「クレアールをフル活用して目標年度より1年前の試験で実現した司法書士試験一発合格」稲垣 香さん

稲垣 香さん

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何故司法書士資格を目指したか

私は兼業主婦として家事育児をしながらパートタイマーとして働いておりました。現状に大きな不満はありませんでしたが、なんとなく学生時代あまり真面目に取り組まなかった心残りもあり、「何か本気で勉強をしてみたいな」と思っていました。

合間の時間を使って、せっかく勉強するのなら何か役立つ資格を、本気で取り組むのなら「一生物の資格取得を目指そう」と思い、スマホで色々な資格について調べました。

その中で司法書士という資格と仕事内容や取得に必要な勉強内容などを知り(人に感謝されるポジティブな仕事だと感じました)、受験資格に制限がなく法律を学ぶことに興味もあったため、司法書士資格を目指そうと思いました。

何故クレアールを選んだか

試験勉強開始当時は仕事をしていましたし、家事育児の合間の時間を使って勉強をしようと考えていたので最初から予備校を利用するなら通信制という選択肢しかありませんでした。また、法学初学者であり資格取得の勉強も未経験であったため、独学という選択肢もありませんでした。

通信制の予備校はいくつかありますが、資料請求をして、無料お試し講義を受講した結果、初学者にも理解しやすく受講料も比較的安価で講義動画の受講時間がしっかりと明示されていることに魅力を感じ、クレアールを選びました。

クレアールで学習して良かった点

まずは通信制のため、自分の都合、理解度に合わせてマイペースに勉強を進められる点です。

講義動画は、初学者にも理解しやすいよう丁寧に説明していただけるので途中で挫折することなく進められました。

また、直前期の答案練習は充分な機会を用意してくださり本試験に向けて時間配分やメンタル面のトレーニングに役立ちました。問題の質も、本試験を受けた後思い返してみても試験対策のプロの分析に基づいて作成された大変質の良いものだったと思います。

答案練習なくして私の本年度の合格はなかったと思います。

クレアールのカリキュラムで有益または活用しやすかった点

クレアールのカリキュラムの特徴として民法と不動産登記法、商法(会社法)と商業登記法を一体として学習初期から学んでいくことが挙げられると思いますが、とっつきにくい印象の登記法を初期から実体法と一体として学ぶという方法は初学者にとっても理解しやすく、その後、登記法の記述式を学ぶ段階に入り練習問題を解く際にもイメージしやすく非常に有益であったと思います。

答案練習の効果的な学習方法

答案練習は自宅で行いますが、常に本試験に挑むのと同じ気持ちで取り組みました(時計や筆記用具なども本試験で使用する予定のものを使って毎回緊張しながら解いていました)。

直前期は、答練の間隔も短くなり、他に確認したい、もっと理解度を深めたい箇所などもあり時間に追われましたが、毎回提出後に必ず一通り解き直し、理解の足りないと感じるところは解説で(テキストや択一六法でも)確認していました。

過去問題集の学習の進め方

初めは、基本講義と並行して講義内容の出題箇所を解いていこうとしましたが、やってみると到底理解が及ばず、難しすぎると感じてしまうとそこで足が止まってしまう気がしたので、本格的に学習に取り入れるのは一通り基本講義を受け、択一六法を読み、ある程度自分の理解度が高まってからにしようと思いました。

学習中期〜後期の択一対策においては、過去問中心でアウトプットに力を入れていましたが、アウトプットばかりにバランスが偏らないよう、過去問を解きつつ理解度が足りないと感じる箇所や関連箇所などはテキスト、択一六法を使って都度確認していました。

あと、過去問の解説ページに比較して覚えたいことなど自分なりに書き込んで後でまた過去問を回した時に関連して覚えられるようにしていました。清水講師が実践していたとおっしゃっていた、過去問の問題文の肢の横に自分の理解度にあわせて正の字を書いていくというのも実践していました。

択一対策として過去問はかなり重要度が高いと思います。回すごとに理解が深まるため、自分の理解度を把握するためにも、どちらも有益でした。

お試し受験について

前年度、私の場合は勉強開始後3ヶ月でのお試し受験であったため、民法の過去問すらまともに解いたことがない状況で「今受ける意味があるのか」と正直受験を迷いました。

ただ、受験料の負担がありませんでしたし、来年以降の本試験の際にものすごく緊張してしまうことは明らかだったので、少しでも緊張を和らげられるように「会場の雰囲気を味わっておこう」という気持ちで受験しました。

午後は択一の不動産登記法の一部以外解けそうな問題がなかったため、問題を眺めて過ごし3時間が非常に長く感じたことと、記述の問題を初めて目にして、果たして1年後これを解くことができるようになるのだろうかと不安な気持ちでいっぱいになったことを覚えています(コツコツ続けていけば1年後、午後の3時間は短く感じ記述もちゃんと解けるようになります!)。

あと、途中で消しゴムを落としてしまい、試験終了後に前の席の方が拾って渡してくださいました。その時は消しゴムがないことは何も差し支えなかったのですが、来年消しゴムは必ず2つは持っていこうと心に決めました。

前年度のお試し受験のおかげで本年度の試験の際は、会場の雰囲気、場所、空調温度などは大体分かっている状態でしたので、余計なことに気を使わず試験に対する緊張感のみを持って挑めたと思います。今年は落としませんでしたが消しゴムももちろん2つ持っていきました。

午後の部の効果的な時間の使い方について

私の場合は、答練を重ねていく中で記述の方が択一より得点しやすいと感じたので時間切れで書き切れないことがないよう、記述にしっかり時間を充てられるよう、まず午後の択一を50分で解くことを目標としました。本試験の際は午後の択一に55分かかりましたが、本試験で極度の緊張状態のなか答練通りに進められるわけはないだろうと予想していたので許容範囲内でした。

記述に関しては商業登記の方が得点しやすいと感じたので、択一→商業登記記述→不動産登記記述の順で解く方法をとりました。

ただ、令和4年度の本試験に関しては得意だと思っていた商業登記記述で一切想定していなかった合同会社の変更登記が出題され、その時点で一度頭が真っ白になり(絶対に落ちたと思いました)、絶望感でいっぱいのまま不動産登記記述の検討に入ったので、その作戦をとったのは「ちょっと失敗したな、運が悪かったな」と思います。本当に動揺してしまいましたが、これまで努力してきた自信があったので、最後の最後まで解き切ることができました。

勉強は「奇をてらうことなく素直に」が一番だと思いますが、答練の中で自分に合った解法手順や時間配分など探っていくことも大事かなと思います。

家事、育児等との両立

私は勉強期間の途中で図らずも専業主婦となり、それまでパートが休みの日の昼間の時間を中心に勉強していてそのスタイルを続けていこうと思っていたため、就業を理由に利用していた保育所を利用し続けられるかということがまず懸念されました。結果、就学を理由に転園などすることもなく保育所を利用し続けることができたので、専業主婦になってからは平日の昼間の時間を中心に勉強を続けることができました。その際、クレアールの事務局の方には保育所利用のために必要な書類の作成など協力していただき、大変お世話になりました。改めてありがとうございました。

勉強に重きを置いて生活していた一年でしたが、子どもとの時間も大事にしたかったので、土日や、たまに平日に保育園を休ませて遊んだり出かけたりしていました。

また、直前期には私の母に協力してもらい、例えば土曜日の半日は子どもと出掛けてもらったりして、勉強時間を確保することができました。

家事に関しては、特に勉強中ではない方に対しても同じことが言えると思いますが、やらないと気が済まない部分はしっかりと、手を抜ける部分は手を抜いて、やっていないことに対する罪悪感を感じないようにしていました。これだけは、と自分が思うことさえこなしていたら完璧に家事をこなさなくても家事に対する満足感も得られるのではないかなと思います。

気分転換の方法

司法書士試験の勉強は長期に渡りますし、特に自宅で勉強される方にとっては孤独な戦いでもありますので、いかに気分転換をするかはとても重要な点だと思います。

勉強する時間は勉強に集中し、勉強時間以外は勉強のことはあまり考えず過ごすよう心がけておりました。

私の場合は、お酒が趣味なので夜子どもを寝かしつけて勉強した後、少しの時間でも主人と晩酌をすることを日々の楽しみにしておりました。「今日は勉強頑張ったなー」と思う日は特に美味しいお酒が飲めるので、それも日々のやる気につながっていたと思います。

上手に気分転換をすることが、また勉強に対するモチベーションも養ってくれると思います。

これから司法書士試験の勉強を始められる方、勉強中の方へ 学習を進めていく上でのポイント、心構え

クレアールのカリキュラムに沿って素直に学習を進めていけば確実に試験に合格できる力は身に付きます。私は市販の教材や他校の教材など一切使わず勉強しました。あまり手を広げず、確実な知識を積み重ねることが合格への近道だと思ったからです。

勉強の長期的なスケジュールについても、クレアールのカリキュラムに完全に任せて進めていました。

具体的な日々の勉強方法については、人によって合うもの合わないもの、得意分野苦手分野は違うと思うので、自分に合う方法を模索しながら見つけていければいいと思います。

私は、途中どうしても講義毎にルーズリーフへまとめたくなってやってみた時期がありましたが、「やっぱりこれは割に合わない!」と思い、すぐにやめました。これは違うと思ったらやめれば良いだけなので色々試してみることも大事だと思います。

また、これも人によって違うと思いますが、私の場合は勉強時間や過去問を回した回数などを意識せず(学習初期は勉強時間をかなり気にしていました)学習中期〜後期は特に自分の理解度を意識して取り組んでいました。

司法書士試験の勉強は長期に渡る自分との戦いです。人それぞれ置かれた環境は違いますし、困難もそれぞれだと思います。勉強をしていて辛い時期もやってくると思います。怠けたりさぼってしまうことがあっても、それでも諦めずに続けることができれば必ず良い結果がついてくると思います。

皆さまのご健闘をお祈りしております。

最後に

今回、家族やクレアールの方々、周りの方々のおかげで短期間で合格することができました。

本気で努力し、結果を得たという体験は私の人生において大きな自信となり大きな財産となりました。

感謝の気持ちを忘れず向上心を持ってこれからも頑張っていこうと思います。

本当にありがとうございました。

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