司法書士に休みなし?目指す前に知りたい「司法書士の休暇」について

司法書士や行政書士などの士業は休みを取りにくい、などという話を耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?いざ司法書士を目指す前に知っておきたい休暇について、くわしくご紹介していきます。

司法書士は「休みなし」のイメージが強い

みなさんが持っている司法書士の業務については、自営業となるため「休暇が短い」「休みが少ない」などのイメージがあるのではないでしょうか?一般企業で働くビジネスパーソンと同じように、月曜日から金曜日までの平日勤務、勤務時間を見てみても、午前9時から午後5時頃までという方もいらっしゃいます。しかし、法律に関わる専門的かつ広い知識の求められる司法書士という職業の特性上、法律の改正前後などには、例え週末であっても、しっかりと勉強の時間を設ける必要が出てくる場合もあります。また、顧客の方の求める相談業務や不動産における立ち合いなどにおいては、フレキシブルな対応が必要な場合もあります。しかしながら、各業界での「働き方」や「勤務条件」に注目が集まっている昨今。司法書士としての休みは実際にどのようになっているのか、勤務司法書士や所属司法書士と呼ばれる司法書士と自らの事務所を開業している開業司法書士それぞれの休みの状況や繁忙期・閑散期について、見ていきたいと思います。

司法書士の勤務時間や休日はどのくらい?【事務所に所属するケース】

比較的大きな司法書士事務所に所属して働く勤務司法書士の場合は、比較的フレキシブルな勤務時間や休日が確保できると考えてよいと思います。しかし、司法書士の数が少ない事務所や司法書士補助者の経験値が浅い場合などは、やはり業務が優先されることとなりますので、時には残業が発生することもあるでしょうし、土日祝日以外にはまとまった休みが取れないことなども大いに考えられます。とくに、勤務時間や休みなどは、事務所の方針や規模などによるところも大きくなってきます。就職先を探す際には、勤務条件や福利厚生などと一緒に、勤務者の休みの取り方の実情などについても確認事項として抑えておくと安心です。とくに、結婚や出産などのライフイベントを経験しながらも、自分らしい働き方で司法書士を続けていきたいと考えている方の場合は、男性でも育児休暇を推進し、取得しやすい事務所や、当たり前に出産休暇を取ることのできる事務所での就職を視野に入れておくとよいでしょう。

司法書士の勤務時間や休日はどのくらい?【事務所を開業するケース】

おそらく司法書士を目指している多くの方が、少なくとも一度は自分の事務所を開業して自分の好きなように働くという「独立開業」を考えていることと思います。企業と関わりのある案件を多く抱えている場合や小規模の事務所を開業する場合は難しいかもしれませんが、ある程度個人で業務の整理がしやすいことが、長期休みを獲得できるメリットともなる場合もありますし、逆に長期休みが取りにくいデメリットとなってしまう場合もあります。実のところ、毎日の勤務時間や休みの長さ・多さは、個人事務所の規模や主に扱おうとする案件の内容によっても、大きく変わってきます。事務所内に司法書士が自分しかいないという場合などは、時には、週末にクライアントとの打ち合わせや書類作成などの業務を遂行することが必要になることもあるかもしれません。しかし、公的機関が閉まる大型連休などは、所属司法書士と同様に休みが取りやすい状況とも言えます。また、個人事務所ならでは大きなメリットとして、自分の働きやすい勤務時間や休日を設定できる自由度の高さも魅力として挙げられるでしょう。

司法書士は年末も忙しい?

よく、公的な機関や一般的な企業では、3月から4月が繁忙期だとか、9月や12月が繁忙期だとかいう話を耳にします。実は、司法書士業界の場合も同じように、3月や12月がもっとも忙しいと言われていることをご存知でしょうか?これらはもちろん、司法書士事務所が専門的に扱っている業務の種類や得意としている分野などにも影響されます。例えば、不動産の登記案件などを主に扱っている場合は、とくに3月頃に不動産の動きが高まることなどがその背景として挙げられますし、相続関係の案件は、全国的に親族が集まりやすい年末年始やお盆期間、ゴールデンウィークなどの大型連休の前後に多くなるという傾向にあります。また、企業関連の登記案件を多く扱っている場合は、繁忙期が少しずれて、6月・7月となる事務所も多くなっています。いずれは個人事務所を開業することを目標としている方がまとまった休みを取りたいという場合は、このような司法書士業界の傾向を考慮して、自身の事務所のマーケティングや営業に役立ててみるとよいかもしれません。

まとめ

ある意味では、サービス業としての質を持つ司法書士という職業上、働く司法書士事務所の環境や業務内容によっては、ゆとりのある働き方が簡単に実現できる場合もありますし、なかなか休みをまとめて取れない働き方になることもあるかと思います。しかし、既存の勤務時間や休日などの条件に囚われすぎず、やりがいの大きい職業である司法書士として本当に活躍するためには、現在ある勤務条件や環境を自分たちで切り拓いていくことも大切です。自分に合ったキャリアプランや働き方をしっかりとイメージして、ぜひ前向きに司法書士を目指していただければと思います。