「択一で基準点超え、総合点超えしたにも関わらず記述式の基準点にわずか0.5点足らずで不合格を経験した私が、翌年全国順位第9位の成績で合格するまで。」天野 敬人さん

天野 敬人さん

目次

何故司法書士を目指したか?

ある転職をきっかけに「資格取得を目指そう」と思い立ちました。当時は福祉に関わる仕事をしていたので、受験資格を得るために福祉系の四年生大学に再編入し、2年間の通信および通学での学習を経て、社会福祉士を取得しました。その学習の中で権利擁護に興味を持ち、法律を学んでみたい、と思い行政書士試験に挑戦し、合格することができました。当時私は法律事務所で事務の仕事をしており、弁護士の先生が日夜弁護士という資格を活かして仕事をされる姿を目の当たりにしていました。そこで行政書士よりも、もうワンランク上の法律系の資格、司法書士の受験に挑戦することとしました。

司法書士試験の学習開始

〈1年目の学習〉

1年目は大手予備校の通学クラスで学習を開始しました。毎週月曜日・木曜日の週2回各3時間の授業、夏からは日曜日も利用して週3回各3時間の授業を受けましたが、司法書士試験はとにかく学習範囲が広く、1回目の受験は、試験範囲を一通り通して学習しただけでの受験となり、散々な結果に終わってしまいました。大手予備校のテキストは分量も多く内容も難解で、受験までにテキストを数回も回すなんて作業には全然向いていない作りになっている、と感じました。

〈2年目の学習〉

2年目からは、テキストに加え、六法を読み込む学習を加えてみました。民法はもちろんのこと、会社法や民事訴訟法、手続法としては、不動産登記法、商業登記法などです。しかし、特に会社法は条文も長く、条文の準用も多くあり、手こずりました。しかし、こうした学習を繰り返すことにより、択一では午前・午後ともに基準点および合格に必要な積み上げ点を得点することができました。しかし、残念な事に記述は商業登記が18/35点、不動産は7点/35点という結果に終わり、不合格でした。

〈3年目の学習〉

3年目は、択一は今まで通りの学習を継続し、記述式のみ、大手予備校では一番と言われている講師の記述式の対策講座を受講しました。しかし、講義内容が記述の過去問のテクニカルな内容の分析を行う内容の講義がほとんどで、理解するのに多くの時間を要することになってしまいました。結果、択一は前年同様、午前・午後ともに基準点および合格に必要な積み上げ点を得点することができましたが、記述式の得点が基準点にわずか0.5点届かず、涙をのむこととなりました。

学習方法の見直し

4年目になって、それまで漫然と学習をしてきた自分を反省し、明確な目標を立てました。

それは『択一式で基準点及び積み上げ点を軽く超える点数を獲得し、記述式の基準点を超える答案を作成すること』です。

クレアールで学習開始

そこで、いろいろ情報を集めた結果、受講する事に決めたのがクレアールでした。決め手になったのはクレアールでしか手に入らない教材『択一六法』です。

択一の学習は『択一六法』を繰り返し熟読すること、これのみです。大手の予備校のテキストは条文に加えて判例・先例・過去問に至るまであまりにも多くの情報が掲載されすぎており、繰り返し学習するには非常に非効率だと思います。受験生が苦手とする会社法や民事訴訟法などのボリュームも半端ではありません。『択一六法』はまず条文の掲載があり、そこに加えて関連する判例・先例などがシンプルな形でまとめられており、非常に読みやすい内容になっています。不動産登記法・商業登記法などの手続法も、もちろん法律があり、そこを基本法として規則・先例などがあるわけです。基本法も知らず、判例・先例などをいくら細かく学習してみたところで、基本法の根本的な知識と理解がなければ。主要な幹を見ずに、枝葉ばかりを学習しているようなものです。この点、『択一六法』はまず基本法、そして関連する規則や先例などがコンパクトにまとめられており、非常に効率的に学習することができました。学習効果はどんどん上がり、模擬試験では受けるたび択一の成績は右肩上がりに上昇していき、令和4年度の本試験で最高の結果を残す事ができました。(午前・午後ともに34問/35問正解)。

記述式の学習について

さて2年連続で失敗した記述式です。まずはシンプルに基本的なひな形の学習をしました。そしてクレアールの講義を受講し、解法を確立することを目標としました。記述式の解法については、時間短縮の観点から答案構成用紙をなるべく使用しない方法、正確な解答を作成するために極力答案構成用紙を利用する方法があると思います。私は一昨年・昨年の本試験当日の失敗の経験から、短時間でなるべくミスの少ない答案を作成するために、答案構成用紙を極力利用する方法を選択することにしました。

クレアールでは、記述式の講義はもちろんのこと、記述のみの答練や、本試験3ヶ月前から始まる答練や模擬試験なども充実しています。これらを利用して、正しい申請書を書くというよりも、自分の確立してきた解法をいかに利用して問題を解くか、に力点を置きました。答練や模擬試験の結果で一喜一憂しても仕方の無いことです。問題は本試験でいかに正確な解答を書き、得点に結びつけることができるかが勝負の分かれ道です。自分は答案構成用紙を利用する解法を確立することで、膨大な情報量のある問題文や登記記録から必要な情報を早く正確に読み取る事ができるようになっていきました。また、先程から述べているように択一(特に午後)の問題を短時間で解答できるようになっていき、記述式の解答作成に充分な時間を取れるようになっていきました。本試験当日も午後の択一は50分に満たない時間で択一の問題の解答を終わり、記述式の検討に充分な時間を充てることができました。

司法書士試験に合格するために必要なこと

司法書士試験は非常に学習範囲の広い試験の一つだと思います。そして必要とされる学習時間も膨大な時間が必要、といった意見をよく見かけます。

しかし、私が今司法書士試験に合格してみて思うことは、①確かに試験範囲は広いが、一つ一つの論点については決して難解なものでは無いこと。②ポイントを絞った学習をすれば合格に必要な点数を得ることは可能であること。③そして最も大事なことは、本試験に如何に強いメンタルで本試験に臨めるか否か、だと思います。③のメンタルを鍛えるためにはそれを裏付ける学習と知識とそれを短時間でアウトプットする鍛錬が必要です。

クレアールで学習して良かった点

クレアールのテキスト、講義、過去問題集、そして答練及び模擬試験は、上記3点をクリアする内容になっています。特に『択一六法』はクレアールでしか入手することができません。これを利用することで、午後の択一は前年26問/35問の正解から34問/35問、と飛躍的に点数を伸ばすことができました。ここで記述式の解答に対応する余裕が生まれ、確立した解法で解答することができ、今年は記述式でも飛躍的に点数を伸ばすことができ、合格することができました。そしてクレアールでは、この内容のテキスト、講義、過去問題集、そして答練及び模擬試験が、大手予備校の1/3から1/4程の価格で入手できるのです。学習内容に関する質問もメールの形式ではありますが、回答を頂くまでの時間が短く、ストレスなく学習に取り組むことができました。

仕事と学習の両立

私は、最初の学習開始から合格に至るまで、ずっとフルタイムでの仕事と兼業でした。そのため平日は長くて4時間、休日は10時間程の学習時間でした。受験回数も4回目になり、試行錯誤の中での学習と受験でした。しかし約4年半にわたる司法書士試験の学習の中で、最も効率的な時間を送れたのは、クレアールの学習教材を使っての学習でした。専業・兼業・ご家庭の事情など、様々な制約の中で受験生の皆さんは学習されていることと思います。であればこそ尚更短時間で効率的に学習できる教材、講座を選択すべきです。

クレアールの教材・講座は短期間で合格まで到達できるシステムになっていると思います。

最後に

本試験の合格・不合格はまさに紙一重の差です。実際私も3回目の受験までは非常に悔しい思いをしました。繰り返しになりますが、その差は最後は本試験でのメンタルの勝負だと思います。そして強いメンタルを作り上げるものは、それを裏付ける学習と知識を繰り返す過去問・答練などです。インプットを効率的に行い、アウトプットする練習を繰り返すことで、本試験に臨む強いメンタルが作り上げられていきます。クレアールの優れた教材を使い、多くの合格者が生まれる事を切に願います。

講座パンフレットや特別セミナーDVDなどを無料でお届けします。
講座についてのご相談を受け付けております。お気軽にお問合せください。
講座のお申し込み案内ページです。講座をお申し込みの方もこちらからどうぞ。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次