『スキマ時間も含めて学習計画をたてた事で合格できました』 阿久津 史貴さん

『私の合格法教えます!「スケジュールの使い方・教材の使い方」』

 阿久津 史貴さん

【なぜ司法書士を目指したか】

工業高校を出て就職し、3年後に転職して、その後13年ほど同じ会社にいましたが、その会社にずっと居るつもりもなく、転職を考えたときに、年齢のこともあり、せっかく新しいことを始めるなら何か自分で開業できるものはないかと資格を色々調べ、独立し易い資格ということで司法書士を目指すことにしました。

【なぜクレアールに決めたか】

司法書士試験のコミュニティサイトで紹介されていた予備校全部の資料を請求して見比べた結果、値段と非常識合格法に惹かれクレアールに決めました。退職金で生活しながら受験勉強をしようと思っていたので、あまり学校にお金は掛けられず、初学者ということもあり、合格できる範囲のみの勉強量というのが魅力でした。

 

【クレアールのよかった点】

  • テキストが薄くて勉強を始めるときに抵抗が少なかったこと。
  • 書式マニュアル・書式問題集と択一六法があったこと。
  • 講座代にテキストも含まれていたこと。

【学習法】

●1年目

平成21年の2月に勤めていた会社を辞め、3月1日からクレアールの平成22年度合格目標の司法書士初学者コースを受講し始めました。1日6時間ずつ受講をすすめて、復習もしていましたが、最初の頃はどうやって勉強したらいいか分からず、机に向かっているのも苦痛でビールを飲みながら勉強していたほどです。またこの頃は講義の内容を別のノートにまとめたり、添削問題や基礎力確認テストの間違えた問題の解説をノートにまとめたりしていたので、かなり効率が悪かったと思います。

●2年目

結果的に足切りは越えましたが、解答速報での自己採点で「あ、ダメだ」と思ったので、本試験の翌日から勉強を再開しました。講座は特待生試験を受けて中上級コースを申し込みました。1年目は専業でしたが、9月から働き始め、仕事の合間に講義を観て過去問を回しました。過去問はページを切り離して年度毎に並べ替えました。毎日全教科に触れた方が記憶が残りやすいと思ったのと、本試験と同じ順番で毎日解くことで思考の流れが本試験と同じになると思ったからです。
年が明けてもやはり中々毎日は勉強できませんでしたので、3か月前までに本試験までの生活費を貯め、完全に休んで勉強に専念しました。平成23年の本試験は、午前が足切りに1問届かず不合格でした。午後は足切りを越えていて、書式は学校の採点ですが8割近く取れていたので総合点では合格点を超えていました。会社法は力を入れた割に去年と同じ5問しか取れず、刑法で2問も落としたのも痛かったです。結局最後まで直らなかった気がしますが、知らない論点や曖昧な論点を聞かれたときに細かい言い回しなどが気になって結論を間違えるという悪い癖が最も出てしまった試験でした。

●3年目

条文・判例等を中心に読み込んでいき、画一的な覚え方をしないように心掛けました。もう講義は不要と考え、会社法の参考書と試験テクニックについての本を購入して繰り返し読みました。書式は苦手意識がなかったため1年目からのやり方と同じことをしました。そして迎えた平成24年の本試験で合格できました。民法が去年までより出来ませんでしたが、会社法が全問正解したので午前の足切りを何とか超え、午後は今までで一番出来ました。商業登記の書式で失敗していたため合格発表まで不安な毎日でしたが、無事合格できてホッとしてます。

【わたしの合格のポイント】

●スケジュールの立て方

何にどれだけ時間が掛かるか知りたかったので、過去問を解き始めた頃からストップウォッチで勉強時間を計りました。そして本試験までに何をどれだけやるか決めてから、残り日数で割って一日のノルマを決めました。仕事を始めてからは1週間のノルマを決めて、もし遅れても休みの日で取り返せるようにしました。この何をどれだけやるかを決める時に、何にどれだけ時間が掛かるか分からないと、無謀なスケジュールを立てたり、逆に少ないスケジュールになってしまったりするので、時間は計るといいと思います。そして毎日の記録をつけてくことでさぼると一目瞭然ですし、後悔することになるのでモチベーションの維持にも役立ちます。特に独学の場合や、独学でなくても講義や答練のない期間などはペースメーカーがないので、自己管理は必須です。自分に甘い人は是非試してみて下さい。過去問は平成元年からやっていたので毎年増えていきましたが、平均すると1年目は1,420問を120時間、2年目は1,490問を180時間、3年目は1,560問を140時間で1周していました。書式は毎年大体同じで、合格書式マニュアル・対応問題集を18時間、記述式の問題集は16時間で1周していました。過去問が年によってばらついていますが、解きながら参照するものを変えたりしていたためです。テキストなどはページ数を日数で割りました。

●教材の使い方(択一)

特に択一六法を効果的に使いました。過去問の解説で記載のないもの、答練や模試で2回間違えた問題などを書き込んでいきました。蛍光ペンでチェックする時も過去問の知識は緑、答練や模試の知識は黄色というように色分けしました。択一六法に全て集約することで情報を一元化しました。

●教材の使い方(書式)

最初は書式マニュアルを読み、読んだ箇所の対応問題集をやりました。2周目からは先に問題を解いてから該当箇所のマニュアルを読みました。間違えたら解答を丸写ししました。記述式ハイパートレーニングは書式マニュアルを2周回した後に解き始めました。こちらも間違えたら解答を丸写ししました。解説は毎回全部読みました。書式に関してはこれだけで十分に力がつくはずなので、後は答練や模試で場慣れすれば本試験でも得点できると思います。

 

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