2次試験の解答アプローチは3500文字以上にも及ぶ長文の与件文から、問題を解く上で不要な情報を省き、必要な情報を適切に抽出できるかどうかがカギとなります。事例Ⅰ~Ⅲでは、まずは必要な情報だけに絞った与件文の1問1答式答練から始めます。また、2次試験の合否に大きく影響を及ぼす事例Ⅳ(財務・会計)では、頻出の主要8論点について、論点別の事例問題でスキルアップを目指します。
【使用教材】2次ショート事例演習(事例Ⅰ-Ⅲ) (配本+DL)
まずは必要な情報だけに絞った与件文の1問1答式答練から始めます。

2次ショート事例演習は、元々は1つの答練を分解したものです。
過去問や通常の答練では、4問~5問の問題を解くために、多くの情報が与えられています。また、受験生を迷わせるために解答を考える上では重要性が低い情報も散りばめられた長文の与件文を読み込み、その膨大な情報から問われていることに解答するための根拠となる情報を探し出さなければなりません。その上、4問~5問の解答切り分けや一貫性も考える必要があります。これらを80分という限られた時間内で行うわけですから、難しいのは当然です。まだ十分な力が備わっていない段階で、一足飛びに過去問や本試験の同等レベルの答練を解こうとしても無理が生じてしまいます。
そこで、過去問や答練に入る前の段階で1問1答方式で必要な情報だけに絞った与件文の答練を作成しました。本試験の与件文と比べ、約半分の構成です。解答を導くための根拠となる情報を見つけやすく、1問1答方式ですので、シンプルに考えることができます。一歩一歩着実に段階を上げていきましょう。講義の最後には、分解前の全問を含む答練もご提供します。
【使用教材】2次重要論点別スキルアップ演習(事例Ⅳ) (配本+DL)
頻出の主要8論点について、論点別の事例問題でスキルアップします。

2次試験では、事例Ⅳ(財務・会計)の出来不出来が最終合格に大きく影響します。しかし、本試験を分析すると、経営分析・予想財務諸表・CF分析・CVP分析・利益計画・投資決定・リスクとリターン・デリバティブの8論点からの出題で占められています。これらの主要論点に絞り、実践練習を通して計算力スキルを向上させることを目的としています。