司法書士は在宅ワークも可能?

子育て中の方や様々な理由により、時間的にも柔軟な働き方を希望する方にとっては、通勤するという形で司法書士事務所で勤務するのではない、在宅ワークという形をとる働き方はとてもメリットの大きいものではないでしょうか。司法書士の世界での在宅ワークについて、ご案内していきたいと思います。

司法書士の在宅ワークは可能?

司法書士資格を持っているということは、一生働き続けることのできる価値ある資格を持っているということ。昨今の社会の変化や働き方の多様化に伴い、司法書士や行政書士などの士業の業界でも、働き方が少しずつ変わってきていることをご存知でしょうか。少し前までは、司法書士事務所に通うという働き方が当たり前となっていましたが、最近では、多くの司法書士が事務所へ出勤するといった勤務の形だけではなく、事務所勤務と在宅勤務を織り交ぜた勤務形態の構築や、在宅勤務を取り入れた雇用体系、扶養内での勤務など、個人個人に合わせて新しい形の働き方を提案し始めています。もちろん、司法書士の場合、登記申請業務や各種の業務で法務局に訪れなくてはいけないことも多くありますし、裁判や債務整理などに関する業務では地方裁判所や家庭裁判所などに訪れなくてはならないこともあります。しかし、これらの業務の基本となる申請書などの書類作成業務は在宅ワークとして成り立つ仕事も多く存在しますので、これからもますます在宅ワークの需要が高まっていくであろうと言われています。また、司法書士や行政書士などの士業が積極的に在宅ワーカーとして参加しているクラウドソーシングサイトなども誕生していますので、今後さらなる成長が期待されています。

司法書士の在宅ワークは仕事の幅が狭まる?

在宅ワークが可能な司法書士の仕事としては、各種の書類作成業務や申請用ソフトを使用しての登記申請書類の作成業務などに限定されてしまう状況となっているため、司法書士事務所に勤務する司法書士と比べた場合には、行うことができる仕事の幅も狭まってしまうのが現状ではあります。しかし、業務内容が制限されてしまうとは言っても、これらの仕事は司法書士が担う業務の中では、避けて通れない基本中の基本とも言える業務でもありますので、仕事の量という観点においては、決して仕事が少なくなるとは言えません。また、シンプルな手続きを必要とする登記などの案件では、書類作成業務から提出業務までを在宅ワーカーが担当するというような働き方も増えてきていますし、個人事務所の事務関連業務を在宅ワーカーが担うというケースも多くなっているようです。いずれの場合も、司法書士としての知識は言うまでもなく、会計ソフトなどをはじめとする各種業務支援ソフトソフトウェアを問題なく扱えるかどうか、電話対応やメール対応が可能かどうかなど、オフィス事務的な仕事経の有無に加え、一般的な社会常識なども大切となります。司法書士試験合格への勉強だけではなく、社会人として幅広い知識を身に着け、柔軟な働き方に対応できるような応用力も一緒に身に着けておくことが必要となるでしょう。

司法書士の在宅ワークの募集は多い?

多くの企業の中で当たり前のように行われている分業が、最近では大手の司法書士事務所を中心に、個人の司法書士事務所でも行われるようになってきています。在宅ワークが可能な在宅ワーカーの募集は少しずつ増えているとは言えますが、まだまだ発展途上と言える段階です。しかし、高齢化社会の影響で、不動産などの財産管理業務において司法書士の存在は重要度が増しているとも言われていますし、多くの個人事務所が承継の時期を迎えているため、司法書士の人出が不足しているとも言われています。司法書士業界全体を見た場合、現在のところはまだ、在宅ワークの募集は始まったばかりという印象ですが、今後は安定的に募集が生まれてくる可能性が非常に高くなっていますので、今後の業界の動向から目が離せません。また、外国人労働者の受け入れなどに始まり、急速に国際化が進む現在の日本では、英語や中国語などにおける語学力も、渉外業務や各種書類作成などの業務でのプラスアルファの戦力となります。これから司法書士を目指す方は、司法書士として自分の持っている語学力やこれまで育んできたキャリアを存分に活かすことのできる自分だけの道を見出していくことも大切かもしれません。

まとめ

司法書士という士業が持つ在宅ワークの可能性はまだまだ未知の部分が多くありますが、時代とともに変わってきた仕事への価値観や働き方のスタイルの変化に伴い、子育て中の女性に限らず、さまざまな方が「在宅ワーク」という形に注目しているのではないでしょうか。今までの社会経験があるからこそ拓ける道もあります。司法書士として新たな働き方を実践する先駆けとなり、ぜひ、自分らしく働き、自分らしく生きることを目標として、司法書士への道を歩んでみてはいかがでしょうか。