「クレアールのカリキュラムと教材をフルに活用して勝ち取った一発合格」 沢田 圭吾さん

沢田 圭吾さん

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司法書士を目指した理由

私が司法書士の資格の取得を目指したのは、法律という専門知識を活かして社会のためになる仕事に魅力を感じたからです。私の身近に資格を用いて働く人が多いことも影響したかもしれません。また、開業が視野に入ることも司法書士を目指した理由の一つです。

私自身法学部出身というわけでもなく、法律について学ぶのは全くの初めてだったのですが、アルバイト生活の中で行政書士試験に合格して少し自信が付き、「ステップアップとして関連資格である司法書士の試験にチャレンジしてみたい」という気持ちが強くなりました。民法、憲法、会社法といった科目は重複していますし、民法については大規模な改正も控えていたので、改正施行前になんとか試験を通りたいとも思った次第です。行政書士の合格を確認して間もなく司法書士試験の勉強を始めることにしました。

クレアールを選んだ理由

私が予備校としてクレアールを選んだのには大きく分けて三つの理由があります。一つ目は、Web通信で勉強できることです。予備校に通学するのはそれだけでいろいろな負担がありますし、自分のペースで勉強を進めることができるので通信教育を選択しました。二つ目は、ほかの予備校と比べて価格が安いことです。私は予備校を選ぶにあたって主にインターネットで情報を集めました。各予備校のホームページやネット検索で出てくる比較サイトなどです。安いというのはその分質が悪いのではという不安もありましたが、ホームページで講義のお試し視聴や教材のサンプルを見ることができて、「これなら大丈夫」と感じました。行政書士受験者向けの割安なコースがあったことも後押しとなりました。

最後は、なにより講義や教材が良さそうと感じたからです。行政書士の勉強ではほかの通信教育の講座を受講していたのですが、本格的な講義はなく、司法書士試験の難易度を考えても一度しっかり耳で講義を聞いたほうがいいと思いました。また、行政書士の勉強を通じて、法律学習における条文の重要性を痛感していたところ、択一六法は良い教材に違いないと確信したこともありました。

クレアールで学習して良かった点

クレアールで学習して良かった点については、まず、合格目標に向けたカリキュラムがしっかりと整えられていたことです。私の受講したコースでは、一年目の講義で試験の全体像をつかむことでまず土台を作り、二年目の講義で細かい部分の学習というように構成されていて、目標年度の合格に向けたカリキュラムがしっかり組まれていたと思います。過去問についてもインプット講義と連動するかたちで早くから触れられる機会が作られていて、実際の試験問題のイメージをつかむことができるようになっていました。直前期にかけては答練や模擬試験が増えていって、学習段階に応じて必要なものが的確に提供されていたと思います。司法書士の勉強を始めるにあたって独学という選択肢もあったのですが、私には独学でここまで計画的に勉強することはできなかったと思います。

それぞれの教材や講義の内容と量も良かったと思います。私は司法書士受験に関してクレアール以外の講義や教材を使用しませんでした。ほかに使ったのは六法やインターネットの法令検索くらいです。答練や模試も充実しており、結果として他校のものは必要ありませんでした。択一六法はやはりいい教材で、条文ごとの体系的な学習に役に立ち、学習初期から直前期までずっと使っていました。また、一年目のインプット講義では、民法と不動産登記法、会社法と商業登記法がそれぞれ一体化されていて、とっつきにくい登記法の学習にスムーズに入れたところも良かったです。

良かった点として自分のペースで学習を進められたところもあります。Web通信の講義では視聴のスピードを変更することや、聞き逃したところまで戻ってもう一度見ることができます。私の場合は、民法や会社法などの基礎的な知識は行政書士試験である程度得ていたので、それらの基本的なところはスピードを速くして視聴し、登記法などの初めて触れる部分は通常の速度でじっくり聞きました。この機能のおかげでかなり学習の効率も上がりますし、自分に合った柔軟な勉強法ができました。

また、教材や講義資料のPDFファイルがインターネット上で閲覧できた点も挙げられます。講義の復習をするときにスマートフォンがあればいつでもすぐに確認できて便利です。図表などはプリントアウトして書き込むことで自分なりの資料を作ることもしていました。どうしてもやる気が出ずテキストを開く気がしないときや、寝る前などのちょっとした時間に、紙一枚だと気持ち的にハードルが低く感じられて、さっと目を通して使っていました。

一年目の学習法

一年目は、インプット講義(ターゲット論点攻略講座)を毎日だいたい2〜3単元ずつ聞いて学習を進めていきました。私は12月に入校したので、講義の動画は1.5倍速や1.75倍速で聞いて配信されていた講義に追いつけるように努めました。定期テストでは、自分で時間を計って問題を解いてみることで、少し緊張感を持ってその科目の基本的な論点を演習することができたと思います。答案を毎回提出することで、淡々とした試験勉強にメリハリが付けられました。この時期で、インプット講義と定期テストなどのアウトプットで学習サイクルができてきて、勉強を続けることを習慣とすることができてきたと思います。半年ほどかけて、お試し受験の一か月ほど前には一通りインプット講義を聴き終えることができました。

お試し受験について

お試し受験は本試験の合格にとても役に立ちました。まず、実際の試験の雰囲気を肌で感じ取ることができたことが大きかったです。周りの受験生の様子や試験の流れなど、やはり実際行ってみないと分からないことはあり、確実に本試験に活きました。お試し受験では飲み物を用意していなかったのですが、長丁場の試験ですので集中力を維持するためにも必要だと感じ、翌年は用意することにしました。

また、会場までの道のりを試験の日程と時間帯で体験することもできました。お試し受験で私が受験した会場は、実際に行ってみると駅から遠くて多少なり歩かなければならず、暑い7月では朝から体にこたえました。この経験から翌年の本試験では会場を変更することを決断できました。

さらには、司法書士試験合格という目標に照らして自分の今いる現在地を明確に知ることができたことが良かったです。一年目の学習ではインプット講義を終えることを優先していたため過去問はあまり手が付けられず、新しいものから数年分を1、2周まわしただけでお試し受験を迎えることになり、その結果、簡単な問題を落としてしまいました。過去問学習の重要さを痛感し、その後の勉強法の改善につなげることができました。

二年目の学習法

二年目は、まず過去問学習を積極的に日々の勉強に取り入れ講義の視聴と並行して続けるようにしました。講義の視聴は一日1〜2単元に減らし、その分の時間を復習や過去問の学習に回しました。二年目の択一六法を使ったインプット講義「択一・記述合格論点マスター講義」(現・択一式合格論点マスター講義)では個々の論点ごとの整理と深掘りができたと感じました。私はノートを作成せず、講義で出てきた解説や併せて覚えたほうがいい関連する論点などは、すべて択一六法に書き込んでリンクさせておいて、復習する際に一目で思い出せるようにしておきました。主要科目の択一六法には小さく切った付箋を貼ってインデックスを作り、すぐに論点ごとの検索ができるようにカスタマイズして使っていました。

勉強の間隔が開いてしまうとかなり忘れてしまう科目もあったので、講義から一か月以上開けずにもう一度復習をするよう心掛けていました。直前期からは、答練などを解く日を除いて三日でサイクルを作って回していました。試験での比重と自分の学習の進み具合から考えて、「民法・憲法・刑法」、「不動産登記法・民事訴訟法等」、「会社法・商業登記法・司法書士法・供託法」の三つのグループに分け、必ず短期間で複数の科目に手を付けられるようにしていました。書式のひな形の練習もできるだけ毎日手で書くようにしていました。答練については、正解できた問題も含めて念入りに復習するようにしていました。答練を通じて自分の弱点や手薄な分野を洗い出すことができたと思います。

学習のアドバイス

司法書士試験は科目数が多く出題される法令も幅広いので、学習の初めは細かいところは気にせずに、一通り科目の講義をどんどん聞いて先に進んでいったほうがいいと思います。

登記法分野に関しては、制度の大枠の理解がだんだんとできるようになれば個々の先例などの暗記もしやすくなっていくかと思います。私も最初はその難しさに目が回るような感じがしたことを今でも覚えています。不動産登記については、合格書式マニュアルの各ひな形の下の部分にある登記記録例を眺めてみることが役に立ちました。登記を申請した結果としてどのような形になるかを確認することで登記や公示方法への理解が深まりました。

気分転換の方法

問題を解けるようになっていって本試験に向けて成長している実感があるときは勉強も楽しくていいですけど、長い受験勉強のなかでどうしてもやる気が出ないときはやっぱりありました。私の場合は身体を動かすことを気分転換にしていました。また、勉強する科目を変えてみることもやっていました。同じ科目を何日も続けていて飽きてしまい集中力が出せないときは、マイナー科目に変えてみたりしました。後は、ひな形の練習などそんなに集中力のいらない単純作業からその日の勉強を始めるというのもやっていました。

最後に

試験勉強を振り返り、拙い文章ですが合格体験記を書かせていただきました。少しでも司法書士試験受験生の皆さまの役に立てたらうれしいです。

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