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「この資格をどう活用するかは各診断士のイマジネーションに委ねられます」土居 寛二

土居寛ニ

実務家 土居 寛二
法人営業職を13年経験し独立。現在、MDC株式会社代表取締役。(社)中小企業診断協会 東京支部 城東支会理事。経済学修士(2005年神奈川大学大学院経済学研究科)。

 

目次

中小企業診断士を目指したきっかけ

重厚長大から軽薄短小へといわれた20年ほど前、私が大学4年の就職活動の時に最初に意識しました。上場している大手造船企業の株価が数円にまで下がったニュースにショックを受け、今後の人生をどう捉えるべきかと考え込みました。そこで、個人として社会に通用するものが必要になると考え、資格を色々調べてみました。その中でも診断士ってなんだ?と興味を持ち、就職後、早速教材を購入したのです。その時の教材は全て押入れに直行、肥やしにしかなりませんでした(笑)。やがて結婚、子供の誕生、住宅の購入など、背負うものが大きくなってきた頃、いよいよその時期だと、中小企業診断士の資格取得を決心したわけです。

合格までの経緯、仕事と勉強の両立

学習し始めたのが29歳、合格したのが32歳、足掛け3年ですね。その後、転職の誘いに乗り、長年お世話になった会社を円満退社しました。この転職はある意味失敗だったと言えます。しかし他方、非常に意義のある挫折の期間だったと思っています。

現在の仕事について

現在の業務は、経営コンサルティング業務を中心に、講師業や執筆等となります。今後は、コンサルティング活動をさらに増やしていくつもりですが、それには営業活動も欠かせません。知識が豊富な診断士はたくさんいます。しかし、中小企業の経営者が欲しているのは、勉強で身に付けた知識やノウハウではなく、その会社にフィットした改善策や施策となります。また、経営者に信頼されることが必要であり、そのためには1人の人間としての魅力やパワー、いわゆる人間力というものが必要だと痛感しています。

中小企業診断士の仕事

診断士の業務領域は広範囲であり、他資格のような制約もありません。よって、どう活用するかは各診断士のイマジネーションに委ねられます。既に他界された大先輩の先生は、診断士は、弁護士や会計士をまとめあげて活用するという、コーディネーターとしての役割が求められており、数ある資格の中でも最高のポジションにある、と言われました。私はそのご意見に共感し、また大いなる可能性を感じています。今後の目標は2年前に法人化したときに掲げた会社としての志と経営理念があるので、日々、それらを実現させること、修行という言い方は大げさかもしれませんが、そのつもりです。

これから診断士をめざす皆様へ

今だから言えますが、合格する人は総じて経営や経済が好きな人だなぁと感じます。そうでなくて合格した人もいますが、合格後にお名前を聞くことはありませんね。ですから、まず自分が経営というものに対し、どう対峙していくつもりなのかというのを明確に考えておいたほうが良いでしょう。問題意識は集中力を高めます。必然的に学習が身につくと思います。潜在意識が目標を認識できたら必ず到達できるはずです。慌てることなく自分の本音の部分との対話をしっかりと行なってください。

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