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「情報を集約させた『択一六法』が、暗記用ツールとして大活躍」 金沢 佑香さん

「情報を集約させた『択一六法』が、暗記用ツールとして大活躍

司法書士を目指した動機

私は大学を卒業後、金融系の会社に総合職として入社しました。そこで初めて司法書士の方に出会い仕事内容を知り、司法書士という資格に興味を持つようになりました。また、女性なので手に職をつけた方が一生働いていけるし、自分の人生の支えにもなると思い資格取得の決意をしました。ただ、仕事内容はなんとなく理解はしていましたが、試験内容や合格率などの詳細はクレアールへの申し込み後に知ったので、とんでもない世界に足を踏み入れてしまったのではないか、こんな試験本当に合格できるのかという不安からのスタートでした。

クレアールを選んだ理由

クレアールには、無料体験講義を受講してから受講を決定しました。講義のわかりやすさはもちろんでしたが、クレアールに通学を決めた理由の一番はテキストがコンパクトな事でした。私は分厚い教材はそれだけでやる気が失せるので、クレアールのテキストのコンパクトさにはこれならいけると思いました。逆に、こんなにコンパクトでも大丈夫だという『非常識合格法』へのクレアールの自信のようなものを感じました。
また、何かと費用のかかる受験生活においてはテキスト代込みという授業料の安さも魅力的でした。

クレアールの良かったところ

クレアールの教材は、本当にどれも優れています。実際、会社法の暗記用として市販の教材を使用していましたが、それ以外はクレアールの教材で十分でした。中でも『択一六法』はとても重宝しました。市販の登記六法では法律特有の言い回しでわかりにくい部分が多いので「超訳」のある『択一六法』がとても使いやすかったです。条文には関連問題や類似制度の比較表などもあり、さらに答練などで知らなかった知識などを書き込むことで、各科目の『択一六法』に情報を集約し暗記用のツールとしても大活躍でした。

受験勉強を振り返って

【1年目】

基本講座を全て受講しましたが、4月から始まる答練は一度も受験することなく終わりました。過去問もほとんど手をつけていない状態でしたが、本試験だけは受験をしました。結果はもちろんのこと、点数も全く覚えていません。

【2年目】

とにかく過去問を解く事に力を注ぎました。本試験の直前に点数があがったのですが、やはり本試験はそんなに甘いものではなく安定した本当の実力でなかったため午前科目での足きりに終わりました。

【3年目】

2年目の反省をする事、そして自宅に勉強机と椅子を購入する事から始まりました。本試験では午後科目は基準点を超えていたため、やはり午前科目では50%以上の問題を確実に落とさないようにしなければ合格は有り得ないと実感しました。本試験を振り返るのは、「こうしておけば良かった」という思いもよぎり、あまり楽しい作業ではないかもしれませんが、自分の弱点を知るためにはとても大切な作業だと思いました。
勉強方法や答練の結果を振り返ってみると、

  1. 理解した気になっていただけであいまいな部分が多く、十分に知識が定着していない事
  2. 過去問の解き方が甘かった事
  3. 苦手な憲法・会社法の対策も不十分だった事

を反省をしました。
また、2年目は自習室で勉強をしていましたが、「通学時間がなくなる分、その分は休めるなぁ」と考えた事と「自宅の方が時間など自分のペースで勉強出来る」と思ったので、3年目は自宅での勉強に変更しました。

3年目のリベンジに向けて(学習方法)

本試験まではあっという間ですが、そうはいっても長いので息切れしないように、「年内まで」「3月まで」「直前期」とし、それぞれまでにどれ位の勉強をしていなくてはいけないのかをおおまかに逆算して考えました。計画を立てる時も、クレアールではスタッフの方が相談にのってもらえるので、無理な計画を立てずにすみました。勉強する時には、一日に何時間勉強するという決め方ではなく、一日のノルマをこなすために集中して早く終わらせるようにしていました。集中していない時に勉強をしても、なんとなく勉強した気にはなりますが全く身についていないと実感していたので、集中できない時は思い切って勉強以外の気分転換をする事で頭の切り替えをしていました。また、理解する事で記憶が定着する部分と、直前期にきちんと暗記しなくてはいけない部分を意識して勉強していました。

【年内まで】

年内は主要4科目と民訴系の過去問、『記述式ハイパートレーニング問題集』 、会社法の問題集を1度まわしました。過去問は去年まで回数をまわす事に拘わりすぎていたので、量より質を目指し、きちんと肢別に正誤を確認しながら丁寧に解く事を心掛けていました。曖昧な肢や間違えた肢には付箋を貼り、翌日に必ずもう一度確認する事で知識の定着を確実にする事ができました。
書式は1日に何問解くという事は決めずに『記述式ハイパートレーニング問題集』 だけをやりましたが、常に「ひな形」の確認をする事に重点を置き勉強をしていました。初学者の方は、この時期に不動産登記法や商業登記法が理解できなくても「ひな形」だけを何回も書いて暗記してしまえば後々楽になると思います。

【3月まで】

1月から3月には答練も始まりますが、年内の学習に民訴系以外のマイナー科目の過去問の勉強を開始しました。書式は1日に不動産登法・商業登記法を各1問解くようにしました。この時期には一日に全科目を勉強するという事は特に意識をせず、答練の午前・午後科目の週に合わせて科目を調整し勉強していました。この時期にはマイナー科目をきちんとやっておく事が強みになると思うので、年度毎やテーマ毎に過去問を解き、去年の答練の復習をしました。憲法に苦手意識がなければそこまでやる必要はないと思いますが、私は憲法が特に苦手だったので公務員試験用の問題集で必要な部分だけを勉強したりもしていました。会社法は問題集をテーマ毎から、「今日は8番、18番」など8のつく問題だけを解くなど、全体の範囲に常に触れるように工夫していました。

【直前期】

直前期には触れていない科目があると不安だったので、一日に全科目を勉強するようにしました。基本は一年分の全科目の過去問 、不動産登記法・商業登記法の書式各1問と苦手分野の答練の復習等でした。会社法以外の科目の『択一六法』を自分の書き込みを含めてなるべく読むように心掛けていました。民訴系の科目では、特に『択一六法』の読み込みで成績が安定したと思いました。またテーマ毎に効率良く基本知識の確認作業ができるので、クレアールの『厳選肢別チェック集 現;1000問ノックWebテスト』 をこの時期に活用しました。この時期には、肉体的にも精神的にも疲れがたまる時期なので体調管理にも気を配り、本試験前日も普段どおりの勉強をしていました。

答練・模試の活用法

答練では正答率が40%以下の問題は深追いをせず、正答率が50%以上の問題で自分が間違えた問題をきちんと復習していました。書式はクレアールの答練や模試の方が本試験より難しいので、出来なくて落ち込む事もありましたが、難しい問題に慣れておく事で本試験の変化球の書式にも対応できるようになると思いました。復習としては、不動産登記法は先例の確認をし、商業登記法は苦手な役員変更を中心に一週間後にもう一度解き直しをしていました。答練では間違え方について、①全く知らなかったのか、②勘違いをしたのか、③読み間違えか、などを確認しケアレスミスをなくすようにも心掛けました。
答練や模試などではどうしても成績に一喜一憂しがちですが、あくまで本試験までの過程で練習にすぎないので、練習で間違えても「本番ではなくてよかったなぁ」と思うようにしていました。また、本番を意識した時間配分や問題を解く順番など、自分がやりやすい方法を答練や模試で見つけられればいいと思います。私は午後の時間配分は先に択一を60分で設定し、残りの時間で書式を解くようにしていました。本試験の方が緊張のため時間がかかると思うので、普段の答練では多少厳しく時間設定をしておいた方がいいかもしれません。

本試験の緊張感を克服

前年の本試験では、自分の心臓の音が邪魔になる位に物凄く緊張をしてしまったので、緊張を克服する事も私の中のテーマでした。その為にも、普段の答練から本試験と思い緊張感をもって受けるようにしていました。そうする事で、緊張することにも慣れて緊張が和らいできたように思えましたし、模試は他校を含め全部で6回受けたのですが、6回の模試と本試験で毎回同じ昼食をとり、本試験を意識しないようにする事ができました。
本試験当日は、全く緊張しないというわけではなかったのですが、いつも使っているお気に入りの筆記用具を忘れたりするハプニングもありましたが、あまり本試験だと意識をする事なく落ち着いて試験を受ける事が出来ました。本試験だからと気合いが入り普段しない事もしたくなりますが、逆効果になる事もあるのでやはり普段通りが一番だと実感しました。

最後に

一日に何時間勉強しないと受からないとか、あれをやれば受かるとか、そういったものは全くないのが司法書士試験で、それぞれの勉強方法があると思います。その為自分の事を理解し、自分に合った勉強環境や勉強方法を早く見つけ、そして自分のやり方に自信をもって継続する事が合格への近道だと思います。
『人に頼るな自分でなせば叶う』これは、事務局のスタッフの方から頂いた合格鉛筆の言葉ですが、この言葉を励みに本試験当日は乗り切る事が出来ました。本試験では本当に自分以外の誰にも頼れませんが、本試験に至るまでの受験生活のなかで思うような結果が出せなかったり、計画通りにいかなかったり、不安になる事も多かったですが、そういう時には講師、事務局のスタッフの方々やクレアールの受験仲間、家族、友人など周囲の人達のお陰で前向きに勉強をする事が出来ました。クレアールで受験生活を過ごせた事は、とても幸運な事でした。本当にありがとうございました。

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