司法書士の受験浪人は現実的か?

国家試験の中でも合格率が低い(4~5%台)である司法書士試験、見事一発で合格する人もいれば、残念ながら不合格となる人もいます。受験に専念できる環境で、複数年に渡って諦めずに勉強し続けるのは現実的に有効といえるのか、また、受験を断念する「勉強を辞めてしまう」前に確認しておきたいことについて触れておきます。

司法書士試験の受験浪人(専業受験生)の末路に怯える声

司法書士試験の受験浪人をした先には何があるのか、そう考えるとさらにもう1年頑張ろうと踏み切るのに勇気がいるかもしれません。司法書士試験合格を目指して仕事を辞めたなど、勉強一本に絞っているなら尚更でしょう。職歴の空白期間が空くほど再就職が難しくなることへの不安、プライベートの充実を後回しにした結果など、受験浪人の末路を考えれば考えるほどマイナス思考になりがちです。また仕事をしながら資格取得を目指している場合でも、時間もお金も費やした先に「合格」という成果が手に入れられなければ、その数年間分を無駄にしたことになるのではと、不安を感じることもあるでしょう。また、受験が長引いている場合は、これまでの労力や費用を無駄にしたくない一心で「辞められない」と闇雲に浪人を続けて、本当の意味で時間とお金の「無駄遣い」をしてしまう人もいます。浪人すると決めたからには、司法書士になる本来の目的を思い出し、目標を再度明確にしたうえで勉強に取り組むことが大切です。

司法書士試験合格は何歳でも遅くない

安定した人気を誇る理由の1つでもあるのですが、司法書士資格は「何歳からでも遅くない」資格であるということを知っておきましょう。受験者の年齢制限もなく、また、定年もない司法書士は、学習する意欲や司法書士になりたいという気持ちさえあればすぐに諦める必要がない資格ともいえます。複数年学習することが年齢制限等によって無駄になることはないということです。実際、定年退職前に資格取得する人、子どもの独立後に開業を目指す主婦など、遅咲きの司法書士がたくさんいます。仕事をしながら資格取得を目指している人の場合には、1回の試験で合格できなくてもすぐに諦めてしまうという選択肢は必要ないと思われます。もし独学で合格を目指して結果が伴わなかったのであれば、スクールや通信講座を利用するなど、もうワンステップ挑戦してみても良いのではないでしょうか。社会人向けに開講されている講座も多くありますし、仕事があるからこそスクールで効率良く勉強するのが有効な場合もあります。まだ取り組み方に改善の余地があるのなら、試してみることをおすすめします。

司法書士試験の受験浪人が不安になったら見直すべきこと

司法書士試験の受験浪人が不安になったら見直すべきこと① ライフプラン

まずは自分のライフプランについてです。翌年に合格するのが1番の目標ですが、もしだめだった場合、いつまで挑戦し続けるのか、現実的に可能なのかを考えてみましょう。あと1回しかチャンスがないと追い込む方が良いのか、あと3回は頑張れるなどと余裕を持った方が良いのか、モチベーション維持の方法は人それぞれです。いずれにせよ、「司法書士試験の合格は何歳でも遅くない」ことをプラスに活かしてライフプランの見直しができると良いでしょう。

司法書士試験の受験浪人が不安になったら見直すべきこと② 勉強法

惜しいところで不合格だったのかもしれません。しかし1度落ちてしまったのであれば、結果をふまえつつ勉強法の見直しをすることは必要です。独学で伸び悩んでいた部分がスクールに通うことで一気に点数がアップすることもあります。すでにスクールを利用しているのであれば、自宅や通勤時間、お仕事中の休憩時間なども活用されて学習時間を増やせないか検討してみることも大切です。

司法書士試験の受験浪人が不安になったら見直すべきこと③ スケジュール管理

勉強時間の確保には、スケジュール管理が欠かせません。試験日から逆算して年単位での目標、さらに月単位でやるべきことを書き出しましょう。可視化してやる気を出すこと、勉強時間を確保していくことが重要です。

まとめ

できれば誰もがなりたくない受験浪人ですが、目指すのは何歳からでも遅くないという司法書士資格特有の強みもあります。これを言い訳に使うのではなく、精神的な余裕につなげていけるのがベストでしょう。一発合格が難しくても、生活状況が許せば複数年での合格プランという道を選ぶのも悪くないかもしれません。ただし再挑戦する際には、目標を再確認すること、ライフプランやスケジューリング、勉強法の見直しなどをきちんと行うことが大切です。ここで諦めたら勿体ない、などと漠然とした気持ちで取り組んでいたのでは結果に結び付きにくいと考えて良いでしょう。