初学者が上手に学習スタートを切るには

基本的な知識(論点)とここから類推される知識(応用力)が必要とされる司法書士試験は、がむしゃらに“頑張る”だけでは乗り越えられない難関資格です。そのため、予備校の利用やテキスト・過去問題集などを上手に利用し、効率良く勉強を進めることが必要となります。

目次

「司法書士の仕事と働き方がイチからわかる本」無料プレゼント

司法書士の業務 年収について 休みの取りやすさ 司法書士のやりがい

実際にクレアールで司法書士を取得した方々の声を集めた書籍を無料でプレゼントいたします!

そもそも司法書士試験は独学・予備校利用?どちらが適しているのか?

合格率が4~5%台の合格率のため、難関資格試験といわれている、司法書士試験。そのため、予備校などの試験対策を取り入れる受験生が大半となっているの現状です。しかし、独学で合格することが不可能というわけではありません。ただし、独学で合格した方の努力は並大抵の努力ではないということを頭においておく必要があります。

特に、法律に関わる勉強が初めての法律初学者の場合は、何から手を付けていけば良いのかも分からずに、インターネット等で情報を検索したり、実際に予備校へ問い合わせたりすることでしょう。そんな中、独学という選択肢よりも予備校を上手に利用して学習をスタートしようとすることは自然な流れと言えます。ですから、これから司法書士試験の合格へ向けてまず、検討すべきことは、自分に合った予備校選び(学習法)が一番のポイントになると言っても過言ではありません。

司法書士試験は出題数の多い「民法」「商法・会社法」「不動産登記法」「商業登記法」の主要4科目と出題数が主要4科目に比べて少ない「民事訴訟法・民事執行法・民事保全法」「憲法」「刑法」「供託法」「司法書士法」といったマイナー科目7科目の合計11科目から出題される試験です。科目数も多い為、試験攻略のポイントを科目別にしっかりと押さえ、確実な合格を目指していきたいですね。独学で目指す場合は、科目ごとの学習への取り組みや力の入れ方が上手に配分できずに、合格目標年度までに全科目の学習が修了できない等、学習ペースを掴むことも非常に難しいと言えます。予備校の場合は、学習スケジュールは明確に定められていますし、科目ごとの攻略法も定められておりますので、その点は心配いりません。それでは司法書士試験合格のサポートとなる学習法(予備校)は、どのような基準で選ぶべきなのでしょうか?

初学者が司法書士試験の予備校を選ぶ際の注意点

司法書士試験の予備校選びのポイント①講義付きかテキスト通信か

予備校を選択するにあたってまず考えることは「予算(費用)」もポイントとなります。高額な受講料の場合もあれば、安価で提供している予備校もあるでしょう。初学者の方の場合は、予備校を選択する主旨を明確にすることをお勧めします。講義が必要か否か、通学か通信かなど比較対象となります。現在でもテキスト通信として通信講座を提供している予備校もありますが、独学向けのテキスト・参考書を購入する場合と同じような費用が必要となる受講料設定をしている予備校もあります。講義を視聴することのメリットは高く、効率よく、難解と思われる法律的思考を分かりやすく短時間で説明してくれる点にあります。初学者の方が、より効率的に知識を習得したいと考えている場合は、講義付きの予備校を選択した方がメリット・学習効果が高いと言えます。

司法書士試験の予備校選びのポイント②講義付きの予備校も比較してみる

学習をスタートされることを検討されている方の中にも、学習に専念される方、働きながら・家事と並行しながら、学業と並行して学習をされる方など、様々なケースがあることでしょう。また、明確に短期合格目標を掲げている方、じっくりと勉強を進め長期的に合格を視野に入れている方など、当然、それぞれのケースで合格するための勉強方法や選択するコースなども異なってきます。しかし、どのようなケースであってもポイントとなるのは、「学習環境をどの様に整えるのか」ということになります。通学にするのか通信にするのか、1年コースなのか2年コースなのかなどについて検討し、各予備校の資料などを取り寄せて比較することとなります。決して安くはない受講料ですから、自分の学習スタイルに併せて、予備校も選択していきたいですね。

司法書士試験の予備校選びのポイント③多角的に比較する

予備校を選択する場合、経験者の口コミをもとに選ぶ方も多いと思います。より“自分に合った予備校”と出会うために意識して欲しいのは、自分の学習スタイルを実現してくれる予備校を探すことはもちろん、体験受講などを通じて実際の講義を視聴し、自分自身に相性の良さそうな講師・講義を比較検討することも必要です。また、予備校によってはテキスト教材がWeb上のみで公開していて製本教材は別途購入が必要になったり、受講料は講義代金のみでテキスト類(過去問題集も含む)は別途購入費用が必要となる場合もあるなど事前に確認しておくことができます。このあたりも比較することで受講料の総額も決まってきます。また、質問制度や演習講座の有無など比較する箇所はいくつかあります。まずは、学習スタートに当たって、自分自身の大切にする部分はどこになるのかを決めて、予備校を比較検討されることをお勧めします。

司法書士試験の参考書の種類・比較

司法書士試験に関連する予備校は多種多様です。それに合わせて教材なども多くあります。基礎的な学習に用いる基本テキストから過去問題集、また、択一式試験対策だけでなく登記法では記述式試験対策の教材もございます。何かが欠けていたら合格することが出来ない試験ですから、選択した予備校が講義及び教材もしっかりと整っていることは必要であると思います。

司法書士は効率的な「過去問演習」が重要

司法書士試験対策では、講義を視聴した後、過去問題を使って司法書士試験の出題形式に慣れることや、重要な論点を浮かび上がらせ、覚えなくてはいけない論点を整理すること、解説に掲載されている正解を導くための根拠となる条文についての正確な理解とともに判例などを確認し身につける事で応用力を鍛えていき、肢別で解けるようになっていくことが大切となります。過去問は試験の概要を知ることが出来る大きな手掛かりであり、司法書士試験の場合は過去に出題された論点から出題形式を変えて繰り返し出題されることも多い為、基本論点の習得と様々なパターンに対応できる力が必要となります。そのため、予備校でも過去問演習の他に演習講座として答案練習会という演習強化の講座を提供している予備校もあります。コースで答練という表記があればこれに該当します。予備校を利用するのであれば講義だけなく、多くの問題演習を提供してもらえる点も比較対象にしても良いと思います。

まとめ

今回は予備校選びのヒントについてお話ししましたが、もし時間がかかるようなら、まずは予備校に直接問い合わせてみるのも1つの方法です。また、冒頭でお伝えしたように独学で合格を目指すということは、テキスト選び、スケジュール計画、効率的な勉強法をすべてご自身で作り上げる必要があります。もし、テキスト選びから独学で始めるということであれば、まずは1か月程度のスケジュール組みをして、実際にやってみることをオススメします。その上で、自分に合わないと感じたなら学校や通信講座など、他の方法に切り替えるほうが良いでしょう。

「司法書士の仕事と働き方がイチからわかる本」無料プレゼント

司法書士の業務 年収について 休みの取りやすさ 司法書士のやりがい

実際にクレアールで司法書士を取得した方々の声を集めた書籍を無料でプレゼントいたします!

講座パンフレットや特別セミナーDVDなどを無料でお届けします。

講座についてのご相談を受け付けております。お気軽にお問合せください。

講座のお申し込み案内ページです。講座をお申し込みの方もこちらからどうぞ。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次