令和4年度司法書士試験解答速報 掲載中

合格体験記『日々の努力の積み重ねは、必ず結果に表れる』高橋 見さん

高橋 見さん

目次

1.何故司法書士資格を目指したか?

 ソーシャルワーカーを目指し、大学で社会福祉を学んでいく中で、司法書士が成年後見人となり医療・福祉関係者と一体となって支援を展開していくケースがあることを知り、司法書士という職業に興味を持ちました。これまで法律の勉強をしたことはなく、司法書士という名前しか知りませんでしたが、受験資格に制限がないこと、登記や後見、債務整理、簡裁訴訟代理等関係業務など業務の幅が広いこともあり、司法書士を目指すことを決意しました。

 

2.クレアールを選んだ理由

 もともとはアルバイトをしながら通信制の大学に通い、司法書士試験は独学で勉強をしていました。しかし一年ほど勉強を続ける中で、独学だと合格までの見通しが立たないと思ったことが受講の理由です。そして予備校には通学制と通信制の予備校がありますが、マイペースに進められる通信制のほうが自分に合っていると感じたため、クレアールを選びました。受講料も比較的安く、インターネットだけではなく紙の教材を利用できることも理由の一つです。また、「安心保証プラン」という目標年度に万が一不合格になってしまっても、次年度まで勉強を継続できるオプションがあったことが決め手でした。法学部を出たわけでもない私が、司法書士を目指すのは不安でしたが、このような保険があることは安心材料になりました。

 

3.クレアールで学習して良かった点

 まずは通信制のため、いつでも自分のペースで勉強を進められる点が良かったです。勉強方法も出先ではスマートフォン、家では紙の教材など使い分けができ、勉強を継続しやすい環境だと思います。また、個人的に好きだったのが1000問ノックWebテストです。このテストは勉強へのモチベーションが低下している時であってもクイズ感覚で気軽に利用でき、広範囲の分野を短い時間で復習できるため何度も利用させていただきました。最後に小さなことかもしれませんが、先生方も清潔感があり、良い意味でクセがなく、講義を受ける際にも気持ちよく視聴できました。

 

4.クレアールのカリキュラムについて

 クレアールでは民法と不動産登記法、商法(会社法)と商業登記法が一体として講義がなされていました。これは最終的に記述式など応用的な問題を解く際にとても有益でした。特に登記法は手続法なので、単体ではなかなか理解が捗らないこともあるかと思いますが、実体法と一緒に学習することで頭の中でイメージがしやすくなりました。

 

5.学習法

・択一式

 択一式については、講義を一通り視聴した後に過去問を解きました。民法、商法・会社法、不動産登記法、商業登記法は範囲がとても広く、初学者にとっては一度で理解するのは難しかったので、最初のうちは過去問を一回解いて、テキストを通読することを繰り返し、ある程度知識が定着した後は、過去問を何度も解くことを行いました。また、民事訴訟法等のマイナー科目は主要科目と比べて出題数も少ないため、あまりやりすぎずにメリハリをつけて学習するようにしていました。司法書士試験では「過去問をとにかく何回も解くことが重要だ」と聞いたので、その通りに素直に勉強していたことが合格へつながったと思います。

・記述式

 記述式については、択一式がある程度解けるようになってから学習を始め、まずは合格書式マニュアル対応問題集で売買による所有権移転、役員変更など簡単な問題を繰り返し、最終的には記述式ハイパートレーニングを持ち歩き、電車内でも読んでいました。慣れてくると、紙に記入しなくても頭の中で、申請書を組み立てることができるようになり、そこまでくると答練も良い点数が取れるようになりました。 答案構成用紙は最初、適当に書いていたのですが、ケアレスミスが多いことに気づき、しっかりと時間をかけて作るようにしたところ、点数も良くなりました。特に本試験では10ページを超える問題文が出されることもあり、不動産登記では一つのミスが枠ズレを起こしてしまう可能性もあるので慎重に作っていました。

 勉強を始めた頃は記述式に苦手意識を持っており、択一式ではある程度問題が解けるのに、記述式では歯が立たない状況にショックを受けました。今振り返れば、知識の使い方が違うので解けないのは当たり前ですが、これから勉強される方は「学習初期は解けなくて当たり前なんだ」と軽い気持ちで勉強していただければ良いと思います。

 

6.苦手科目の克服法

 大多数の受験生も同様かと思いますが、不動産登記法、商業登記法及び商法・会社法が苦手科目でした。この三つの科目は日常生活で触れることがあまりなく、往々にして暗記に頼らざるを得ないことが多々あります。しかし、単に繰り返し学習を続けているだけではモチベーションも下がってきてしまうので、例えば添付書面だと、なぜその書面が必要なのか?という理由を理解しながら学習をすることを心がけていました。最終的には不動産登記法に関しては得意科目とまで言えるようになり、商業登記法及び商法・会社法に関しても抵抗感は薄れていきました。

 司法書士試験では午前・午後択一式・午後記述式と各々基準点が設定されるため、ある程度満遍なく問題を解けるようになる必要があるため、苦手科目に対する抵抗感をどれだけ減らせるかが合格への大事なポイントだと考えます。

 

7.答案練習の効果的な活用方法

 答案練習は基礎的な問題から応用的な問題になっていくので、基本的にはスケジュール通りに解くようにすれば大丈夫だと思います。私は問題を解いた後に解説冊子を読むだけで、映像の解説講義はあまり見ていませんでしたが、それでも十分に理解はできたので時間がない方はこのような利用方法も有りだと思います。また、答案練習は試験に必須の問題が厳選されているので、問題文をパッと見ただけで解答が浮かぶくらい、何度も繰り返し解いていました。そして通信で学習をしている方は、周りに受験生がいないことが多いと思うのですが、答案練習の採点結果には順位が記載されているので、モチベーション維持にも活用できればより効果的だと思います。

 

8.お試し受験について

 前年度にお試し受験をして良かったことは、自分の力量や試験の時間配分を身をもって体感できたことです。また、実際の試験会場では問題を解く以外にも、トイレをどうするか(試験中に行くとしたらいつ行くか?)、お昼ご飯をどうするかなど、細かな問題が出てくるのですが、お試し受験をしたことによって、緊張しやすいタイプの私でも今年度の試験では余計なことに気を使わず余裕を持って挑むことができました。私の場合は独学で勉強していた時期を含め、合計2回お試し受験をしたのですが、合格の前年度のお試し受験では、択一式の基準点を超えることを目標にしていました。結果的には択一式、記述式どちらも基準点を超えることができ、実力が上がっていることに喜ぶと同時に上乗せ点を取ることの難しさを痛感することとなりました。試験後の学習では上乗せ点を取れるように、今まで読んでいなかった択一六法を読み始めたり、記述式の実力を上げるようにひな形を繰り返し勉強したりと弱点を補う勉強をし、それが今年の合格につながったと感じます。

 

9.学業・アルバイトとの両立について

 私は大学3年生の冬から勉強を始めました。通っていた大学が福祉系の大学ということもあり実習や他の国家試験の勉強のため、合格までの約2年半の間は、司法書士試験の勉強を常に優先していたわけではありませんでした。特に実習中や他の国家試験の直前期は心身ともに疲れるので、潔く司法書士の勉強は中断することにしていました。短期間であっても勉強を中断するという選択は、今まで覚えたことを忘れてしまうのではないかと勇気のいることではありましたが、心身のバランスを壊してしまうと元も子もないですし、長期的な観点で見ると良い選択だったと思います。社会人の方はもちろん、学生の方も日々の授業、テストなど司法書士試験には関係ないことで時間が取られることも多くあると思いますが、私の場合、振り返ってみるとそれはそれで良い気分転換になっていたので、焦らずに勉強を続けることを大切にしてほしいです。

 アルバイトについては大学生の時から試験合格まで、同じ職場で週4日ほど働いていました。これから勉強される方々は、兼業か専業でいくのか迷われる方も多いと思います。こればかりはなんとも言えないのですが、専業受験生だと試験に対してのプレッシャーが重いとも聞くので、兼業で試験勉強することが結果的には私に合っていたと思います。もちろん勉強を進めていく中で、専業で勉強しないと受からないのではないかと思ったこともありましたが、たくさんの方々が働きながら合格しているのを見て、「コツコツやれば大丈夫だ」と自分に言い聞かせて学習を進めました。

 

10.最後に

 今回、私は合格することができましたが、勉強を始めたばかりの頃は自分が合格する姿は想像できず、不安な気持ちでした。こんな私でも合格することができたのは、ひとえに家族や職場の同僚などの協力、応援があってこそだと思います。そして何よりも、合格へのレールを敷いてくださったクレアールの先生方、事務局の皆様のおかげでもあります。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 また、司法書士を目指して現在勉強に励んでいる方々には、ぜひとも諦めずに合格を果たしてほしいと思います。合格までの道のりは人それぞれですが、日々の努力の積み重ねは必ず結果に表れていくものだと信じています。皆様のご健闘をお祈りいたします。

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