「一発合格の秘訣は、クレアールのカリキュラムを100%信じたこと、そして午後の部の対策を万全にしたこと」Y.Hさん

Y.Hさん

目次

1.何故司法書士資格を目指したか

司法書士の業務は、登記、供託、訴訟関係と幅広く専門知識を活かして人や社会のためになる仕事ができる点と、数ある資格の中でも司法書士試験は受験資格がなく、資格取得後の独立開業がしやすい点に魅力を感じ、司法書士資格を目指しました。

2.予備校選びのポイント

① 料金

他の予備校の受講料と比較してもクレアールの受講料は安かったことに加え、合格お祝い金の制度があったため、自分のモチベーションにもなると思ったからです。

② テキスト、講座

私が予備校を探し始めた時は12月初頭でその時点で本試験まで7ヶ月ほどでした。そのため、短期合格が可能なカリキュラムがある予備校を探しました。クレアールは「非常識合格法」と銘打った短期合格メソッドを導入しており、それを知った当初は「非常識?なんだそれは?合格できるのか?」と疑問でしたが、そのカリキュラムを見てからは「短期合格するにはクレアールしかない」と思い、決めました。

他には、Webで受講する方式も良いと思いました。予備校に通学するとそれだけで負担が大きいので、Web講座で都合の良いタイミングで学習でき、動画の視聴スピードも細かく変えて視聴できることから、空いた時間で効率よく学習できると思ったからです。また、講義のお試し視聴やテキストのサンプルを見たところ、講師の方々の説明がわかりやすく、テキストの分量も丁度良かったこともポイントでした。

3.クレアールで学習して良かった点

まず、合格までのカリキュラムがしっかりしている点が良かったと思います。私はクレアールの講座の受講開始から合格目標年度の試験まで7ヶ月しかなかったので、合格に必要な最低限度の知識を効率よく習得することが必要でした。クレアールのカリキュラムは「非常識合格法」に基づき試験の出題傾向に沿って基礎的な論点を効率よく学習することができるものだったので、短期間で合格可能レベルまで達することができたと思います。また、直前期においては答練や模擬試験が増え、その難易度が回数を重ねるほどに難しくなっていくものだったので、自分の成長を実感しながら取り組めました。毎回答案の提出期限が決められていたので、学習のペースも作りやすく、計画的に進めることができたと思います。

それぞれの講義や教材の内容も良かったと思います。講義は実体法と手続法(民法と不動産登記法、商法(会社法)と商業登記法)が一体となって進むので、不動産登記法や商業登記法は初めて触れる科目でしたが、わかりやすく、効率的に学習できました。教材では択一六法を重宝していました。試験に合格するために必要な条文、解釈、先例等が過不足なく記載されており、条文ごとの論点も簡潔にまとめられているので、講義の中で気になったことや、過去問、答練等で間違えたことがあれば、その都度、確認するために利用していました。

4.クレアールのカリキュラムで活用しやすかった点

単元別の講義が活用しやすかったです。1回の講義が60分前後で終わるため、隙間時間で視聴しやすかったです。私は1.5倍速で視聴していたので、実際はもっと短く視聴することができました。

5.答案練習の効果的な活用法

答練は学習のペースメーカーとして活用していました。また、自分の成長を実感できたのでモチベーションを維持する効果もあったと思います。

6.過去問題集の学習の進め方

(a) 科目ごとに何周したか

民法、会社法、不動産登記法、商業登記法は5~6周、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法は3~4周、憲法、刑法、供託法は2~3周、司法書士法は1~2周回しました。

(b) 学習時期ごとの復習方法

学習開始当初は1週間に2回過去問を解く時間を設けて、範囲ごとでまとめて過去問を解いていました。(民法の抵当権なら抵当権の問題だけ)

直前期では1週間に3~4回過去問を解く時間を設けて、出題年度ごとに解くようにしていました。(今日は平成25、28、31年度の過去問を解く等決めて)

(c) 復習の際に意識したこと

過去問を解いて間違えたこと、気になったことがあれば、その都度択一六法を使用して復習するようにしていました。

また、過去問を解いてまだ定着していない範囲があれば、1週間ほど時間を置いて再度解くようにしていました。繰り返し解いて定着していれば復習の間隔を1ヶ月以上空けるようにしていました。

(d) どのタイミングで過去問を解き始めたか

講義終わりに講師の方々が示した参考過去問は講義を視聴した翌日に解くようにしていました。

7.カリキュラムを消化するために注意したこと

とにかく時間がなかったので講義は常に1.5倍速で視聴するようにしていました。また、講師の方が重要度は低いと言ったところは学習しないようにしていました。過去問に関しては、難易度がCランクの問題と学説・推論問題や穴埋め問題等の出題の確率が低い形式のものは解かないようにして時間を短縮していました。また、定着している知識に関する選択肢があれば読み飛ばして時間を短縮することもしていました。

8.記述式の学習について

不動産登記

① まず書式講義を一通り受講する。

② 主に抵当権の順位変更等の独特な形態の申請を、合格書式マニュアル対応問題集を使用して繰り返し解く。

③ 一通り合格書式マニュアル対応問題集を解き終えたら、記述式ハイパートレーニングを使用して連件申請の練習を行う。

④ 答練や模擬試験で時間を計測し、試験本番に向けて解くペースを整える。

上記①を2月末までに終わらせて、3月頃から②以降に入りました。合格書式マニュアル対応問題集と記述式ハイパートレーニングでしっかりとひな形を覚え、一括申請の解き方を学習し、答練と模擬試験でペース配分をつかむことができれば対策としては十分と思いました。

商業登記

① まず書式講義を一通り受講する。

② 本試験で出題される可能性が高い役員変更等の基礎的な問題を、隙間時間に合格書式マニュアルを使用して学習する。組織再編等の比較的難易度が高い問題は繰り返し書いて手に覚えさせる。

③ ある程度知識が身に付いてきたら記述式ハイパートレーニングを使用して連件申請の練習を行う。

④ 答練や模擬試験で時間を計測し、試験本番に向けて解くペースを整える。

商業登記は不動産登記よりも暗記するひな形の量が多いと感じたので、とにかく見て、書いて量をこなすことを意識しました。役員変更等の頻出分野は記述式ハイパートレーニングを解いていれば自然と身に付くと思うので、必要以上の対策はしなかったです。

9.苦手科目の克服方法

私は、民法や会社法はこれまでに触れたことがあったので、学習することも苦ではなかったのですが、不動産登記法は今まで触れたことがなかったのでなかなか理解することができず、過去問を解いても間違いだらけで挫折しそうになることも多くありました。今思うと、民法と不動産登記法のつながりを考えず学習していたからだと思います。それぞれのつながりを意識して、民法・不動産登記法の一体講義を受講していくと不思議と理解も進むようになりました。「実体法である民法がこうなっているから手続法である不動産登記法も同じように考えるとどうなるか」を頭に置いて問題を解くと、初見の問題でも考えて答えを出すことができるようになりました。

10.本試験午後の部について

まず午後の部は試験時間が3時間と問題量から考えて圧倒的に時間が足りないです。午前の部は時間にゆとりがあるので、身に付けた知識を時間をかけて思い出せばいいのですが、午後の部は素早く効率的に問題を処理する能力も必要になってくるので、ペース配分等の練習も必要になってきます。私の午後の部の配分は以下の通りです。

① 択一問題(55分)    ↓ ② 不動産登記 記述(60分)    ↓(②、③の順番はその場で問題を見て決める。) ③ 商業登記 記述(60分)    ↓ ④ 見直し(5分)  

択一問題を解くにあたって、設定したペースを守るには1問に90秒ほどしか時間を使えなかったので、とにかく早く解く練習をしました。5つある選択肢のうち1番行数が少ない肢から見るようにしていました。そして選択肢は全て見ず、答えが出た時点で次の問題を解くようにしていました。また問題が2ページにわたる問題は一度読み飛ばして時間が余れば解くようにしました。

記述式問題を解くにあたっては、まず5分ほど使って不動産登記及び商業登記の問題の別添資料等を見て出題の傾向をつかむようにしました。そして、点数が稼げる方に時間をかけるために、取り掛かり易い問題を先に解くようにしました。

また、15~20分で問題を読んで答案構成をし、35~40分で答案用紙に記載するようにしました。

   

11.モチベーション維持の秘訣

  • やる気が出ないときに無理に机に向かわない。
  • 月に1度は寝るなり、遊ぶなり好きな時間を過ごす。
  • 合格した後のことを考える。

12.今年の試験で一発合格できた秘訣

秘訣は2点あります。1点目はクレアールのカリキュラムを100%信じて学習したことです。なかには焦るあまりいろいろな参考書に手を出す方もいると思いますが、クレアールのカリキュラムには合格に必要なものが揃っていると思うので、他の教材に手を出さず全力で学習すれば良いと思います。

2点目は本試験午後の部の準備がしっかりできていたことです。午後の部のペース配分を誤ると基準点に達することが一気に難しくなります。過去問、答練、模擬試験でペース配分を考えて繰り返し解き、感覚を身に付ければ、本試験でも焦ることなく時間内に解くことができると思います。

13.最後に

司法書士試験は試験範囲がすごく広く、合格率の低い難関試験です。日々、学習を続ける中で思うように成績が伸びず、合格できるのか不安になり挫折しそうになることもあると思います。しかし、諦めずにクレアールを信じて学習を続けていれば必ず合格できると思います。皆様の合格を心から応援しています。

クレアールの講師、スタッフの皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。

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