「土地家屋調査士試験合格後、クレアールで目標だったトリプルライセンスを実現」M.Tさん

M.Tさん

目次

司法書士を志した動機

私は、土地家屋調査士として働いており、将来的には「不動産登記に関する業務をワンストップで提供できる事務所を目指したい」と思い、司法書士を目指しました。

クレアールを選んだ理由

フルタイムで働きながらの試験勉強となるので、土地家屋調査士試験の時と同様に、自分の時間に合わせて効率よく学習することができる通信講座を利用することは決めていました。その中で、次の3点に魅力を感じて、クレアールに即決しました。

① 司法書士と行政書士とのダブルライセンスを目指せるコースがあること。

② 他校と比べて受講費用がかなり安価であること。

③ 講義及びテキスト等がデジタル配信されること。

特にコストパフォーマンスは、他校を圧倒していると思います。クレアールを利用して、目標としていた行政書士、司法書士の資格を取得することができました。個人的には他校と比較して、かなり安い費用で取得できたのではないかと感じています。

クレアールで学習して良かった点

クレアールの学習で特に良かった点は、次の2つです。

① 非常に分かりやすく使いやすい択一六法

多くの合格体験記でも触れられていますが、択一六法は条文を理解する上で非常に使える教材です。また、類似事項についても比較一覧表でまとめられているため、サブテキストとしても有能です。私の場合、参照条文が行ったり来たりする会社法を理解するうえで、超訳にはかなり助けられました。

② いつでも、何度でもメールで質問できる。

土地家屋調査士試験でお世話になった資格予備校では、質問方法は書面による郵送かFAXに限られ、かつ、回数制限がありました。しかし、クレアールの場合、メールにも対応しており、かつ回数制限もありません。しかも、質問してからおおむね数日以内に回答が返ってきます。したがって、通学の場合と同様の感覚で質問することができました。

クレアールで有益だったカリキュラム

司法書士試験の受験にあたって、私は、学習開始の1年目と2年目(2年目は安心保証プランでの受講)、そして合格した年の4年目の計2回の3年間クレアールにお世話になりました(3年目は唯一独学)。中でも合格した4年目に受講した上級パーフェクトコースに含まれている択一基準点攻略マスター講義と書式攻略完成講義の内容が私にはピタリと嵌る講義でした。

択一基準点攻略マスター講義は、初級講座に比べて一歩踏み込んだ論点を対象とした講義ですが、類似論点を丁寧に説明する内容となっており、過去問を繰り返し解いてもなかなか理解が深まらなかった論点が、スッと頭に入る感覚が何度もありました。特にそれまで苦手だった不動産登記法、会社法及び商業登記法ではその感覚が顕著でした。

書式攻略完成講義は、過去の本試験の記述式で出題された論点を深く掘り下げて解説するインプットに特化した講義です。講義で直接取り扱った論点はもちろんのこと、繰り返し視聴することで、記述式問題を解くにあたっての留意点なども自然と身に付き、記述式問題全体のレベルの底上げにつながりました。

過去問の使い方

私が過去問を科目ごとに全問解き始めたのは、全科目一通りの学習を終えてからでした。

学習期間約4年のうち各科目とも最低12回程度は全問解きました。そのうち、特に苦手意識のあった不動産登記法、会社法、商業登記法、民訴系三法(民事訴訟法、民事執行法、民事保全法)は、プラス3回から5回ほど多く解きました。

過去問は、基本的に科目ごとに毎回全問解いていましたが、4年目は全問解くのは最初だけにして、2回目からは1回目に解いたA又はBランク問題で、肢別で不正解があった問題のみ解くようにして過去問学習の効率アップを図りました。

記述式問題対策

記述式問題は、答練を活用して時間配分を意識する学習を心掛けました。時間については、不動産登記と商業登記の2問で計120分を目標としましたが、なかなか時間を縮めることができず、問題文を読む順番や、答案構成用紙の使い方を毎回工夫しながら、少しずつ自分の型を作っていきました。

記述式問題は、解くのはもちろん、学習を進めるにあたっても慣れるのに時間がかかります。そのため、クレアールのカリキュラムに沿って学習初期の段階から少しずつ問題に慣れることが大切だと思います。

私は、慣れてくると記述式問題を解くのが楽しくなり、また、記述式問題を解けるようになることで択一式問題の理解もより深まるようになりました。

効果的な学習方法

自分の反省も含め、司法書士試験に短期合格するためには、以下の3点が重要だと感じました。

① テキスト学習(インプット)と過去問(アウトプット)をバランスよく

私の初期の学習方法は、過去の学習経験からテキストを1回程度回した後は、ひたすら過去問や答練を解くというスタイルでした。しかし、過去問重視の学習方法は、思ったほど得点が伸びず、3年目からはテキストをしっかり読みこんでから、択一問題を解くという方法に切り替えました。すると、安定して知識が身に付くようになっていきました。

過去問をひたすら解くだけではなく、テキストと過去問をバランスよく交互に繰り返し触れることが重要だと思います。

② 自作ノートは作らない

私は、過去の資格試験と同様に、司法書士試験でも学習開始の初期段階から講義受講と並行して、テキストを丸写した内容に講義内容を書き加えた自作ノートをWordで全科目分作りました。

しかし、この方法は大失敗だったと痛感しています。司法書士試験は出題範囲が膨大なため、全科目のノート作成にはかなりの時間を要し、ノートを作成してからの2年間は、肝心のノートを読み返す時間を確保することができず、費やした時間の割には得られた効果は非常に薄いものでした。

ノートを作る場合は、自分の苦手な部分を書き出す程度のまとめノートにとどめ、できるだけテキストを読み込む時間に充てた方が効率的だと思います。

③ 学習の範囲を広げ過ぎない

私は、学習開始2年目からは、答練などで知らない論点があると、「これを理解できないと他の受験生の後れを取るのではないか」と不安を感じ、内容の重要度に関わらず、周辺知識まで覚えようと、自己流で学習範囲を広げていました。その結果、知らず知らずのうちに、あまり重要でない論点に時間を浪費してしまうことがよくありました。

司法書士試験は、満点を取る必要はなく、8割程度正解できれば合格できる試験です。そして、クレアールには、その8割を正解することができるために必要最低限の教材が用意されています。たとえ、答練で知らない論点が出たとしても、それがテキストに載っていないCランクのような問題だった場合は、気にせず深追いしない勇気も必要だと思います。

特に直前期の場合は、知識の幅を広げることよりもテキストの基礎知識の精度を高めることに時間を費やす方がよいと思います。

午後の部の時間配分

司法書士試験の難易度をより高くしているのが、午後の部の試験で時間が足りなくなることだと思います。問題の解き方などは個々によって異なると思いますが、参考として私が実践した方法をご紹介します。

私の問題を解く順番と、時間配分は次のとおりです。

  • 1番目に第36問(不動産登記の記述式問題)の解答 60分
  • 2番目に第37問(商業登記の記述式問題)の解答 70分
  • 3番目に第1問~第35問の多肢択一式問題を順番通りに解答 50分

択一式問題を最後に回しているのは、時間が足りなくなった場合でも残りの問題を、例えば全部3にマークするなど、記述式問題と比べて問題文を読まずに解答欄を埋めることができる問題だと考えていたためです。

また、私の場合、答案構成用紙の作成に時間を要し、記述式問題2問で120分を切ることがなかなかできなかったため、択一式問題については、「問題文の短い肢から解く」と「軸となる肢が決まったら、それの組合せとなっている2つの肢から読んでいき、なるべく短時間で正誤を判断する」という解き方で、問題文を読む量が極力少なくする工夫をしました。

この方法に切り替えた当初は、正答率が一時的に落ちましたが、答練で訓練を重ねることで徐々に以前の正答率に戻すことができるようになりました。

本試験もこの方法で解き、結果として目標の50分で択一式問題(全35問)を解き終わることができ、基準点も突破することができました。

講座の受講を迷われている方へ

資格予備校の利点は、試験に合格するということだけではなく、合格に要する時間を短縮することができる点にあると思います。

私は、1、2年目にクレアールの講座を受講していたものの、3年目は経済的な事情等から独学(全国公開摸試のみクレアールと他校を利用)で学習を進める選択をし、本試験の結果は、基準点は突破するも総合点が足りずに不合格でした。4年目は、迷った末に再びクレアールの上級コースを受講することとし、合格することができました。

また、私は司法書士試験以外でも資格予備校を利用することで、土地家屋調査士試験(他の資格予備校を受講)と行政書士試験(クレアールを受講)をそれぞれ1回の受験で合格することができました。

そんな私が言えることは、クレアールをはじめとする資格予備校を利用すると確実に合格が近づくということです。3年目もクレアールを利用していたら、もしかすると1年早く司法書士試験に合格できていたのかもしれません。

私がそうだったように、合格まであと少しという実力を持った方こそ、資格予備校の利用について検討して欲しいです。

司法書士試験ともなると講座の受講料は決して安いものではないですが、将来の職業と考えているならば、一時の受講料を惜しむよりも、講座を受講して1年でも早く資格を取得する方が結果的に早く司法書士になることができ、経済的にも精神的にもプラスになると思います。

最後に

上級講座申込みの入金トラブルの際にご配慮いただいた事務局の方々、また、時にはくだらない質問にも真摯に回答くださった講師の方々、そして、合格へと導いてくださったクレアールの皆さま、4年間お世話になりました。

おかげさまで、受講当初に目標としていた司法書士、行政書士、土地家屋調査士のトリプルライセンスを5年で実現することができました。

本当にありがとうございました。

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