実務家インタビュー(社会保険労務士/中小企業診断士/ファイナンシャルプランナー)

目次

社会保険労務士 羽田 操 さん

羽田 操さん 株式会社ブレインコンサルティングオフィス
金融機関に10年間勤務し、年金手続き・相談業務等を担当しつつ1996年に社会保険労務士試験に合格する。その後、税理士法人勤務を経て、現在、社会保険、給与計算などの実務を中心に活躍。顧問先企業への給与計算の導入やオペレーション指導、人事労務相談も多数行っている。

簿記はあらゆる業種で役に立ちます。

私は以前、信用金庫に勤めていました。その中で、法人のお客様のお金を扱うことが多かったのですが、そのお客様のお金は、会社の中でどのような流れになっているのだろう、どのような経理処理がされているのだろう、と疑問に思ったことがきっかけで簿記の学習を始めました。

現在は、社会保険労務士として顧問先の給与計算や社会保険・労働保険手続きなどを行っています。一見、お金の処理方法などとは関係のない仕事のように思われるかもしれません。しかし、実際は、これら給与計算や様々な手続きなどに伴った「仕訳」について質問されることも多く、ここでも簿記の知識が生きています。簿記ほど多くの業種で役立つ知識は他の資格にはあまりないですね。是非、皆さんも簿記の学習からご自分の世界を広げみませんか。

中小企業診断士 三上 学 さん

三上 学さん CRMコンサルタント代表
中小企業診断士。1965年生まれ。東北大学卒。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。その後ベンチャー企業、コールセンターベンダー等を経て、2005年より独立コンサルタント。

簿記は業界や職種を問わず、活躍する人に必須のスキルです。

中小企業診断士にとって簿記の知識は不可欠です。企業活動を理解するにはまず血液であるお金の流れを把握し、経営指標を分析する必要があります。これにより企業の健康状態や弱点、企業の成長度を把握したり、他社と比較するなどして企業が成長するための適切な助言を与え、戦略を検討することが可能になるのです。

私はかつて経理業務を担当するため簿記2級を取得しましたが、企業活動のひとつひとつが簿記を通じて数字に反映されていくことに新鮮な感動を覚えたものです。簿記を学ぶことでコスト感覚が養われ、物事を費用対効果で考える習慣が身に付きますし、新聞の経済、株式等に関する記事を深く理解できるようになり、社会への関心が高まるのは間違いありません。また中堅社員、管理者など企業内での責任が増すにつれて意思決定を行う場面が増えますが、そこでも財務的な視点は不可欠です。

このように簿記は全ての社会人にとって役立つスキルです。皆さんも簿記を学習してみませんか!

ファイナンシャルプランナー 神長 朋子 さん

神長 朋子さん かみなが事務所所長
一部上場企業で通算9年の経理業務に携わる中で、簿記1級を取得し、その後、税理士の簿記論、財務諸表論の2科目合格も果たし退社。その後、派遣で様々な仕事を経験し、2級FP技能士・AFP・証券外務員の2種等を取得し、2008年かみなが事務所を設立する。

簿記を学ぶことで選択肢が無限に広がります。

もし、何か資格取得で迷っておられるのであれば、まずは『簿記』の学習をお勧めします。

私は、学生時代に簿記の資格を取得していたため、就職氷河期の時代にも関わらず、すんなりと一部上場企業へ就職することができました。また、FPや証券外務員の勉強の際も、簿記の知識が大変役に立ち、少ない学習時間で合格することができました。そして、今、現在は個人事業主として毎年、確定申告をしておりますが、自分で複式簿記をつけることで、お金と時間の節約にもなり、何よりもお金に対する見方が全く変わります。このように、簿記の知識は様々な分野に役に立ちます。また企業での活躍の場も広がり、独立することも可能になり、人生の選択肢が無限に広がります。あなたも是非、簿記の魅力にまずは触れてみてくださいね!

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