「仕事をしながら合格できたのは良い学校に巡り合ったから」 平子 綾子さん

平子 綾子さん

仕事をしながら合格できたのは良い学校に巡り合ったから

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司法書士を目指したきっかけ

大学を卒業し、一般企業の事務職に2年間勤めました。仕事もそれなりにおもしろく、職場環境も悪くはなかったのですが、「このまま会社に勤め続けて、自分はこの仕事を一生の仕事として続けていけるのだろうか・・?」と、ある時考え、会社に辞表を提出。それまで、全く法律とは無縁の生活を送っていたのですが、女性が生涯仕事をしていくには、ある程度簡単には取得できない資格を取ることが必要だと思い、以前から興味のあった独立開業系の資格『行政書士』を、1年の受験勉強期間を経て取得し、現在勤務している司法書士事務所に勤め始めました。

先生方の仕事ぶりを間近で拝見するうちに、行政書士よりもより専門性が高く、認定試験を通れば簡易裁判所の代理権も取得できる司法書士の資格を取りたいと思うようになり、再び資格試験に挑戦する決意をしました。

無駄に受験してしまった2年間

行政書士試験に1回で合格し、資格試験を甘く見ていた私は、司法書士資格を取ろうと決めた1回目は、無謀にも全く勉強をすることなくの受験をしました。結果は勿論散々なもので、確か半分も得点出来ず書式もほぼ白紙提出だったのではと思います。次の年は、さすがに行政書士試験の知識では到底及ばないと、他校の通信講座で司法書士試験の基礎講座を受講しましたが、膨大な量のテキストと講義に手が回りきらず、どうにか半分終えたところで2回目の試験を受験。結果は、前年と大差のないものでした。
2度の受験を経験して、私はようやく司法書士の資格を取るには相当の決意と事前準備が必要だと思いました。思えば過去問題集も不動産登記の先例集も持たず、司法書士試験の『足切り』システムも知らずに受験していた2年間は、いわば格好だけの受験になってしまい、大きな時間のロスでした。

今から司法書士試験を目指そうと考えている方がいらっしゃったら、私としては独学での受験はお勧めしません。司法試験を受験されていた等、基礎知識がしっかりしている方なら対応できるかもしれませんが、大学で法学を専攻したわけでもなく、全くの法律初心者が司法書士を目指すには、きちんとした法律の基礎が必要です。司法書士試験に確かな実績があり、1年から1年半かけて初学者の勉強をサポートしてくれる講座を探すのが、短期合格を実現する一番の近道なのではないかと、自分の失敗を振り返って思います。

『非常識合格法』が決め手に

勉強を決意したとき、幾つかの資格専門校の説明を受けましたが、クレアールは受講相談で時間をかけて丁寧に説明して下さり、受講生の生活スタイルに合わせた受講方法で柔軟に対応して下さるとのことだったので初めから好印象でした。また、パック講座の安さも魅力で、何より基礎知識を充実させ、多くの知識を詰め込まずに必要最小限の勉強で合格を目指す『非常識合格法』が、時間のない私にとって願ってもない勉強方法だったため、受講を決意しました。

シンプルなテキストで効率学習

送られてきたテキストが、他校に比べて格段に薄いことに初めは不安を感じましたが、テキストは必要な情報がシンプルに分かりやすくまとめられていて使いやすく、マイナー科目は殆どテキストと六法・過去問で合格レベルまで知識を高めることが出来ました。初めからテキストにたくさんの情報が書かれていると、その部分で一番重要なポイントがぼやけてしまい知識が混乱しがちですが、クレアールのテキストを基本にしつつ科目によって参考書を足して勉強を進めたことで、効率的な学習が進められたと思っています。

私の学習法

 司法書士事務所に正社員として勤めながら受験していた私は、どうしても1日の勉強時間が3時間程度と非常に限られた時間しか取れなかったので、色々な教材に手を伸ばすことは控え、インプットはクレアールのテキストと使い慣れた参考書で、アウトプットについては択一は過去問、書式は『合格書式マニュアル』の「ひな形」と答練で出た書式を繰り返し解くことに専念しました。また、苦手意識があって過去問も少ない会社法は、短期間で会社法の条文全体をおさらいできる一問一答式の問題集と、答練2年分の問題を繰り返し解くことで、まとまりのなかった知識に繋がりを持たせるよう努めました。過去問は、どの教科も基本のやり方は同じで、進め方は年度毎、1問は5肢全てについて正解の理由、不正解の理由を書き込みながら解答し、肢一つ一つにつき『択一六法』の条文にあたって六法と問題集に判例や考え方、類似論点を書き込むという作業を繰り返しました。何度も間違う論点は段々書き込みが派手になってくるので、自分が苦手な論点が一目で分かるようになり、六法も見易くなりました。結局、過去問は各教科2〜3回しか回せませんでしたが、1肢1肢を丁寧に解くことで回数の少なさをカバー出来たと思います。会社法など、条文では理解しづらい部分がある科目は、自分で作った表を六法に貼ったりして、各教科なるべく一つの参考書に知識が集約できるよう工夫しました。

 

合格まであと1歩となった年の答練は、本試験のシミュレーションだと思って、択一問題は午前は90分、午後は60分で解答し終えるよう解答時間を意識して解くことを心がけました。答練の点数と順位はあまり気にしないほうがいいと良く言われましたが、合格した今年の答練の成績が初めて午前、午後ともに安定して90点を超えていたことを考えると、クレアールの答練は本試験のレベルに近い作問なので、答練で午前・午後とも90点以上取れることを目標に過去問で学習を進めるのは、合格への一つの目安になるのではと思います。

 クレアールの答練が終わった6月からは、他校の公開模試も活用しつつ、本試験の1週間前まで毎週模試の受験をして、今までの勉強のペースが崩れないよう心がけました。

他校の模試は思わぬ低い得点になることもありましたが、ここまできたら点数や順位は極力気にしないよう努め、間違った部分だけ復習したらすぐにいつもの過去問に戻り、余計な知識が入って今までの知識がぶれないように気をつけました。

感謝の気持ちで一杯

クレアールで勉強して毎年着実に本試験の点数が上がった私は、ようやく総合225点で合格を掴むことが出来ました。合格発表の日、私の受験番号を見つけてクレアールの方々や勤めている事務所の先生、同僚や友人が喜んでくれた顔を見て、4年間の努力が報われた思いでした。

毎年10月から6月、仕事以外の限られた時間全てを受験勉強に費やし、常に『去年以上』の勉強を目指し実行してきた日々は、私の周りの多くの人たちのサポートなしには有り得なかったと思います。受験中に貰ったたくさんのお守りや合格グッズを見ると、今改めて感謝の気持ちで一杯です。

最後に

私が、仕事をしながら司法書士試験に合格出来た最大の秘訣は、良い学校に巡り会い、周囲の支援を受けつつ地道な努力を継続出来たからだと思います。時間のない中で、極限までやりきったという思いと周りの応援は、毎年本試験会場で私に平常心と自信をくれました。これから司法書士を目指そうという方にも是非自分に合った資格講座を活用して、効率的に合格を目指して欲しいと思います。

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