「クレアールは、一緒に戦ってくれる心強い存在」 鴻上 妙子さん

鴻上 妙子さん

「クレアールは、一緒に戦ってくれる心強い存在」

目次

司法書士受験を決意した理由

 私が就職活動をしていた時期は採用が厳しく、就職の難しさを身にしみて感じる時期でした。やっと大学事務の職に採用してもらったものの、雇用期限のあるものでした。同じように雇用期限のある職員の方の再就職活動をみていて、普段のお仕事を優秀にこなしている方でしたが、希望する職は難しいようでした。私自身も次の就職先を探す時の年齢を考えると、何か自分にアピールできるものがないと再就職は難しいと痛感しました。そんな就職難の現実と、女性である私が一生続けていける、やりがいのある仕事をしたいという気持ちから、いろいろな職業を調べたり、会社見学や面接に行き、模索していました。そんな時に知ったのが司法書士でした。

社会人になって数年たった頃、「このままでよいのか、自分にとってやりたいことってなんだろう」と、迷いや不安を感じる方は多いのではないかと思います。女性の場合、結婚・出産という大イベントがあるかと思いますが、それと平行して、少し落ち着いた頃にでも「何かにチャレンジしたい」「やりがいのある仕事をしたい」と思う女性は多いのではないでしょうか。現代では女性にとっても「仕事」は、雇用形態は様々ありますが、「一生もの」なのではないかなと思います。私が興味をもった職業の中で司法書士は、人の役に立つことのできる「一生の仕事」だと一番魅力を感じたので受験を決意しました。

私の学習方法

私はとにかく、過去問を繰り返し解き続けました。「過去問が確実にできれば受かる」とよく言われていましたが、本当にそうだと思います。

私の良くなかった点は、過去問だけをやっていたものの、過去問からさらに勝手に事例を展開して考え始めたり、細かいところに目をつけて考えすぎたことだと思います。過去問に出ている条文の趣旨・要件・効果を、人に説明できるくらいにきっちり覚えて自分のものにする。そして、その条文に関係する例外的な判例を覚える。この一番基本的なことを繰り返しやることが重要なのに、繰り返すことに飽きて面倒臭いと感じていたのだと思います。基本を疎かにし、知っているつもりになって勝手に応用して考えるくせが、正答率の高い問題を落とす原因だったと思います。この失敗から、根気よく一番重要な基本を繰り返すことが合格への近道だと痛感しました。

 

 

クレアールの答練と公開模試について

 クレアールの答練は過去問から大きく離れることはなく、ひたすら過去問を繰り返し解き続けていた私にとって、安心して取り組むことができるものでした。過去問という合格に必要な最小限の知識が、頭にしっかり定着しているかを確認することのできるよい答練だと思います。

私の場合、過去問から離れた難しい模試などにチャレンジすると、変に考えすぎる悪いクセがでて混乱してしまい、他の基本的な問題も立て続けに間違えてしまうことがありました。クレアールの答練ではそういったことがなく、答練を受ければ受けるほど、スッキリと知識の整理ができました。また、受講中は何度でも質問することができるので、すぐに疑問点を解消することができました。こういった受講生からのSOSに素早く対応してくださるクレアールのフォロー体制が、直前期のモチベーションを持続する大きな力になっていたと思います。

また、クレアールの「全国模擬試験」も、知識の整理に役立ちとてもよかったです。直前期の勉強時間はとても重要です。試験勉強は、自分の苦手な論点、ミスやひっかかりやすい問題、記憶が定着していない条文・判例など、自分のできない部分とひたすら向き合って修正していく作業だと思います。過去問から離れず、スピードを上げて同じことを根気よく繰り返していくことが弱点の克服になると思います。直前期の模擬試験は、新しい知識を取り入れるのではなく、短時間で自分の弱点が確認できるものを選ぶのがよいのではないかと思います。

「合格するための生活」を考える

私は、合格まで4回受験をしています。
受験期間が長くかかってしまったため、精神面でも肉体の面でも健康を維持するのが難しかったです。私は、大学が農学部卒業で、司法書士とはまったく縁のない生活をしていました。勉強を始めた頃の私は、本を読むのも苦手で、六法の小さな字を読んでいると頭が痛くなる始末でした。椅子に座ることもすぐ飽きてしまうので、ウロウロ歩いたり、ゴロゴロ寝っ転がりながら勉強したりと、どんな形でもとりあえず本を読み、勉強することに身体を慣らすのが大変でした。

初学者の時は仕事をしながらの受験生活でしたので、勉強時間を作るために睡眠時間を削り、使える時間はすべて勉強方法時間に費やしていました。休憩や息抜きを全く考えず、ただがむしゃらにやっている感じでした。

受験勉強に専念している受験生から遅れをとってしまうことを不安に思い、合格に必要な勉強をとにかくこなすことばかり考えていました。気持ちばかりが先走り、勉強するために不可欠な自分の健康を考えていませんでした。今考えると、身体が常に疲れているため効率は悪く、無茶な勉強の仕方だったと思います。短期で合格できれば問題なかったのかもしれませんが、私の場合は合格よりも先に身体にボロがでてしまいました。そのせいでうまく勉強が進まず、それに焦って無理をし、また体調を崩す感じでした。体調を崩すと、確実に合格も遠いていきます。

これから司法書士を目指して勉強を始められる方は、合格に向けての学習の計画を立てる事があるかと思います。その計画の中に、自分の体力と生活環境に合わせた「合格するための生活」も考えて立てていかれると、私のような失敗をせず、もっとスムーズに合格を目指せるのではないかなと思います。

夫の支えが大きな力に

 法律の知識もなく、決して要領がよいとはいえない私が、時間をかけてでも合格できたのは、周りの方の暖かい支えがあったからこそです。特に夫の支えはとても大きなものでした。

私は受験勉強にたくさんの時間を使いました。試験直前期はスーパーのお弁当やお惣菜の夕食が続くこともありました。会話をする時間もほとんどなく、私の頭の中は勉強のことでいっぱいでした。新婚夫婦とは思えない受験一色の生活で、家事は手抜きだらけのぐうたらな妻だったと思います。そんな自分勝手な私の勉強時間を作るために、夫は仕事で疲れて帰ってきた後も家事を手伝ってくれていました。毎年落ち続け精神的にも辛くなっている私をひたすらそばで見守り、励まし続けてくれた夫の存在が、私が奇跡的に合格することができた大きな力になったのだと思います。

勉強した分だけ必ず評価される

私はこの受験で、家族や友人からたくさんの励ましをもらいました。受験勉強の過程で、人との繋がりの大切さを痛感し、精神的にも成長したと思います。受験期間は長くかかってしまいましたが、長くかかった分、司法書士として必要な、人の権利を守るための信頼関係や誠実さを周りの人から学んだように思います。

司法書士の試験勉強は根気の必要な大変な試験だと思います。「諦めずに努力を続けること」は、資格試験に限らず何を目標とするにしても大変で難しい事だと思います。ですが、司法書士試験は勉強した分だけいつか必ず評価される資格試験だと思います。

最後に

様々な理由で続けることに迷いを感じ、しんどい気持ちになることがあるかと思います。そんな時に「今続けている努力は必ず報われるものだ」と確信して、どうか諦めないで合格を勝ち取ってほしいと思います。

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