「一番のポイントは「自分は絶対に受かる」と思って勉強すること」M .Sさん

一番のポイントは「自分は絶対に受かる」と思って勉強すること

M.Sさん

私の体験記はあまり他の受験生の参考にはならないかと思いますが、事実をそのまま書かせていただきます。

目次

☆司法書士をめざした理由

私は今から5年くらい前に税理士の資格を取って税理士法人で働いていたのですが、体調を崩して退職し、しばらく家でのんびりしていました。
その頃飲み友達がなぜか突然「司法書士になる」と言い出して勉強を始めたため、「遊び相手がいなくなっちゃったー」と言っていたら、他の友人から「一緒にやれば?」と言われて、「そうだ自分も受ければいいや」と思って始めました。
税理士法人にいた頃に頻繁に司法書士とのやり取りがあったので、「両方できたら便利だしすごいかも!」という感じで、かなり思いつきのようなきっかけだったと思います。
それでもともとよく飲んでいた司法書士(今の職場の所長)に、「司法書士試験を受ける」と言ったところ、一人辞めたから来ないかと誘われて司法書士事務所に就職しました。
予備校選びは所長が選んだので、あまり選ぶ際のポイントはなかったですが、働きながらなので通信がいいかなとは思いました。

☆クレアールで学習して良かった点

私は税理士試験の時は他の予備校の通学講座で取得しましたが、司法書士試験は最初からクレアールで受講しました。
なのであまり他の予備校と比較してどうなのかはわからないですが、私が受験することを決めたのが2月くらいだったため、2年で2回受験できるW受験コースがあって良かったです。
なお、去年が最初の合格目標の年だったのですが、年明けからペットが体調を崩し試験の一週間前に亡くなってしまいました。その年は看病する事を優先したので、翌年も引き続きサポートしてもらえるW受験コースがあって助かりました。

☆学習を進めていくうえでの心構え

一番のポイントは「自分は絶対に受かる」と思って勉強することだと思います。
私は税理士試験で5科目受かったという経験があるので、教材や問題など何も見ていないうちから絶対に受かる自信がありました。
当たり前の事かもしれませんが、受かるまで続ければ絶対に受かります。あとは勉強を嫌いにならないように心掛けていました。やりたくない時は無理に勉強しないでさっさと寝たり、やりたい事をやって、遊びの予定を犠牲にしない等。
嫌々やっても頭に入らないので遊ぶときはしっかり遊ぶとリフレッシュできると良いです。

☆学習スケジュールの立て方

私は週4で働きながら勉強していたので、あまり細かい計画は実現できないと思い、最初にざっくりと予定を立てました。
講義を全部見るには一週間に何単元見なければいけないかを逆算して、この週はここまでは進めるというノルマを作りました。最初の年はメモを取りながら見ていましたが、今回は頭に入っている部分も多かったので、結構何かをしながら講義を見ていました。
雑用しながらでも、一応勉強しているという気になれるし、苦手なところは手を止めて聞くようにしていました。

☆効果的な学習方法

これについてはあまりお勧めはできませんが、一応こんなやり方もあるんだという事で書きます。
私は少し極端だと思いますが、本試験の時に最高のコンディションに持っていくというのは意識しておくといいかなと思います。

まず私は机に向かって勉強した事がないです。
税理士試験の受験の時は学校に行っていたのでもちろん授業中は机に向かっていましたが、自習室や喫茶店などは他の人が気になるのでまったく使いませんでした。
家に机がないので体育座りみたいな姿勢で、ストーブの上に置いたパソコンを見ているかベッドに寝そべって過去問を解いているかが多かったです。
暗記しないといけないものはペットの鳥に言い聞かせながら一緒に覚えました。
自分の部屋なので勉強していても気が付くと水槽を眺めていたり、寝てしまったり携帯を見ていたり、すぐに気が散ってしまいます。
答練もページを広げたらはみ出すくらいの小さな丸いテーブルでやっていました。
そんな状況なので本試験の会場は今までで最高の条件です。静かだし机も広いです。
あと、夜は結構お酒を飲みながら勉強していました。
税理士の勉強は条文を一字一句正確に書けないといけなかったので、酔っていても正確に思い出せるようになるまで覚えていました。
司法書士試験は一字一句正確に条文を覚えたりはしませんが、覚えることはたくさんあるのでやっぱり酔っていても正解が出せるようになればその論点は大丈夫、という基準でやっていました。
なのでやっぱり飲んでいない状態で問題を解く本試験は最高のコンディションでした。

あとは本試験の一週間前くらいからは睡眠時間を削らないことをお勧めします。
私は無理して勉強するより体調管理を優先して万全の体調で受験できる方が大事だと思い、しっかり寝て、疲れやストレスを溜めないように気をつけていました。

☆合格できた秘訣

これも税理士試験の勉強から身についたことでしたが、司法書士試験でもかなり意識していて役に立ったので参考になれば幸いです。

① 時間配分厳守

午前は時間が足りないことはないと思いますが、午後の択一は時間の余裕があまりないので時間配分は絶対に守るようにして、普段からハイスピードで解く癖をつけていました。
また択一で時間をかけすぎると書式が終わらないので、もう少し全部の肢をちゃんと読みたいと思ってもぐっとこらえて書式に行くようにしました。

② 丁寧に書く

「時間がないのに何言ってるの?」と最初は思いましたが、早く丁寧に書くことが自然と身についていました。せっかく答えが合っていても採点者に伝わらなければ点にならないので、税理士試験を始めた頃に普段から字の書き方を改めました(たとえば「1」と「7」や、「4」と「千」など、どちらにも取れるような書き方をやめました)。
また、早く書くために一文字一文字を小さく書くようになりました。漢字の間違いや略字も絶対にダメです。印象の良い答案を心がけるようにしていました。

③ 問題ごとに気持ちを切り替える

自信のない問題があっても不安を次の問題にひきずらないように意識していました。
「さっきのあれでよかったかな」なんて思いながら解き続けると後の問題を解いている間ずっと気が散ってしまうので…。

☆直前期の過ごし方

私は毎回、本試験前日や当日の朝に、絶対に出ないと思われているようなマイナー論点をさらっと確認していました。
本当に直前に見ているので、さらっと読んだだけでも、本試験で出たら全然解けないという事態は避けられます。
税理士試験の時は毎回直前に見たマイナーすぎる論点が出て役に立ったので、司法書士試験でも直前に司法書士法の見たことのない条文を確認したりしていました。

意外と役に立つし、不安要素を取り除けてお勧めです。
私は試験開始の2時間弱くらい前に会場に着いて、場所を確認してから近くの喫茶店などでマイナーな論点をぱらぱら眺めていました。
ただ、会場に入って試験が始まる直前はもう何も見たりせず好きな音楽を聴いて直前の「わくわく、ドキドキ」を楽しんでいました。
あまりぎりぎりまで色々見ているとかえって焦ってしまうんじゃないかなと思います。

☆来年の合格を目指す方へ

ここまで読んでくださってありがとうございます。
せっかく読んだのに全然参考にならなかった!と思っていたら申し訳ありません。
受かるまで自信を持ち続けてください。
本試験当日の朝まで点数は伸びますので、答練の出来が悪くても落ち込まず、「今間違えてラッキー、これからできるようになる」と、常に前向きに楽しく勉強できると良いと思います。
なので私は模試の点数が悪くてもあまり気にしませんでした。
できなかったところは本試験までにできるようにすれば良いので何の問題もありません。

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