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「司法書士試験は、努力した分結果は帰ってくる」 山口 冬馬さん

 

司法書士試験は、努力した分結果は帰ってくる

山口 冬馬さん

司法書士資格を目指した理由

司法書士資格を目指した理由は、法学部に所属していたので、法律を学んだという証拠が欲しかったためです。もともと私は勉強が苦手でしたが、せっかく法学部に入ったので何か法律を扱う資格の取得をしたいと考え、最初は行政書士の資格取得を目指し勉強をしていました。行政書士試験の勉強を続けていく中で法律を勉強することの「楽しさ」や「やりがい」に気づき、もっと法律の勉強がしたいと思い、司法書士試験に挑戦しました。

予備校選びのポイント

クレアールを選んだ理由は二つあります。一つは他校に比べ値段が安かったことです。もう一つは教材をタブレットなどにダウンロードできたからです。私は学生でお金があまりなかったので値段の安さを最優先に考慮しました。もう一つの教材をダウンロードできるというのは、私は電車で通学していたのですが、通学中に勉強する際、教材を持ち歩くのが大変だったり、電車が混雑しているときには教材を開くこともできなくなってしまうので、タブレットなどに教材をダウンロードすることで楽に学習ができるのではないかと考えたためです。この二つを考慮してクレアールを選びました。

クレアールで学習して良かった点

私がクレアールで学習して良かった点は、予備校選びの理由にもあったタブレットなどに教材をダウンロードすることができたので、通学の電車などでも学習がしやすかったことです。さらにクレアールは教材のダウンロードだけではなく、講義の音声のダウンロードも可能だったので、通学中にテキストだけでなく講義も受けられた点が良かったです。私はテキストだけを読んでいると難しい言葉や漢字が多く眠くなってしまうので、講義音声も通学中に聞けたことがとてもありがたかったです。

また、講義に関してはテキストの中でもさらに重要なところの指摘や、テキストを読んだだけでは理解できない解説がとてもわかりやすかったです。実際私も講師の方がおっしゃったことをテキストに補足として多く書き込んでいました。また、講義の途中で講師の方がご自身の受験期についてなど話してくれて、それも参考になりました。

答練については、自己採点が難しい記述式についてクレアールで採点してくれることで自分の苦手なひな形がわかったり、まだ学習が行き届いていない苦手な分野を発見することができました。答練を初めて受けた時は時間配分がわからず試験時間内に間に合いませんでしたが、答練が10回近くあるのでだんだん時間の感覚や自分なりの解き方がわかってきたので良い練習になったと感じました。

クレアールのカリキュラムで有益または活用しやすかった点

単元別講義では、テキストに沿って基本からじっくり学べました。民法や会社法などは行政書士試験や大学の授業で学んでいましたが、その時はただ暗記するだけでした。しかし、クレアールの講義では制度趣旨などの説明もあり、なぜその制度ができたのか理解でき、ただ文章を暗記するだけよりも頭に入りやすく、学習が楽しかったです。過去問の解説も詳しくわかりやすかったです。ただ解説だけではどうしても理解できないときがあり、そんな時はメールでクレアールに質問することができ、解説だけでは理解できなかった問題について質問をして解決しなかったことはないくらい丁寧に教えていただき、とても助かりました。

復習講義は、単元別講義の内容をとても短くまとめてあり、長い単元別講義をもう一度視聴することなくその単元の大切なところを再確認できたので、学習が一通り終わり過去問を繰り返しやっている際に理解しきれていない単元の復習に使いました。短く重要論点をまとめてあった点が良かったです。

答案練習の効果的な活用方法

私は答案練習を活用する際に、択一式に関しては一つの問題を3回解くように心がけていました。その際に3回とも時間を計りその時間内に解くのですが、問題用紙には書き込みをせず繰り返し学習できるようにしていました。3回とも解説冊子の見方を変えていて、1回目に解いたときは自分の正解した問題、間違えた問題を問わず全ての問題の解説に目を通していました。これは自分が正誤判断をした理由が解説と合致しているかを確認するためです。たとえ正誤判断ができたとしてもその理由が間違っていたのでは意味がないと思ったからです。2回目に解いたときは、自分がわからなかった問題や解説を読んでおきたい問題にチェックをつけその問題のみ解説を見るようにしていました。これによって、自分の苦手な分野や科目がわかります。3回目は2回目と同じようにわからなかった問題や解説を読んでおきたい問題の解説のみ読むようにしていました。また、2回目に答練を解いた際にわからなった問題と同じ問題がわからなかった場合にはその分野の過去問をやり、わからなかった問題をわかるようにしていました。

記述式に関しても3回解くように心がけていました。1回目は答案を提出できるため採点していただけますが、2回目、3回目の答案は提出できませんので、自己採点をして1回目の答案と見比べたり工夫しながら自分の苦手なひな形を見つけ、テキストにチェックをつけてそのひな形を重点的に学習し、苦手なものをなくすように心がけていました。

学習を進めていくうえでのポイント、心構え

私は1日でもさぼってしまうと「明日やろう、明日やろう」となってしまい結局やめてしまうことが多かったので、毎日短時間でも必ずテキストを開くように心がけていました。とにかく勉強する習慣をつけるのが大変でしたが、毎日短時間でもテキストを開き、勉強していくうちにだんだんと習慣がついていきました。勉強する習慣をつけるためにも毎日必ず勉強することが学習をするポイントだと思います。

効果的な学習方法

択一対策の学習方法は暗記しないで覚える。というものです。英語の勉強などでは単語を何度も書いて覚える必要がありますが、司法書士試験の択一においては一字一句暗記する必要はないと思います。法律の勉強は他の勉強とは違い、その法律の全体像をつかまないと理解できないような用語が多いです。そこでまず法律の全体像をなんとなくつかみ、そこから中身を学習するようにしていました。

全体像をつかむためには講義やテキストでのインプットをとにかく早く終わらせ、それを何度も繰り返すことが大切だと思います。1週目ではほとんど理解できませんが2週目、3週目になるとだんだん理解できるようになります。実際私も最初はテキストに何が書いてあるのか意味が理解できませんでしたが、繰り返すうちに理解できるようになりました。私は教科ごとに勉強方法を変えるということをせず、全ての教科をこの勉強方法で学習しました。本来なら教科ごとに方法を変えて勉強する方が効果的に勉強できると思うのですが、勉強方法を考え、試す時間がなかったため、私は全ての教科を同じ勉強方法で勉強しました。
記述対策としてはひな形を覚えることが大切だと思います。たとえなすべき登記がわかったとしてもひな形通りにかけなければ点数にはなりませんので、何度も書いてひな形を正確に書けるようにしていました。また、一度覚えても忘れてしまうことや間違えてしまうこともあるので、記述式対策としても同じひな形を繰り返し書いて確実に覚えることが大切だと思います。

苦手科目の克服方法

私は会社法、商業登記法が特に苦手でした。テキストを読み、過去問を何度解いてもほとんど正解できませんでした。そこで私はわかりにくい法律用語などを自分の言葉で簡単に置き換えるように心がけました。難しい言葉を難しい言葉のまま理解しようとしても理解できないので簡単な言葉で置き換え、それを理解するという風に学習していくうちにだんだん難しい言葉も理解できるようになりました。最初は自分の言葉に置き換えるのに時間がかかり、それすら苦戦していましたが、慣れていくうちに自然と考えなくてもできるようになりました。やはり苦手を克服するにはその科目をやるしかないと思います。しかし学習方法にはいろいろあるのでいろいろ試し、自分に合ったやり方を見つければ必ず克服できると思います。

午後の部の効率的な時間の使い方

私は午後の部は択一を1時間以内で終わらせて残りの時間を記述に回せるようにしていました。

私は2回本試験を受けたのですが、1回目の時は最初に記述をやり、残りの時間で択一をやる方法をとっていました。実際答練もそのやり方で時間通りに終わっていました。しかし、本試験での緊張などで記述式の問題に時間がかかり、時間配分がうまくいかなかったという反省を活かし、今回は逆に択一からやるようにしました。ただ択一からやると記述を最後まで書ききれないかもしれないという不安があったので択一にかける時間を1時間と区切って行うという方法をとっていました。択一を1時間で終わらせるために全肢を検討している時間がなかったので確実にわかる選択肢で切れる問題は切り、記述まで終わって時間があったら見直すという風に択一をなんとか1時間以内で終わらせるように工夫しました。この方法はクレアールの講義中に講師の方が実践していたやり方を話してくれてそれを参考しました。最初は全肢を検討しないので間違っているかもしれないという恐怖がありましたが、答練や模試などでこの方法をやり、慣れることでその恐怖を和らげていました。

午後の部は3時間のうちに択一と記述をやらなければならず時間が足りませんが、私のように全肢を検討しないなどやり方を工夫して自分なりのやり方を定着されれば十分時間内にやり切れると思います。

来年度合格を目指す方にアドバイス

私は学習しているとき、何度も諦めたくなりました。テキストを読んでも理解できなかったり、過去問が全く解けなかったり、答練で思うように点数が伸びなかったりするたびに何のために勉強しているのかわからなくなりとても辛かったです。さらに、どうしても司法書士になりたいという強い意志があったわけではないので、踏ん張りがきかず本当に何度もやめようと思いました。しかしここまで勉強してしまった以上、ここでやめてしまってはこれまでの努力は何だったのか、無駄な時間になってしまうのではないかという怖さがあり勉強をやめられなかったというのが本心です。しかし、今では勉強をやめなくて良かったと思っています。それは試験に合格したからというのもありますが、それ以上に自分自身が強くなったように感じます。こんなに辛い勉強をやり抜いたというのは自信につながります。

司法書士試験は努力を続ければ合格できない試験ではありません。努力した分結果は帰ってくると思います。とても大変だと思いますが、最後まで諦めずやり抜いてほしいです。皆様の合格を心から応援しています。

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