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『合格するための必要最小限を学ぶ『非常識合格法』を選択して大正解』 池田 大助さん

 

司法書士を目指した動機

私が司法書士資格を目指したのは、これからの人生において何か支えになる難関資格がほしいと考えたこと、勤務先である介護施設の利用者様の成年後見人であった司法書士の先生に憧れたこと、友人が司法書士資格を目指していて情報を耳にしていたこと等の複合的な理由からです。

通信講座の充実している予備校を探して出会ったクレアール

司法書士資格を目指すことを決めたわけですが、試験の難易度を考えた時、独学で挑むのは難しいと思いました。また、シフト制の仕事していた関係上、通信講座で学ぶしかありませんでしたので、通信講座の充実している予備校をインターネットで探しました。いくつかの選択肢の中からクレアールを選んだ理由は、何より受講料が安かったこと、そして、薄い教科書による『非常識合格法』に興味を持ったことです。一見「安い講座と薄い教科書」というのは不安になるものかも知れません。実際、私も一抹の不安を感じましたが、「合格するための必要最小限を学ぶ」という明確な方針を信じてやってみようと思いました。この直感とも言える選択は、結果的に大正解でした。

私の勉強方法

5月、私は、「1回目の本試験での合格を目指す。もし1回目で不合格の場合でも、択一の基準点を最低限突破し、翌年の2回目の本試験で確実に合格する。」というルールを定め、勉強を開始しました。
私の勉強方法は、合格体験記の抜粋で成り立っていると言っても過言ではないと思います。合格体験記には多くの合格への知恵が記されていると思いますので、自分なりに取捨選択して取り入れてみるのが良いと思います。さて、私の1年目の勉強方法ですが、まず講義を絶対に溜めずに、計画通りに消化します。そして講義で終えた範囲の過去問は、講義後すぐに読みました。学習初期は正誤にこだわると苦しいだけなので、教科書として読むといったスタンスがよいと思います。解説に出てきた条文は、必ず六法で引きます。そのようにして何度も引いていると、次第にその六法の該当ページが画像で思い浮かぶようになってきます。また、単純に暗記すべきもの(例えば、不登法の単独申請できる場合等)は、メモにして壁などに貼り、一旦は暗記するようにしました。最初のうちは内容もあまり理解していないためすぐに忘れてしまいます。しかし、それは仕方ないと割り切り、繰り返し覚え直しました。

 


講義が会社法、商登法に進むと復習量も増えてきて、なかなか民法、不登法に手が回らなくなってきました。そこで、会社法、商登法の講義の間は民法、不登法の復習のペースを少し落とし、教科書の読み込み中心の復習をすることにしました。試験範囲を凝縮したクレアールの薄い教科書は、全部を読み返してもそれほど時間はかからないため、比較的簡単に全範囲を見直すことができます。その結果、過去問の消化に追われて疎かになっていた基礎部分を、もう一度固める事が出来ました。
主要4科目の講義が終わった頃から、過去問(会社法は除く)と『択一六法』中心の勉強に切り替えていきました。『択一六法』は付随論点、比較の表等がまとめられているため、混乱しやすい箇所を予め把握できます。比較されている内容は、意識して理解、暗記するようにしました。中でも会社法の『択一六法』は、2年2カ月にわたる勉強において正に戦友とも呼べる程の中心教材となりました。準用条文を書き直してあったり、会社法施行規則の抜粋を載せてあったり、一冊で事足りるので本当に役立ちました。さらに類似内容の条文番号や申請書の記載方法を書き込んだり、自作の比較表を貼り付けたりしてオリジナルの択一六法を作っていきました。一方、失敗もありました。択一の勉強に気を取られ、記述式の勉強の開始が遅れてしまったことです。年が明け、『書式特訓答練』の開始が迫っても、私はマイナー科目の基礎講座に追われ、基本的なひな形の勉強しかできていませんでした。
ついに『書式特訓答練』が送られてきましたが、基礎もできていない状態で解いても、何も答えられずに問題が無駄になると思い、実施を一カ月弱程遅らせることにしました。ただ一旦溜めてしまうと、その後の答練をハイペースでこなさなければなりません。マイナー科目の復習も加わる中で、答練の復習に時間が取れなくなりました。記述式の勉強開始の遅れがすべてに響いてしまいました。
そのようになりながらも勉強時間を増やし、なんとか全科目を消化しました。過去問も主要科目は6~7周、マイナー科目は2~3周はしたと思います。この頃には9割以上正解できるようになっていました。6月の全国公開模試の結果はA判定で、「1回合格する可能性があるところまで、なんとか間に合わせることができたのかな」といった感じでした。
そして、1回目の本試験を迎えます。択一では、答練でやったことのある問題が何問も出題されているのに驚き、もっと答練の復習をしておけばよかったと後悔しました。記述式不登法は、いわゆる別紙形式の出題で、何が論点かも分からないまま前提登記を全て見落としてしまい、試験当日の夜には不合格を確信することとなってしまいました。ただ、択一の基準点は突破することができたので、2年目への足がかりになったとも感じました。後の成績通知では、午前84、午後81、記述式12点でした。記述式不登法は屈辱の0点でした。

2年目の勉強方法

本試験1カ月後には勉強を再開しましたが、2年目も過去問と『択一六法』中心の勉強方法は変えませんでした。ただ、マイナー科目を年内からしっかりと勉強しました。本試験直前期に、マイナー科目に時間を取られ、主要4科や記述式の勉強時間が足りなくなったという理由からです。年明けに、特待生試験を受け、『答練パック』を申し込みました。2年目は、答練の解答をすぐに提出するようにし、答練はあくまで答練ですが、本試験と同じく本気で臨むために、成績上位(できれば1桁)を目指すようにしました。基礎ができてきたのか、総合答練でも安定した成績(択一平均30問弱)が取れるようになり、問題の解く順番を色々と試す余裕も出てきました。試行錯誤の結果、午後の部は、択一、記述式商登法、記述式不登法の順で解くのが自分に合っていることがわかりました。「得意の商登法で多少時間をかけてでも確実に点を稼ぎ、不登法を最小失点で乗り切る」という作戦です。また、前年の反省を生かし答練もしっかりと復習することを心掛けました。本試験までに各答練を3回は解き直したと思います。6月の全国公開模試では思ったほど得点できずに少し落ち込みましたが、「本番で取れば良い」と開き直り、精一杯模試の復習をして本試験に備えました。

前年の借りを返す

遂に、2年以上の準備期間を経た人生最大の挑戦とも言える2回目の本試験を迎えました。「前年の借りを返す」という意味を込め、敢えて前年と同じ服装で会場に向かいました。択一問題は、前年と同様に答練からの的中問題もあり、落ち着いて解くことができました。作戦通り先に解いた記述式商登法は手応えありでした。しかし、不登法を一通り書き終えて見直しをしていると、第1欄と第2欄の申請順序が逆であることに気づきました。血の気が引いていくのを感じました。試験時間は残り10分を切っています。すぐに第1欄と第2欄を入れ替え始めました。手が震え、うまく字が書けずに時間が過ぎていく中、今年はもうダメだと諦めかけました。しかし、そんな時、合格体験記で多くの方が書いている「最後まで諦めない」という言葉が頭に浮かび、私を奮い立たせてくれたのです。必死に書き続け、ようやく書き終えた時、残り時間はわずか30秒でした。私も先輩合格者と同じように、最後まで諦めない気持ちが何より大切だと、これから目指す方や再挑戦される方にお伝えしたいと思います。
不安な日々を3カ月過ごし、法務省のホームページで自分の受験番号を見つけた時は心底ホッとしました。成績は午前90、午後84、記述式56.5点でした。記述式不登法の第1欄と第2欄の入れ替えをしていなければ、不合格だったでしょう。

司法書士を目指す方へ

私と同じく通信講座で勉強されている方に、3点だけですが、私なりのアドバイスができたらと思います。

①自分の逃げ道を塞ぐ。

通信受講生は、基本的に孤独な戦いであるので、勉強から逃げ出せない環境作りをするべきだと思います。私は、家族や友人に何の根拠もないまま「絶対1、2年で合格できる。」と宣言し(後に宣言したことを後悔しましたが...)、自分を追い込んでいました。

②講義を見直せることを武器にする。

講義を何度でも見直せることは、通信受講生の最大の武器だと思います。2年目も会社法、マイナー科目の基礎講義を2倍速で見直し、基礎を固めました。また過去問や教科書の勉強をする気が起きない時は、とりあえず講義を見直すだけで、十分な復習になります。

③様々な情報に惑わされず、予備校を信じる。

通信受講生はつい他校講座に目移りしがちです。しかし、一度決めたら他校の教材等との比較は全く意味がありません。各校とも合格への方法論が異なるので混乱するからです。自分の選んだ予備校を信じ、勉強あるのみです。

司法書士試験は確かに難しい試験ですが、効率的に基礎を固めていけば、決して届かない試験ではないと思います。クレアールを信じて、最後まで諦めずに頑張ってください。最後になりますが、素晴らしい講座を提供して下さったクレアールの皆様、私を応援し支えてくれた家族、友人に心から感謝しております。本当にありがとうございました。

 

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