「司法書士になっても仕事が無い」この意味とは?

難関資格試験である司法書士試験を突破して司法書士としての道を歩み始めても、実際は想像していたように稼げない・仕事が無いなどの問題があると言われることもありますが、司法書士として、実際の現状はどのようなものなのでしょうか?

目次

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司法書士で稼げないケースとは

難易度の高い司法書士試験に見事合格を遂げ司法書士になったとしても、思うように稼げない、仕事が無い(少ない)などという話を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これは司法書士だけという話ではなく、弁護士業界などでも同じように言われています。これは、そもそも仕事の数が減っているから稼げずにいるということではなく、士業とは、自営業者でもあるので、開業直後には業務上での経験が不足していること・人脈(他業種の方)の拡がりの少なさ・さらに新規顧客獲得のための営業力の有無などに要因があるとされています。資格取得前に、資格を取得できると誰もが抱く「淡い期待」として「資格が取得できれば誰でも」高い報酬の仕事や高い年収が得られる、というイメージが、実際には資格を取得した後の業務経験・新規顧客の獲得などに付随してくる段階的なステップを踏むという現状が、クローズアップされないことが、この「司法書士では稼げない」という印象を生み出しているように思います。

司法書士の仕事で実際に”減っている”もの

現在、日本では国内の問題だけではなく、様々な問題について対応を進めていかなければならない世の中になってきています。これは、高齢化社会への転換、日本人の総人口減少の問題、急速に進んでいる国際化の流れやIT革命と言われて久しい情報化社会への変遷などの現状がございます。当然、司法書士の仕事内容にも、少しずつ変化があらわれてきていることは、これから司法書士を目指す方だけではなく、現在司法書士として活躍しているすべての方が、現実問題として考えていくべき問題と言えるでしょう。そんな中、徐々に減ってきている業務としては、ここ10年の間に大きく件数が減少してきていると言われる不動産登記や商業・法人登記などのいわゆる登記業務です。登記件数を注視してみると、以前の7割になってきているとも言われており、明らかな減少を見ることができます。また最近では、オンライン申請の中でも容易な登記申請などはAIの出現により徐々に簡易化が可能になることも予測され、さまざまな簡易業務も減少の傾向にあると言われてきています。

司法書士の平均年収から考える

仕事が軌道に乗ると、高い年収が期待できる司法書士。その年収は、顧客の多い大手事務所に属しているのか、事務所または個人として専門的に扱う業務の種類、司法書士としてのキャリアの長さや経験の量などでも大きく異なってきます。司法書士補助者としていわゆる下積み時代を過ごしている司法書士の場合は、まだまだ一般的なサラリーマン程度の年収であることも多くなっていますが、大手事務所のベテラン司法書士や個人事務所経営者などの実力者の場合は、年収2000万円以上などかなりの年収を誇っているケースも多く見られます。つまり、司法書士業界全体における仕事が減ってきているという裏には、大手事務所への案件の集中、経験豊富な司法書士がより多くの案件・高い報酬の案件をこなしているという、業務の一極集中化の現状があると考えられます。

司法書士の廃業率は低いか高いか

司法書士・弁護士・行政書士などの士業を目指す方の多くが、仕事のやりがい、経済面でのメリット、自分らしい働き方の実現などを考慮し、将来的な独立を目指していることではないでしょうか。独立後3年以内の廃業率が高いと言われることの多い行政書士に比べ、司法書士は、数ある士業の中でも、廃業率が低いとされています。司法書士事務所の廃業の背景としても、仕事が無いことや稼げないことが直接の原因となっているわけではなく、計画性のない経済的見通しに頼った楽観的な開業や、経験不足により顧客の見極めや業務内容の見極めなどが甘いこと、営業力不足や人手不足により業務のバランスが取れなかったことなどが主な原因としてあげられることが多いようです。個人事務所の立ち上げを視野に入れている場合、司法書士としての経験はもちろん、経営者としての手腕や論理などをしっかりと学ぶことも大切になります。

司法書士の資格は「セカンドキャリア」にも

すでに何らかの専門性を持った職業についている方や企業や社会での経験を積んだ方の場合、セカンドキャリアとして司法書士を目指すことも価値がある挑戦ではないでしょうか。例えば、不動産関係業界での経験を持っている方は、もともと持っている不動産登記や不動産相続などへの知識をブラッシュアップしながら司法書士としてのキャリアに役立てることができます。長年培ってきた別業界での経験を生かし、より顧客とわかりあうことのできるコミュニケーション方法の確立、別の視点からものを柔軟に考え対処することなど、司法書士としての毎日の中で、今までのキャリアを存分に生かすことができる場面が多くあるはずです。さらにセカンドキャリアとして考えてみた場合には、自分自身と同じ年代の同じような悩みにも親身になって相談を受けることもできますので、依頼者に寄り添うことが出来る士業としても頼れる存在になれると言えます。

まとめ

法律に関する業務を多岐に渡ってこなす司法書士の仕事は、高い収入が期待できるだけではなく、日々やりがいを感じることができ、地道な活動などが実を結ぶ実直な仕事でもあります。将来性を求めてキャリアを構築していきたい方、今までの仕事に変化がなくつまらないと思っていた方、こつこつとキャリアアップしていきたい方にもぜひおすすめしたい国家資格ですので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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