶対に後悔のないようにする」ということを重視して勉強に励んでいました。これはつまり、どれだけ散々な結果になったとしても、悔いを残さないように勉強に励むということを目標とした、ということです。そう思えるためには、それほどの量の勉強を重ねなければなりませんし、中途半端な覚悟ではいけません。しかし、もしもそれができたなら、きっとそれなりの結果はついてきてくれるだろうと信じていました。合格はそれができた先に初めて待っているものだと言い聞かせていました。なので、捨て科目を作ることやヤマを張ることはせず、出題可能性はそう高くないとしても条文を一通りは読んだり、苦手な単元や論点を敢えてやり込む事を心がけていました。実際に本試験を終えた際、もしこれで今年不合格でも悔いはないなと思えましたし、やり切れたと心の底から言える感覚でした。なので、掲げた目標は達成できたのかなと思っています。   そして、今年合格できた何よりの秘訣は、私を支えてくれた人達の存在があったからです。この度の合格は、私1人では到底掴む事は出来ませんでした。クレアールの講師の皆様や家族、友人等本当に様々な面で私を支えてくれた人達がいてくれたおかげだと、心の底から思います。この合格体験記を読まれている方々1人1人、今置かれている状況は違いますし、ご自身を取り巻く周囲の環境も違います。それでも、自分を応援して励ましてくれたり、心の支えになってくれる存在はどうか大切にしていただければと思います。答練や模試の結果が低い点数や判定であった時、試験の難易度に心が折れそうになった時、もう逃げ出してしまいたいと思った時、そういった局面でこの人達のためにまだ頑張ろうと思える存在がいることは、本当に幸せなことであり、当たり前のことではないと、この試験を乗り越えた今とても強くそう思います。そういった存在がたとえ身近でなくても、遠く会えない人でも、どんな存在だとしても、自分自身を良い方向へ導いてくれるような存在は、司法書士試験などの大きな挑戦をする際には心の支えとして必要不可欠なのかなと思います。

来年度合格を目指す方へ

 日々の勉強や色々な出来事を通して、このままでいいのかと悩まれる事もきっと何度もあると思います。私はまだまだ司法書士だと胸を張って名乗れるような者ではありませんが、きっとこの受験勉強や今日までの人生で経験したこと全てが、司法書士としていつか誰かの役に立つことに繋がると信じています。なので、皆さんも、どうか諦めないでいただきたいと思います。気持ちだけは誰にも負けないと胸を張って言えるくらい強い意志を持ち、最後は自分を信じてあげてください。会場で感じる緊張の大きさは、紛れもなくご自身がこれまで着実に積み上げてこられた努力の大きさです。最後の1秒まで頑張ってください。最後の1秒まで応援しています。 最後になりましたが、私のこのような拙い合格体験記に目を留めてくださった方々の努力と頑張りが報われますことを心から願い、筆を置かせていただきます。

本当にありがとうございました。

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