企業で働いている先輩社員の皆様に職場で活かす「簿記」資格の有用性についてうかがいました。
目次
簿記を学ぶことで考え方の視野が広がります。
- 奥田 秀樹 さん (株式会社岡村製作所 経理部会計担当)
- 株式会社岡村製作所は昭和20年の創業で、オフィス家具・店舗什器・セキュリティ機器・公共施設什器・物流システム機器など様々なプロダクトを開発・製造・販売し、空間作りをトータルプロデュースしています。
私は経理部に所属しており、決算業務を中心に担当しております。部内で簿記の資格は1級を持っている者が2人、2級を持っている者が私を含めて2人います。資格を取得する前は営業職をやっていましたが、取得後に経理部の社内募集にエントリーして採用となり異動することができました。実際に資格を取得して良かったことは、「決算書が読めるようになった」ことです。これは社会人としましては、基本的なことではありますが、読める人、読めない人とでは仕事の成果が大きく変わってしまうくらい重要なことだと思います。それは、私のように経理部に所属していない方でも、他の会社の決算書が読めるようになることで、取引を開始する時にとても役に立ちますし、仕事の幅も広くなるはずです。また、取得後はお金の流れを捉えることで会社の仕組みを大まかに理解することができるようになり、考え方の視野が広くなりました。何か資格を取得しようか考えている方は是非簿記の学習がオススメです。どのような業種、業界においてもお金の流れに関する共通のルールですから取得しておいて損することがない資格だからです。私自身も初めは、慣れない用語を覚えるのに精一杯でしたが、しばらくすると学習したことの知識がつながってくるようになり、簿記の学習がとてもやりがいのあるものになっていきました。
今後も簿記の知識を活かして会社により一層貢献していきたいと考えています。