司法書士への転職は「未経験」でも可能か?意外と知らない転職事情

「司法書士試験の難易度」、そして「合格後、開業や就職についてどのような道があるか」、「年収はどの程度か」など。

社会人で司法書士への転職を考えている方にとって気になるのは、こうした点でしょう。ここでは、司法書士への転職を目指す方のために、キャリアプランを立てる上で重要な点について解説します。

目次

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司法書士への転職は未経験でも可能?

一般的には司法書士試験の合格が必須

司法書士になる道筋として一般的なのは、司法書士試験に合格し必要な研修を受けてから、各都道府県の司法書士会に登録して活動することになります。司法書士の職務は膨大な専門知識が必要なため、試験に合格するためには時間をかけて相当量の勉強をすることが必要です。しかし、司法書士試験に合格した有資格者の場合は、特別な実務経験は必要なく、法律実務は未経験でも、30代でも40代でも、それこそ50代でも転職する人は珍しくありません。

司法書士に転職するメリット(習得できるスキル)

司法書士の資格を活かして転職したのち、実務で身につくスキルには、不動産登記や商業登記などの登記業務、様々な相談事より発生する相談業務やこれにより派生した裁判事務などのほか、会社法を専門的に学習していることで、その知識を活かした企業法務コンサルティングなどもあります。また認定司法書士の資格を得れば、一定の条件を満たした簡易裁判において、代理人として法廷に立つこともでき、自身の業務の幅を拡げることができます。

会社員が司法書士への転職を目指すために知っておくべきこと

司法書士試験の合格率

司法書士試験の合格率は例年、4%から5%程度で推移しており、合格率だけを見れば難関の国家資格とも言われています。合格に必要な勉強時間は、条件や個人差もあるため一概には言えませんが、およそ累計3000時間程度、合格に必要な時間は2000~3000時間程度、学習期間としては1~3年の学習期間で合格された方が多いと合格者アンケートにて確認できます。仮に3000時間を1年の学習期間で計算すると1日8時間程度を勉強する生活に専念することができれば、合格も可能と計算できますが、実際の短期合格者の中には、学習に専念できた方もいれば、働きながら学習して1年で合格された方もいますので、本当に個人差があると思います。ただし、働きながらの学習をしている方の場合は、通勤時間のスキマ時間や、勉強を開始する前に自分のために使っていた時間など、自由に使える時間の大半を勉強に費やす生活が必須になります(優先順位の1番目が学習する時間とする覚悟が必要です)。

働きながら司法書士試験に合格するコツ

司法書士試験は試験科目が法令科目11科目と多く、範囲も膨大な為、働きながらの学習を選択した場合には、司法書士試験の専門学校やスクールにて学習をスタートすることが効率的です。専門学校の場合は仕事が終わった後の夜間に講義が開講するなど、働きながら学ぶ社会人向けのコースが多彩に用意されていて、試験勉強を働きながら効率よく学べるノウハウも習得できます。また現在ではインターネット、スマホの普及により、電車の移動時間、ちょっとした待ち時間などでも勉強できるサイトやアプリが多数あります。働きながら司法書士を目指すには、これらを活用することで、より効率的にそして効果的に学習ができるようになってきています。

司法書士になって「就職できない」ケースはある?

司法書士の合格者の就職先ですが、司法書士資格を取得し、研修を受けた新人司法書士は、補助者として司法書士事務所に就職して経験を積み、多くの業務に触れることで実務を学び、やがて独立開業するということがごくごく一般的な流れとなります。しかし近年では、企業の法務部・総務部などでは「契約書のチェック」、「専門書類の作成」などを行う人材として、一般企業で司法書士の求人を募集することがあります。そのため、事務所への就職や独立開業ではなく、企業内司法書士として就職するコースもあります。企業内司法書士は、その数もまだまだ多くはない為こともあり、その経験を活かして同じように企業内司法書士として再就職することやそのまま独立開業できる利点があります。また企業に就職したメリットとして、会社での人脈を築いた後に独立開業する方もいます。企業からの司法書士の求人募集は転職サイトなどで確認することができます。社会人から司法書士試験に合格して資格を取得している会社勤めの経験のある方は企業内司法書士の採用においては有利になる場合が多いと言われています。司法書士の年収は平均して500万円から600万円程度といわれますが、求人に対する絶対数(司法書士有資格者)が圧倒的に少ないため、就職できないケースが少ないというのがメリットです。

まとめ

司法書士試験の合格率は4%~5%台、毎年の合格者数は700人にも満たない狭き門になっています。それだけに資格を取得することができれば、先輩司法書士事務所への入所や独立開業、または企業内司法書士に就職するといったコースもあるため、働き先がない、就職できないといったことは少なくなるというメリットがあります。

まだ若く社会経験の少ない司法書士試験に合格した方では、人脈も社会経験も少ないため、最初のうちは苦労することもあると思いますが、これも経験を積むことで解消され、長い間、司法書士として働くことができるでしょう。また、30~40代で司法書士資格を取得して司法書士へ転職した方の場合は、一定の社会経験があるため、企業内司法書士などへの就職も有利になり、同じ新人司法書士としても比較的、順調なスタートを切ることができます。企業内司法書士や、司法書士事務所で働くことにより、徐々に自身の司法書士としての人脈やネットワークも完成していきます。中には、引退する先輩司法書士の業務や人脈を継承するといった流れで多くのお仕事を任されるケースもあり、司法書士は安定した業務が約束される資格だといえます。

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