司法書士試験<過去問題肢別チェック ■刑法「刑法総論 罪数」>

問題1 Aは、Bを殺害した後、Bの死体を山林に遺棄した。この場合、Aに成立する殺人罪と死体遺棄罪とは、併合罪となる。○か×か?

正しい。殺人罪と死体遺棄罪とは、併合罪である(大判明43.11.1)。【平26-25-イ】

問題2 Aは、1回の焼却行為により、Bが所有する物とCが所有する物を損壊した。この場合、Aに成立するBに対する器物損壊罪とCに対する器物損壊罪とは、観念的競合となる。○か×か?

正しい。1個の行為で数個の罪名に触れる観念的競合における数個の罪名は、異なる罪名であっても、同じ罪名でもよい。したがって、1個の行為でBが所有する物とCが所有する物を損壊しているので、Bに対する器物損壊罪とCに対する器物損壊罪とは、観念的競合となる。【平26-25-エ】

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