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「しっかり情報収集して、自分に一番合ったやり方で学習できたことが一発合格の秘訣」 辰馬 健太さん

 

しっかり情報収集して、自分に一番合ったやり方で学習できたことが一発合格の秘訣

辰馬 健太さん

なぜ司法書士資格を目指したか

高校時代の友人が司法書士をしており、やりがいを持って働く彼の話を聞いて、興味を抱いたのがきっかけです。今回勉強を始めるまで、法律に関する知識は全くなかったのですが、業務の内容や働き方が自分に向いているかもしれないと感じて、何冊か司法書士に関する本を読みました。その結果、30歳を前に挑戦する価値がある資格だと思い、受験することを決意しました。

予備校選びのポイント(なぜクレアールを選んだか)

試験に関する情報を集めたところ、独学は難しいことが分かったので、費用と内容の両面から、できるだけ短期で合格できそうな予備校を探しました。クレアールは実体法と手続法のテキストが一体となっていて、合格に必要な情報がコンパクトに凝縮されているという印象がありました。お試し動画を視聴したところ、講師の方の語り口もわかりやすく、費用も手頃だったので、迷わず決めました。

クレアールで学習して良かった点

テキスト、択一六法、過去問を俗に「三種の神器」と呼ぶそうですが、これらの内容が過不足なく、短期合格するのにちょうど良い分量だったと思います。答練の提出期限も定期的に設定されているので、それをペースメーカーにして、うまく学習スケジュールを立てることができました。また、事務局の方の対応も素早く、ストレスなく勉強できたのもありがたい点でした。

クレアールのカリキュラムで有益又は活用しやすかった点

予備校を検討していた段階から、実体法と手続法が一体になっているのは理解を深めるうえで良さそうだと感じていましたが、実際に学習をしてみて、その予想に間違いはありませんでした。初学者には不動産登記法や商業登記法は馴染みのないものだと思いますが、民法や会社法の学習をしていると、適切なタイミングで不動産登記法や商業登記法の内容が少しずつ登場し、知らず知らずのうちに不登法の知識が身についていることを実感できました。

記述式についても、最初は合格書式マニュアルでひな形を学び、それから合格書式マニュアルに対応した問題集、記述式ハイパートレーニング、実力完成総合答練・模擬試験と、徐々に応用力を身につけることができたので、勉強を進める途中でレベルの差に躓くということはありませんでした。

答案練習の効果的な活用方法

答案練習は、とにかく締め切り日までに提出することを最優先にして、学習のペースメーカーとして活用することを目標にしていました。最初のうちは記述式の点数がボロボロでしたが、あまり順位などは気にせず、復習に力を入れました。答練で間違った部分は自分の弱点の診断書だと捉えるようにして、テキストや六法、合格書式マニュアルに戻って理解を深めるように心がけました。答練の回数を重ねるうちに、次第に点数も安定するようになり、答練の結果を学習のモチベーションにしながら毎回提出していました。

学習を進めていくうえでのポイント、心構え

「なるべく早く全体像を把握する」ということと、「講師のアドバイスを忠実に実行する」という点を意識していました。全体像の把握は、司法書士試験では何が問われて、何が問われないのかを早期に確定して、学習スケジュールをそれに合わせて設定するために重要なことでした。そのため、インプット講義は多少分からない部分があっても止まることなく、最初から最後まで一気に視聴しました。それから、暗記すべき部分については、たとえば会社法の種類株式であれば、「種類株式は9種類ある」ということをまず把握してから、折に触れて「その9つは何があったっけ?」と思い出すようにしました。

また、受験を知り尽くしている講師の方から、「ここは絶対に覚えてください」とか、「ここはあまり深入りしなくていいです」と言われた場合は、忠実に従うようにしました。結果的に無駄な勉強をせず、必要な知識だけ効率的に習得できたので、これは正しい判断だったと思います。

学習スケジュールをどのように立てて、学習を進めたか

1年で合格すると決めていたので、試験に必要な知識の全体量を把握した後、逆算してスケジュールを立てていきました。学習初期はとにかくインプット講義を早く終わらせようと、2倍速の再生速度で、1日に6〜8単元ぐらい進めていたと思います。最初の5ヶ月はフルタイムの兼業でしたが、仕事は午後からだったので、午前中と、仕事から帰ってきて寝るまでの間を勉強にあてていました。インプット講義が終わると、すぐに過去問と、合格書式マニュアルのひな形に取りかかりました。クレアールの過去問は難易度がA〜Cにランク付けされていたので、合格に必要なのは難易度AとBの問題だと判断し、それを最終的には問題の重要度によって3周から7周ぐらいしました。

年が明けてからは仕事を辞めて学習に専念したので、平均して1日8時間〜10時間ほど勉強しましたが、とにかく過去問のAランクとBランクの問題を何があっても正答できるように、テキストや条文を行ったり来たりして学習しました。本試験の緊張する状況下でも、自信を持って正答できる知識を身につけるということを最優先に勉強しました。

直前期には他校の模試なども活用しましたが、A〜B判定をもらえていたので、クレアールの教材を活用した学習法で間違いないのだと手応えがありました。最後の1ヶ月は細かい知識(株主権の一覧や役員の責任など)を確実にすることを主にして、書式のややこしいひな形も、手が自動的に動くようになるぐらいまで何度も書いて練習しました。

効果的な学習方法

前述の学習を進めていく上でのポイントの部分でも述べましたが、最初に全体像を把握してから、細部を詰めていくというのが効果的だと思います。ジグソーパズルでも、まず外枠を作ってから、徐々に難しい部分を完成させていくというのが効率的なので、それと同じではないでしょうか。それから、覚える事項にも優先順位をつけて、絶対に覚えなければならない事項(根抵当権の元本確定事由など)に関しては、たとえば毎日起きた時と寝る前に復唱するといった手法で、繰り返し触れるのが良いと思います。

苦手科目の克服法

最初に不動産登記法の過去問を解いた時は全く歯が立たず、本当にこれが解けるようになるのだろうかと思う時もありましたが、過去問題集の解説、テキスト、条文をしっかり読んで、繰り返し問題を解いていくうちに、合格に必要な知識は身につけられるようになりました。会社法も条文が入り組んでいてややこしいのですが、一気に理解しようとせず、何周もテキストを読むことで、徐々に重要な項目が頭に入ってくるようになりました。難しい科目は他の受験生も苦手な場合が多いので、皆が確実に正答してくる事項に絞って勉強するのが効果的だと思います。

一発合格できた秘訣

司法書士試験を受けるか受けないかという判断に始まり、どの予備校にするか、どのような勉強方法で臨むべきかといったことを事前にしっかり情報収集して、自分に一番合ったやり方で学習できたのが合格できた理由だと思います。いったん納得して自分の進む方向を決めたら、あとは迷うことなく進むことができました。また、家族や周囲の方々の協力もあり、仕事を辞めて試験に臨むことにも理解を示してもらえたので、落ち着いて伸び伸びと学習できたのが、大変ありがたかったです。

午後の部の効果的な時間の使い方

午後の部の時間配分が重要だということは、前述の司法書士の友人にも言われていたので、とにかくスピード重視を心がけました。択一は基準点を少しでも上回れば良いので、記述で勝負をしようと考えていました。模試の段階から、自信のある肢である程度答えが絞れたら、他の選択肢は読まず、後で見直すために印だけ付けておくという方法をとりました。午後択一の目標解答時間は50分で、本試験でも大体その時間に収められたので、余裕を持って記述に臨むことができました。記述を解き終わって30分ほど時間が余ったので、そこで印を付けておいた問題の他の選択肢を読み、自分が最初にマークした解答を見直し、結果的にそこで3問ぐらいは正解を拾えたと思います。

記述式問題の時間配分や答案構成用紙の効果的な使い方

記述式は答練や模試でも商業登記の方が点数は安定していたので、択一を終えて商業登記記述を先に解きました。答案構成用紙に役員チャートを書くようにしていたのですが、出題テーマが合併で、2つの会社を対象としたものだったので、若干手間取りました。一旦深呼吸して落ち着き、問題文をざっと最後まで眺めて、必要そうな部分だけ書くようにしました。内容自体は過去問と比べてもそれほど難しいものではなかったのですが、やはり本番の緊張感は模試と違いました。それでも、合格者が正解しそうな部分は大体書けたので、落ち着いて不動産登記記述に移ることができました。

不動産登記記述の出題は、たまたま重点的に学習していた敷地権付区分建物をテーマとしたものだったので、気をつけるべき点を答案構成用紙にメモしてから、問題に取り組みました。こちらも最初は住所変更の登記が思い浮かばず、極度額の変更のところでも迷いましたが、商業登記の出来からして恐らく基準点は超えられるだろうと判断して、わかる部分から埋めていきました。そのうちに本店移転の登記を入れると上手くいくことに気づき、自信を持って書き切ることができました。午後の部はとにかく時間との戦いなので、1文字でも得点につながることを書けるように、わからない部分は後回しにして、迷っている時間を少なくすることが大切だと思います。

来年度の合格を目指す方へのアドバイス

人それぞれ、自分に合った勉強法があると思うので、まずは色々なやり方を試して、一番やりやすい方法を見つけると良いと思います。どの教材を使うにしても、合格に必要な知識は全て載っているので、あれこれ手を出さず、知識を確実にすることを最優先にするのが大切だと感じました。また、勉強が大変だと感じたときは、合格者の方や先輩司法書士の方のインタビューやSNSの投稿などを見て、モチベーションを上げるのも有効だと思います。簡単な試験ではないですが、正しい努力をすれば必ず報われる試験だと思いますので、自分なりの攻略法を見つけて頂ければと思います。

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