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「過去問を解いてテキストに戻る、この繰り返しで苦手科目を克服」 大野 綾子さん

「過去問を解いてテキストに戻る、この繰り返しで苦手科目を克服」

司法書士を目指した理由

 高校卒業とともに、漠然と法律に携わる仕事には就きたい、と思っていました。
大学に入り、実際授業で法律を学んでみると、何一つとして現実社会で役立ちそうなものがなく、淡々と授業に通う毎日になっていました。気がつくと周りは就活シーズン。やっと焦りだして将来何になりたいかを久々に考えてみたら、「やっぱり法律の仕事がしたい!」と思いました。

法律といっても色々あります。王道といえば司法試験です。でも目指している人を見れば、みんな大学入学当初からカリカリ勉強しています。「ムリっ!」と思い、知人に相談すると司法書士という業種を知りました。よくよく聞くと、司法試験ほどリスクは高くなく、さらに『街の法律家』という代名詞までついています。「これだ!」と思いました。私はこんな単純な理由で、司法書士への道を目指しだしたのです。

クレアールを選んだ理由

 司法書士試験は独学ではなかなか難しい、という情報を仕入れた私は、「まず予備校選びをしなきゃ」と思いました。そんなある日、学校の裏を通ったら探すまでもなく、『クレアール』がそこにありました。話を聞きにいってみると、「大学レベルの法律の勉強じゃ無理」と、けちょんけちょんに言われ、負けず嫌いの私は俄然やる気がでて、また受講料も他校に比べ安いというのを聞き、ずぼらな私は他校を探すまでもなくクレアールでやっていくことに決めました。

私の学習方法

【民法】

 前年の本試験で、判例・見解が多く出て見事に落としてしまったため、徹底的に穴埋め作業にかかりました。まず、過去問に出ている見解は必ず押さえ、それに答練で出てきたものをノートにまとめていきました。ただ、そのまま写すのではなくキーワードをピックアップし、説ごとに、どこが共通するか、異なるか、を表にまとめた感じです。すごく大変な作業に見えるかもしれませんが、いったんまとめてしまえば実際は答練開始前30分くらいや電車で見る程度でした。
今年の本試験は、去年と打って変わって見解がほとんど出ず不発に終わってしまいましたが(笑)、今思うに説を押さえることで、条文構造や判例の結論の意味等を大まかに理解でき、知らない問題の応用が利いたり、丸暗記していたものを減らすことが出来たと思います。   

 次に、民法にとって一番大事な判例・条文ですが、これはやはり過去問と六法です。
過去問は年度別では解かず、頭から単元ごとに解くやり方をしました。例えば、抵当権の過去問を全部解いたら、その後六法(私は、判例六法プロフェッショナルを使っていました)の抵当権の部分の条文・判例を見る、といった感じです。過去問1周終えるのに、かなりの時間がかかりますが、1周目できちんと理解して解くので、2周目にはかなり早く1周でき、最後まで年度別には解きませんでした。結果として、本試験で民法を落とさなかったのは、この勉強方法があっていたのだと確信が持てました。

【会社法】

 過去問は1周のみで、私はクレアールの過去問題集と、初学のときに受けた先生の講義をノートにまとめたものを、ひたすらやっていった感じです。私にとって会社法の条文を読むことほど億劫なものはなく、最後まで拒否してしまいました。会社法で少し失点してしまったのは、ここが原因かなと思いました。『過去問題集』+「条文」をきちんとやれば、まず会社法では十分かなぁと思います。

【憲法・刑法】

 私にとって一番の敵は、この二つでした。去年も計3問落としてしまい、くやしい思いをしました。そこで当時司法書士の担当者大山さん(本当に最後までお世話になりました)に相談したところ、もう一度初学の講義を受けたらどうか、という話でした。クレアールには初学からお世話になり、今となっては中上級にいた私は少し抵抗も感じましたが、受かるためには背に腹はかえれません。初心に戻る意味も込めて、受講しました。

古川先生の講義は本当に素晴しく、憲法に関しては「憲法とは何ぞや」から始まり、深入りしない程度に司法書士試験に出やすい見解(刑法では重要な見解)もふんだんに教えてくれ、初学講義とは思えない充実した内容でした。
私は、最後まで過去問を解いてはテキストに戻る、という作業を徹底し、結果5問とれたのは本当に感激です!

【マイナー(午後)】

 マイナーは今までの勉強方法を変えず、不登法は過去問と先例集、供託は過去問とテキスト、書士法は過去問のみ、商登法は会社法とセット勉強で会社法より過去問を多くまわした程度、民訴系は過去問、テキスト、条文ですが、条文については1日100条と決めて、4日で全部読むのを」3三回やりました。これで充分です。

【書式】

 日ごろの答練では、それなりに良い点を取るにも関わらず、一昨年・去年と本試験では芳しくなく、去年に限っては基本論点を間違え大枠をはずしてしまうという最悪の結果でした。本試験の緊張からなのかとも思いましたが、考えれば考えるほど根本的に何かが抜けている、と気づいたのです。ひたすら問題を解く毎日で、基本が抜けてしまったことに気づきました。

そこで受講したのが、『書式実戦解法マスター講義』です。受ける前は基本すぎて眠くなるかな~とか思いましたが、忘れやすい論点がふんだんに出てきて眠くなる暇もありませんでした。

あとは1月ぐらいに過去問を1周して、答練の問題を解くだけですが、最後まで手放せないのは『合格書式マニュアル』です。これは素晴しいです。商登法の新設分割だって、きちんと載っています。講義、答練、『合格書式マニュアル』の三点セットで本試験は問題なくできました。

【答練・公開模試】

他校の公開模試をかなり受けました。理由として場慣れもそうですが、自分の日ごろの成果がどのくらい試験で反映されているか試すためもあり、あと何より今までの集大成として悔いを残したくなかったからです。ただ、今思えばそんなに受けなくてもよかったかなと思います。六月に入って毎週のように公開模試があり、途中疲れて終了30分前に出てしまったこともありました。今読んでいただいてわかるように、無駄ですよね(笑)。でも唯一よかった点は、本番に弱い私にとっては、たくさん受けて感覚が麻痺したおかげで、本番を答練のように受けられたことです。本試験では、知らない論点にぶつかった時に『こんなの(本試験に)出ないよ』と、本気でつぶやいてしまうほどです(笑)。次の瞬間、これが本試験だよ!と気づき、いっきに緊張が高まりましたが・・・。

答練等の受け方として、クレアールでは、『実力完成総合答練』を受講しましたが、この答練では常に上位(5位くらいまで)にいることを目指して受けました。理由として、他の予備校の答練等も受けましたが、過去問(つまり本試験)に一番近いのはクレアールの問題だなと思っていたので、基本が多いクレアールの問題を必ず得点につなげていくこと、大手予備校に比べれば受講者数が少ないですから、そのことを考えてもここで上位にいないと本試験では太刀打ちできない、と自分の気力を高めていました。もちろん知らない問題も出てきますが、その時は正答率を見て30%以下のものは気にしませんでした。

支えてくれた皆さんに感謝

 今振り返ると、本当に私一人の力では合格に辿りつけませんでした。クレアールは本当にアットホームな予備校なので、担当者の方は家族のように心配してくれましたし、先生達も親身になって一緒に悩んで、一緒に考えてくれました。

また家族や友人等大切な人達も、後一歩で合格に辿りつけなかった私を、合格するまで、根気強く待っていてくれました。本当に感謝でいっぱいです。

最後は、司法書士になりたいという気持ちよりも、この人達に恩返しがしたい、喜んでほしい、との一身でがんばっていました。合格できて、本当に嬉しく思います。

謙虚に信念を持って

 初学の方は、一心不乱に合格まで、突き進んでください!私みたいに足踏みを経験した人、司法書士の勉強を続けようか不安になるかと思いますが、絶対諦めないでください。「来年で決める!」と心に決めれば運もついてきます。受かったときの喜び(私は安堵感でしたが‥)は、本当に感動的で、皆さんにも経験してほしいです。謙虚に、信念を持って頑張ってください。

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