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「最後まで諦めなければ、必ず奇跡は起こる!」 遠藤 友香さん

遠藤 友香さん

最後まで諦めなければ、必ず奇跡は起こる!

司法書士を志望したきっかけ

私が初めて司法書士という言葉を知ったのは、高校生の時。職業案内の本を読み、結婚や出産をしても、やりがいをもって仕事が続けたいと思っていた私は、非常に魅力を感じました。しかし、マスコミ関係にも興味があったので、そちらに進むつもりで大学に入り勉強をしていました。マスコミはもちろんやりがいもあり授業も楽しかったのですが、実際就職となると結婚や出産を経て続けていくのは困難であることを知りました。

その時、高校の時に読んだあの本のことを思い出したのです。何故か「マスコミがダメなら司法書士しかない!!」と思い込んだ私は、近くにあった予備校に申込に行きました。

クレアールとの出会い

しかし、大学4年次の生活は卒論やサークルで忙しく、なかなか学習が進まず、「講義だけは見た」という状態での受験となりました。もちろん結果は散々。私は大学卒業後、実家に帰って派遣社員をしながら勉強を続けることにしました。しかし、まだこの試験を甘く見ていたので、「一通り講義は受けたし、あとは独学でいけるだろう」と思い、過去問等をやりながら模試だけ受けて2回目の試験に臨みました。結果、択一の足切りは越えたものの、書式に手も足も出ず。

これからどうしようか悩んでいた時、書店でクレアールを初めて知り、答練パックの受講費が他社より手頃だったことに惹かれ、すぐ申し込みに行きました。しかし、3回目も失敗。そこでようやくスタッフの方の話も素直に聞けるようになり(笑)、4回目は学習経験者のための講義を受講できる中上級コースをとって勉強しましたが書式の足切に2点足りず、惜敗となりました。

合格を目指して

昨年の受験後、不合格を確信していた私は、7月中にクレアールに相談しました。お金の面でも大きな出費、すでに択一は足切を超えているから答練パックでいいのでは?という過信も、正直ありました。しかし長くなってしまった受験生活を考えると、「絶対にあと1回で終わりにしたい!」という思いが強く、また会社法が不安で本番も足を引っ張ったこともあり、スタッフの方に相談すると、「絶対合格力パワフルジャンプ講座を取った方がいい」と強く勧めて下さったので、ラストチャンスにかけることにしました。特待生試験制度で受講料を割引して下さったことも、すごく助かりました。

ラスト1年は、過去問も六法もすべて書き込みをしていない最新版に替え、「本当に1からやり直すんだ!!」という新たな気持ちで臨みました。去年までのテキストや他社の問題集などもすべて封印し、クレアールの最新教材だけを並べて毎日机に向かいました。

平日は講義を少しだけ見て、『択一六法』や復習、ミッションを行い、休日は過去問を解き、溜まった講義DVDと格闘して過ごしました。講師の『私にとにかくついてきて来て下さい、絶対合格!』という言葉を信じて、ひたすら言われたことを繰り返していました。

私の学習方法

【年内】

講義を遅れないように聞いて、『択一六法』と「ワークブック(現・合格ノート)」で復習していました。特に会社法は、講義を2回見ることも多かった気がしますが、その甲斐あって講義でやっと会社法の全体像がみえた気がします。会社法は六法も見ずらく、引くのが面倒になりがちですが、『択一六法』はすごく見やすいので助かりました。会社法の『択一六法』はバッグに入れて毎日持ち歩き、通勤時間や会社の昼休みなど、少しでも時間ができる度に見ていました。そしてミッションの過去問をやっては、また『択一六法』を引いて書き込み、マイナー科目を含めて過去問は2周くらいやったと思います。

【1~2月】

答練が始まり、やり直しにかなり時間をとられました。マイナー科目も本格的に過去問を始めました。「ひな形」の復習も始めたのですが、なかなか進まず『合格書式マニュアル』を毎日数ページずつ書くだけで精一杯でした。

【3~5月】

会社を辞めて時間も取れるようになったので、朝から夜7時位まで毎日地元の図書館で勉強していました。過去問を1日100ページ(解説を読んだり、その都度『択一六法』に書き込みするのでこれで精一杯でした)、『合格書式マニュアル』で「ひな型」を毎日5個ずつ、プラス3月は『合格書式マニュアル対応問題集』、4月は『記述式ハイパートレーニング』、5月は答練の書式問題のやり直しをしていました。この頃は、書式がノート6冊分、『択一六法』は付箋だらけという状態になっていました。

また、私は復習ノートをきれいに作る自信がなかったので、大きめの単語帳を使っていました。何度も『択一六法』で引いた条文や、答練で繰り返し見た判例などを順不同で書き込み、お風呂や寝る前に見ていました。

その甲斐もあって、答練の点数が安定してきました。3回に2回位は合格基準点に達するようになり、少し自信がついてきました。

【6月~直前期】

しかし6月に入り、一気に不調に。やったはずのことが思い出せなかったり、不動産の保存の「ひな形」をすっかり忘れてしまっていたのに気付いたり・・・。何だかやってもやってもダメな気がして、毎日勉強はしているものの頭に入らない。気持ちだけが焦って空回りしていました。そして臨んだ最後の「全国公開模試」では、択一も分からない問題が多くてパニックになり、書式も不動産登記法の申請書が枠ごとズレるし、商業登記法は時間をかけた計算をケアレスミスで落とすという、散々なものになってしまいました。元々緊張しやすく本番に弱い私は、この模試で合格ラインを取って自信をつけて本番に臨もうと思っていたのに・・・また今年もダメなのかと、涙が止まりませんでした。

しかしあと2週間、とにかくやるしかありません。模試が返ってきたら捨ててもらうように母に頼み、答練を解き直したり過去問の苦手な所や間違えたことのある所を重点的に見直しました。単語帳だけは毎日欠かさず開いて、書式も初心に返って『合格書式マニュアル』を書き写したりして、書式を書く感覚だけは忘れないようにしていました。そして寝る前は必ず、「私は今年、司法書士試験に合格しました。」と声に出して言いました。そう思えなくても、自己暗示をかけるつもりでやっていました。それでも試験1週間前には、夜もよく眠れず食欲もなく、今まで生きてきた中で一番辛い時期でした。

本試験前日は、不安と緊張で一日中涙が止まらず、勉強が全く手につきませんでした。泣きながらクレアールに相談すると、スタッフの方がじっくり話を聞いてくれました。ようやく少し持ち直し、何とか当日試験を受けることが出来ました。あのまま当日を迎えていたら、受験会場に行くことすらできなかったでしょう。もう感謝してもしきれません。

とにかく必死で書いた本試験

試験会場では緊張で震えが止まらず、試験開始と同時に民法から解き始めたものの問題を読んでも読んでも頭に入りません。ペンを置いて大きく深呼吸し、もう一度解き始めました。会社法では見たことのない問題が出るし、個数問題が多いことなどに動揺しましたが、「きっとほかの受験生も分らないはずだから、大丈夫」と言い聞かせて先に進みました。

午後の択一は、マイナー科目に自信を持てないまま35問を1時間で解きました。そして、いつものように商業登記から解こうと問題を見てビックリ、新設分割が出るとは思ってもみませんでした。直前期の書式は、株式会社しかやっていなかったので、「しまった!」と思いましたが、書くしかありません。思い出せるところから書き始めましたが、全く自信はありませんでした。とにかくひたすら書いて、不動産登記まで何とか書き終わったのが終了3分前でした。

諦めかけた司法書士

試験後は完全に抜け殻状態で、何も出来ませんでした。1週間後ようやく自己採点してみたものの、午前27問、午後30問。書式に至っては何を書いたのか全く思い出せません。落ちたことを確信したものの、どうしてももう一度勉強をする気力が湧いてこず、これからどう生きていこうか考えていました。9月に入りようやく次の仕事も決まり、司法書士は諦めようと決心したのですが、自分のやった結果を最後はきちんと自分の目で見ようと、29日法務局に向かいました。掲示板に自分の受験番号を見つけた時は、嬉しいより「何で?」という気持ちが大きく、信じられずに何度も何度も受験票と見比べました(笑)。家に電話をしながら、涙が止まりませんでした。「奇跡って本当にあるんだな」と思いました。

支えてくれた全ての方に感謝

私の受験生活は、6年という長い道のりでした。1発合格、短期合格される方もたくさんいらっしゃる中、自分がものすごく遠回りしているような気持ちになって、先の見えない真っ暗闇をひたすら歩いているような気持ちになって、不安で泣いたこともたくさんありました。でも今、こうして私が合格を手にして笑っていられるのは、躓いて転ぶたびにまた立ち上がれるよう手を貸して下さった、温かい皆さんのおかげです。

親身になって話を聞いてくれたスタッフの方、勉強に集中できるように生活を支えてくれた家族、私の不安や苦しみを一緒に乗り越えてくれたお母さん、いつも励ましてくれたたくさんの友達、仕事を辞めることになっても応援し続けてくれた前の職場の皆さん、私と出会い支えてくれたすべての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に本当に、ありがとうございました。

この感謝の気持ちを忘れず、依頼者の立場に立って物事を考えられる素敵な司法書士になることが、私を支えてくれた皆さんへの恩返しになると思うので、早くそうなれるようこれからも精進して行きたいと思います。

努力の石を積み続けて

司法書士試験は、確かに合格率3%の難関試験です。しかし、正しいやり方で勉強を継続できれば、必ず合格できる試験です。クレアールの教材や講義で正しいやり方は見えていますから、あとはどれだけ誠実に努力を続けられるかだけだと思います。

答練の解説講義の中で、ある講師の方がこんなお話をされていました。「この試験の勉強は、深い水の中に石を積んでいるのと同じです。1つも積んでいなくても、あと一つ積めば水面に出るような状態でも、水面上から見ると同じだから、不安になるのです。それでも信じて積み続けた人は、ちゃんと合格という水面上に出れますよ」。私は、どんなにやっても答練の結果が伸びない時、自分がやっている勉強が途方もないものに思える時、いつもこの言葉を思い出して努力の石を積み続けてきました。この試験には実力はもちろん、運や精神力も必要です。でも答練や模試で新しい問題にぶつかってパニックになっても、最後まで諦めずにとにかく何か書くという体験を積めば精神力や自信もつきます。そういう人に、運も自然と味方になってくれます。

特に私のように受験生活が長い方は、プレッシャーや不安に襲われることも多いと思いますが、続けた努力は必ず報われます。試験終了のブザーが鳴るその瞬間まで諦めなかった人に、奇跡は起こります。私にだってできたんだから、あなたの合格だってあと石1個分です。自分を信じてあと少しだけ、頑張ってください。

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