司法書士試験に年齢制限はある?合格者の多い平均年齢は何歳?

司法書士試験は、専門的な法律知識をつけることによって世間の役に立ち、更には自分自身のキャリアアップ、将来の仕事の幅を広げることにも繋がる国家資格としてここ最近人気が高まっています。すでに社会人として働いている人の中でもこれから資格取得を目指したいと考える人も多いことと思いますが、果たして試験を受けるのに年齢的なハードルはあるのかどうか、気になる年齢制限に関してまとめてみました。

司法書士試験に年齢制限は「ない」

司法書士試験は、合格するためには約3000時間もの勉強時間が必要と言われている難関資格のうちの1つです。3000時間と言うと、毎日3時間近くの勉強時間をとっても3年はかかる計算になります。仕事をしながらコツコツと勉強を進めていく方もいれば、思い切って仕事をやめて、司法書士試験の勉強に専念すると言う方もいます。集中的に試験勉強を行う場合は、毎日6時間の勉強で約1年半になります。司法書士の勉強方法は通学、通信講座、独学と様々ですが、受験資格に関しては年齢制限はなく、もちろん学歴、性別による制限もありません。かつてはこのような法律系の業界は男性が中心に活躍するシーンが多くありましたが、ここ最近では女性の活躍も顕著で、実際の司法書士試験に合格する女性の割合は20パーセントを超えていると言われています。司法書士は専門性を活かすことができる職種でもあるため、結婚や出産などといったライフスタイルの変化があっても、自分のペースで業務をスケジューリングすることが可能なのも魅力の1つです。

司法書士試験の受験資格

司法書士試験を受験するための資格には、特段制限が設けられていません。法律に関わる難関試験には司法書士試験に並んで司法試験もありますが、司法試験の場合は受験するためには司法予備試験に合格するか、もしくは法科大学院で必要とされるカリキュラムを修了する必要があるため、受験のハードルが高い傾向にあります。一方で司法書士試験の場合はその試験内容は司法試験と並び難易度が高い試験ではありますが、受験資格に制限がないためチャレンジしやすいフィールドが整っていると言えます。予備校や法科大学院の課程を修了する必要がないとは言え試験のレベルは決して易しいものではなく、時間も労力もかかることから、多くの受験者は専門の予備校や通信講座で勉強し、効率よく合格を目指す傾向にあります。

司法書士試験の受験者は何歳(何十代)が多い?

司法書士試験の受験者の年代ははっきりとしたデータは出ていないものの、30代、40代が中心のようです。大学在学中に資格を取得するという人も中にはいますが、法学部の学生は司法試験を目指すケースが多く、必ずしも司法書士試験の志望者が多いとは言えません。併せて合格率はわずか3パーセント程度、必要な勉強量も相当なものです。そのため、司法書士試験だけの勉強に時間を割くことは現実的に難しいこともあり、20代前半の受験生は多くありません。実際に司法書士など資格試験に興味を持っている方々は大学卒業後に一度社会人として企業に就職をし、その後のキャリアアップを目指して資格取得を目指すパターンが多いようです。仕事と勉強を両立できる勤務形態の企業を選んだり、実際の司法書士試験の内容に関係する業務を担う企業や部署に所属したりすることによって、自らのスキルアップを図っています。さらに言えば司法書士試験に合格するためにはおよそ2、3年程度の期間を要することが一般的と言われる事も20代の受験者が少ないという理由の1つかもしれません。この2、3年というのはあくまでも目安で、基礎的な知識がある人と1から始める人では状況は変わりますし、いかに効率的に司法書士試験合格につていの知識を学ぶことができるかどうかで、短期間での合格も可能になるでしょう。

司法書士試験の合格者は何歳(何十代)が多い?

司法書士試験の合格者は、受験者の年齢にも比例して37歳前後だと言われています。平均ではこのようなデータになりますが、実際に合格をしている人の年齢は幅広く、最年少では20歳、最年長では70代というデータもあり、その人のモチベーションや勉強の方法次第で何歳からでもチャレンジすることができると言えます。そうは言っても、就職したばかりの1、2年目は仕事も忙しくなかなか勉強の時間を割くことが難しいですし、年齢と共に暗記力なども劣ってくることは否めません。そのような理由からも、30代、40代という年齢は比較的仕事にも慣れてきて、かつこれからのキャリアアップを視野に入れ始める時期でもあることから、受験者と合格者が共に増えていると言えます。司法書士試験の勉強を通して実際の仕事でも活かせる知識が増えることで業務の幅が広がり、お給料アップに繋がることも考えられます。また、30代、40代で独立を考える人も少なくないことと思いますが、そのような場合にも特に司法書士試験のような国家資格であれば信用も高いため独立しやすく、その後の運営にも安心感が出てくるでしょう。

まとめ

司法書士試験は法律系の試験の中では難易度が高い国家試験の1つです。しかし、受験資格には年齢制限や学歴制限などはなく、計画性を持って取り組めば働きながら勉強を進め、合格を目指すことも十分可能です。合格率は全体のわずか4パーセント以下とも言われていますが、だからこそ、資格取得後はその知識を活かし転職や独立することもできるため、キャリアアップ、お給料アップのチャンスが広がります。経済情勢の悪化に伴い、世間からこのような資格を持った職業の需要も増えているとも言われています。自分のため、そして周りに人の役に立つため、取得を目指してみてはいかがでしょうか。