司法書士試験<過去問題肢別チェック ■民法担保物権「先取特権」

問題1 一般の先取特権も、不動産について登記することができ、その登記がされたときは、これに後れて登記された不動産売買の先取特権に優先する。○か×か?

問題2 動産の売主は、その動産が買主から第三者に転売され、現実の引渡し又は占有改定による引渡しがされたときは、当該動産について、動産売買の先取特権を行使することはできない。○か×か?

問題3 株式会社Aに電気を供給していたE電力会社が株式会社Aから電気代の支払を受けていない場合、E電力会社の電気代に関する債権は、日用品の供給を原因として生じた債権といえるから、株式会社Aの総財産の上に先取特権が認められる。○か×か?

問題4 株式会社Aが、Bから事務所として賃借した甲建物の賃料を3か月分滞納していた場合において、賃貸借契約の締結の際に敷金として2か月分の賃料相当額を支払っていたときは、賃貸人Bの3か月分の賃料について、株式会社Aが甲建物に備え付けた動産の上に先取特権が認められる。○か×か?

問題5 建物を新築する場合における不動産工事の先取特権の効力を保存するためには、当該建物の新築後直ちにその工事の費用の額を登記しなければならない。○か×か?

問題6 雇用関係の先取特権は、不動産について登記をしなくても、当該不動産について登記をした抵当権を有する債権者に対抗することができる。○か×か?

問題7 動産売買の先取特権の目的物に質権が設定された場合、当該質権は、当該動産売買の先取特権に優先する。○か×か?

問題8 不動産の工事の先取特権は、工事によって不動産の価格が一旦増加した場合には、先取特権の行使時点において当該価格の増加が現存しないときであっても、行使することができる。○か×か?
問題9 動産売買の先取特権の目的物である動産が第三者に売却された場合には、その引渡しが占有改定の方法によりされたときであっても、先取特権者は、その動産に対して先取特権を行使することができない。○か×か?

問題10 登記されていない一般の先取特権は、登記されていない抵当権と同一の順位となる。○か×か?

問題11 動産の買主Bが、売主Aに対する代金の支払を怠っているにもかかわらず、その目的動産をCに転売して引き渡し、転売代金がすでに支払われてしまっている場合、Aは、動産売買の先取特権に基づく物上代位権の行使としてBの代金債権を差し押さえることはできず、Cのところにある目的動産に対して直接に動産売買の先取特権を行使することになる。○か×か?
問題12 不動産売買の先取特権については、売買代金及び利息の支払がされていない旨の登記がされていても、権利を行使し得る利息の範囲は最後の2年分に限られるが、根抵当権については、利息は元本と合わせて極度額を超えなければ最後の2年分に限られない。○か×か?
問題13 工事着手後にされた不動産工事の先取特権の登記は、無効であるが、根抵当権の登記の有効性は、根抵当権が有効に存続している限り、登記のされた時期にかかわらない。○か×か?
問題14 不動産の売買の先取特権は、売買契約と同時に、不動産の代価又はその利息の弁済がされていない旨を登記した場合には、その前に登記された抵当権に先立って行使することができる。○か×か?

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