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「行政書士からのステップアップ、7ヵ月の学習で一発合格に成功!」 古川 秀司さん

古川 秀司さん

「行政書士からのステップアップ、7ヵ月の学習で一発合格に成功!」

まずは行政書士試験を目標に

私はもともと法律についてはまったく関心が無く、六法に触れたことすらありませんでした。しかし2009年夏、家族が法的トラブルに直面します。その解決のために、初めて損害賠償請求や訴訟制度について真剣に調べることになりました。この過程で、法律について無知なままでは大きなトラブルが生じたときに最善の対応をすることができない、と強く実感し、法律についてある程度の知識を身につけようと決意しました。

せっかく知識を身につけるのであれば何か明確な目標があったほうが良いと思い、法律に関する資格について調べたところ、その存在を知ることになったのが行政書士・司法書士という二つの資格でした。特に認定司法書士の簡易裁判所における訴訟代理権について知ったときには「そんなにすごい資格があったのか!」と非常に驚きました。しかしこの時点が8月の後半で、ちょうど行政書士試験の願書受付期間中だったため、まずは行政書士試験を目標とすることにしました。

クレアールを選んだ理由

11月行政書士試験の受験を終え自己採点したところ、合格ラインを超えていることが分かりました。このため合格発表をただ待つのではなく、すぐに目標を司法書士試験に切り替えることにしました。この時点では翌々年の司法書士試験を目指すつもりでしたので、ある程度余裕を持った学習ができると考えていました。

さっそくインターネットで各予備校に資料請求を行い、届いた資料に順次目を通していきました。するとクレアールからの資料に「行政書士受験者対象コース」というものが含まれており、この時期から翌年の合格を目指せるようカリキュラムが組まれている点にとても驚き、同時に興味を引かれました。また独学を検討した時に何を揃えれば良いのかまったく分からず断念していたため、「オールインワンパック」というのも大きな魅力でした。さらにWEB通信での受講が可能で、受講料が格安だったことが決め手となり、すぐにクレアールに決めました。

しかし翌年となると当初考えていたような余裕などまるでありません。とにかく急いで申し込みを行い、教材が届くのも待ちきれず、資料に同封されていた初回講義のサンプルDVDを用いて11月下旬から学習を開始しました。

私の学習方法

1日1~3単元の講義を視聴し、民事訴訟法の終了する2月後半にはWEB配信されている講義に追いつくことができました。しかしそれまで復習や過去問に割く時間はなく、講義の進行に合わせてテキストを読み進めていくことすら出来ていなかったため、理解度はかなり低い状態でした。そこで、この時点からは残りのマイナー科目の受講と並行して、過去問に取りかかることにしました。過去問を一周し終えたのは4月下旬頃だったと思います。その頃にはすでに「実力完成総合答練」も始まっており、過去問の進行に応じて得点が伸びていきました。

答練の半分が過ぎてからは合格基準点を取ることを目標として、答練の結果を参考にしながら過去問・書式の学習・テキストの精読をバランスを取りつつ進めていくことを心がけました。

過去問の二周目からは組み合わせを使わず肢別に解いていき、絶対に間違えない自信のある問題には「○」、正解はしたものの自信のない問題には「△」、不正解だった問題には「×」を記入していき、次からは「×」の肢を中心に解くようにしました。また肢別に解いていくつもりでも、他の肢から正誤が分かってしまう場合があったので、最初に1つ目の肢のみを最後まで解き、次に2つ目の肢、という具合に進めていきました。

当初は択一式を甘く見ており、同じ問題を何度も間違うことはないだろうから過去問を二周もすれば残りの期間はほぼ記述式の学習に集中できると考えていました。しかし、実際には二周程度では過去問をマスターしたと言えるレベルにはまったく到達せず、記入した「×」のあまりの多さに愕然としてしまいました。記述式の方はまだ「ひな形」も覚えきっていない状態だったのですが、記述式に絞って学習するというわけにはいかなくなりました。このまま択一式・記述式の全体を完璧に仕上げようとしていては本試験に間に合いそうにありません。そこで択一式対策として「択一重要ポイント総仕上げ講座」に申し込み、記述式は実体判断の誤りが大きな失点につながりやすい不動産登記法を中心とするメリハリをつけた学習に取り組み始めました。

また、答練ではいつも時間が足りず、記述式を最後まで書き切ることができないことが多かったため、少しでも多くの時間を記述式に残せるよう択一式問題を解く速さも心がけるようにしました。

こうした状況で6月の後半に入り、最後の答練と「全国公開模試」が終了しました。答練では目標としていた合格基準点に一度も到達することができず、最後の模試にいたってはD判定と惨敗でした。この時期にはある程度合格が見えている状態にしておきたかったので、模試の結果にはかなりショックを受けました。本試験まで約半月と迫っているのに択一式の成績は安定せず、記述式は一度も書いたことのない「ひな形」がまだかなり残っています。今年の本試験には、もう間に合わないではないかとも考えましたが、「たとえ間に合わなかったとしてもとにかく全力を尽くそう」と思い直しました。

表計算ソフトを利用して答練・模試などの科目ごとの正解率を集計してみると、択一式は会社法・商業登記法・マイナー科目全般の正解率が7割を切っていることが分かりました。このため残りの期間、択一式対策はこれらの苦手科目を中心とし、他の科目は「択一重要ポイント総仕上げ講座」での出題予想範囲に絞って学習することにしました。
また記述式においては商業登記法の「ひな形」の学習があまり進んでいなかったのですが、役員変更で安定して得点できる見込みが高いため、出題可能性が低いと思われる組織再編などは、学習範囲を答練等に出題されたものに留めました。

こうして何とか本試験当日までに、万全にはほど遠いものの合格の可能性はある、というレベルまでは持って行くことができました。

どれだけ粘れるかが勝負の分かれ目

【本試験 午前の部】

行政書士試験の時は前日から一睡もできず、試験開始後は手が震えて文字がうまく書けず、緊張が解けた頃には睡魔が襲ってくるという状況でした。しかし、その経験のおかげで試験慣れできたのか、司法書士試験では前夜に眠れないということもなく、緊張感もほどほどで比較的良好なコンディションで本試験に臨むことができました。

しかし、午前の部では個数問題の出題や、根質・債権譲渡の登記・振替株式・問屋など対策をほとんどしていない分野からの出題があり、非常に難しいと感じました。午前を終えての手応えは、取れたのが25~28問程度という感じでした。基準点を突破している可能性は低いと思い、昼休みには家族へ「ダメだった」と連絡しようかどうか迷いました。しかし、可能性がなくなったわけでもないのに早々に諦めてはいけないと思い直し、休み時間中は精一杯午後の科目に備えることにしました。

【本試験 午後の部】

午後の部では択一式が順調に進んで50分ほどで解き終わり、基準点以上の得点を確保したという手応えもありました。記述式は不動産登記法を最後に回してじっくり取り組みたかったので、あらかじめ決めていた通り商業登記法の問題を先に開きました。そこですぐ目に入ったのは「新設分割」の文字です。新設分割の「ひな形」は学習範囲から外したものの一つで、一度も書いたことがありませんでした。新設分割がメインの論点ではないことを願いながら問題文を読み進めていきましたが、明らかに新設分割そのものが問われています。試験前にはこれが出題されたら諦めるしかないと思っていました。とは言え、この出題にまったく動揺しない受験者はほとんどいないはずです。そうであれば、ここでどれだけ粘れるかが勝負の分かれ目になるのではないか、と考えて気持ちを立て直すことができました。新設分割と株式移転の「ひな形」が似ていることは覚えていたので、株式移転の「ひな形」を基にして答案を作成していきました。警戒していた不動産登記法は易しめの問題で答案の記載量も少なく、10分ほど時間を残して解き終わりました。最後に択一のマークミス、記述式の大きなミスがないか見直して試験時間が終了しました。

結果は択一が午前の部96点(32問)、午後の部90点(30問)でした。午前は予想よりもはるかに良い点数だったので、解答速報による自己採点をしたときには目を疑ってしまいました。記述式は不動産登記法30点、商業登記法もどうにか16点を確保することができ、合計232点で無事に合格することができました。

来年度の合格を目指す方へ

合格に必要なものはクレアールがすべて用意してくれます。是非それを十分に活用してください。そうすれば確実に合格へ近づいていくはずです。そして、最後の最後まで諦めずに粘り強くこの試験に立ち向かって下さい。たとえ学習期間が足りないように思えても、答練・模試の成績が思わしくなくても、本試験で予想外の出題に愕然とさせられても、それは決して諦めるべき時ではありません。そこからどれだけ粘れるかが本当の勝負なのだと思います。

クレアールの良かったところ

まず最初に、オールインワンパックになっていることで、学習開始前に教材選びなどで悩む必要がなく、すぐに学習に取りかかることができる点が良かったです。教材で最も重宝したのは会社法の『択一六法』でした。そこに掲載された条文の「超訳」や、分かりやすい図表の数々がなければ、会社法の複雑な条文を短期間で理解することはできなかったと思います。また、通信での受講でしたので、Eメールで何度でも質問できるというのがとても心強かったです。

最後に

分かりやすい教材と講義、良質の答練、質問の回答などを通して短期間での合格へと導いてくださったクレアールのスタッフの皆様に、心より感謝したいと思います。本当にありがとうございました。 

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