「学習相談から子育ての悩みまで、手厚いサポートに感謝」 原 真由美さん

原 真由美さん

「学習相談から子育ての悩みまで、手厚いサポートに感謝」

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司法書士試験を目指した理由

20代前半で、同年代の人たちが次々と就職をし社会に出ていった時、私は漠然と法律家に憧れ司法試験の勉強をしていました。20代後半になると先の見えない試験に怯え、法律とは関係のない仕事に就職しました。それも、結婚を機に退職すると、次に再就職をしようとした時には、自分自身は変わりないつもりでも就職の条件が悪くなっていました。そして、子供を産んだ後の再就職は、さらに厳しくなっていました。
当時の私は、もはや若い頃の夢など忘れかけ、労働は当然の営みと割りきって働いていました。こうなって改めて、仕事を通して自己実現することは難しいことだと実感しました。一方、生き生きと仕事をしている夫を見て、天職とはこういうものなのだな、と思っていました。

そんなある日、3才だった子供が「ママはお仕事何してるの?」と聞いてきました。「何って・・・コピーをとったり、お茶を入れたり・・・」と説明して初めて自分のしている仕事を客観的に直視し、この子が大きくなってもう一度同じ事を聞いてくるときまでに、自分も天職を探そうと決心しました。

これが、私が司法書士試験を受けようと思った理由です。

クレアールの良かったところ

クレアールは、本当にあらゆる面で良かったです。まず、クレアールの講師・スタッフの方々には学習面のみならず、精神面すべて含めてサポートして頂きました。精神面では、子育ての悩みや家族の愚痴まで!お陰様で、精神衛生上安定した気分で楽しく過ごせました。

学習面では、ついつい独りよがりな計画やペース配分になってしまっても、スタッフの方が私の性格や状態を把握していてくれて、絶妙なアドバイスをしてくださいました。特に、今年の本試験も残り二週間となって、何をすべきか、すべきでないかの優先順位に迷ったとき、客観的に的確な計画のアドバイスをして頂き、効率の良いラストスパートをかけることが出来ました。また、いつも午後の部の択一の時間がおしてしまって、書式が間に合わない私でしたが、本試験前に、「難しい問題はみんなが出来ないんだから早く見切って、とにかく書式の時間を確保するんだよ」という言葉をかけて頂き、その言葉が本試験中も常に頭にあり、今までで一番早く択一を終わらせることが出来ました。

質問票も業務妨害かっていうほど、沢山出させて頂きました。今見返すと、恥ずかしいほど初歩的な質問もあったのですが、当時の私にとっては単に教科書の字句から眺めていただけではわからなかったことが、質問票の答えで初めて、立体的にわかることが多々ありました。

 

無駄がなく必要十分な教材類

クレアールの教材は、無駄がなく、必要十分でした。たしかに、学習の初めには、理解の補助として他の会社の書籍も読みました。しかし、それらは記述が冗長で、一旦理解してしまえばいつまでも座右に置いておくことはありませんでした。逆に、クレアールのテキストは、学習の初めに予習として読んでも、つなぎの言葉が少なく判りづらいのですが、そこを授業を受けて補ったあと、実戦的に問題演習をしてつまずいた時に開くと答えがいつもそこにあり、必要十分であることに気付かされました。ですから、最後はクレアールのテキストを論点表のように使っていました。つまり、テキストに書いてあることは全て理解しようと努めたのです。

また、補助教材も素晴らしかったです。『択一六法』が私の知識の全てと言っても過言ではありませんし、他の会社の書籍に書いてある情報のほとんど全てが『択一六法』に集約されています。『合格書式マニュアル』も、実体面をどのようにして書式に反映させるかを書いてあるにとどまらず、択一で問われそうな論点も機に応じて記述してあるので、読むだけで択一の知識が生き生きとしたものとして理解できました。

各種の答案練習会の問題も、本試験にとても近かったです。事実、一年目、二年目、三年目の私の答練の成績は、本試験の成績とほぼ同じでした。このことは恐らく、クレアールの答練が重きを置いている論点や問題文の語感が、本試験のそれに近いということなのだと思います。

学習する上での2つのポイント

1.自分のわかっていることと、わかっていないことを明確にする。

「その論点は知っている」と思っていたことでも、常に確認して調べてみる。「知っている」ところと、「勝手にそう予想していた」ことがごちゃまぜになっている状態では、択一で容易にひっかかります。

2.覚えることと、理解すべきことを峻別する

この二つを峻別して、脳の負担を少しでも軽くして学習した方がいいと思います。つまり、まず理屈を理解する。次に法律は社会学だから、そのときの社会情勢や人間関係、利益衡量などによって形式的な法適用では出てこないところを、判例や先例で(一応、法解釈の形をとっているが)屁理屈をつけてねじまげている。ここは、覚えるしかないところです。具体的に言えば、先例集などをみて自然な法解釈からもっともだと思われるところはノーマークでいいのだけれど、理屈の上からは出てこないところは注意して覚える。そしてそれについては、理由なんてないと割りきることが大切だと思います。

最後に

なんといっても、私が勉強に集中できたのは、夫と母のお陰です。産まれたばかりの子供をかかえ、家事と子育てを昼には母が、夜には夫が二人で全てやってくれました。夜も歯磨きや絵本の読み聞かせを終え、夫と子供が二人いつも倒れこむように熟睡していました。母のやっていた炊事、洗濯、幼稚園行事、塾の送迎なども、今自分がやってみると、非常に重労働な事がわかります。

その子も7歳になり、ママの印象はいつも勉強していることしかないようですが、この子が大きくなって壁にぶつかったときに、「壁は努力で越えられるのだ」ということが、机に向っていた私の背中から学んでくれたらいいなあ〜と思います。

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