経営管理に関する理論は様々ありますが、基本となる4つの考え方を知っておきましょう。
目次
①PDCA
経営目標の達成のための経営計画に基づいて実行し、その結果と計画との差を分析し、次の計画に役立てる。このサイクルが、PDCA(Plan・Do・Check・Action)であり、仕事の基本でもあります。
②OODAループ
Observe(観察)・Orient(状況判断・方位付け)・Decide(意思決定)・ Act(行動)の4つの行動の頭文字をとったもので、環境変化の激しい状況下での行動を示しています。環境変化が激しい状況では、市場・顧客を観察し、その状況に合わせて臨機応変に意思決定し、行動するOODAループの考え方が有効です。
③BCPとBCM
天災などの予測不可能なことが起きた場合でも、企業は活動を止めないように準備しておく必要があります。そのための方法がBCP(Business Continuity Plan)とBCM(Business Continuity Management)です。
用語 | 説明 |
---|---|
BCP | 災害や大事件・感染症の蔓延などが生じたときに重要な事業を中断させないための計画 |
BCM | いざというときに、計画通りに実行できるように、常日頃から訓練しておくこと |
④リスクアセスメント
リスクアセスメントとは、組織内にあるさまざまな危険性(リスク)を見つけ出し(リスクの特定)、そこから生じる影響度合いからリスクの大きさを見積もり(リスクの分析)、リスクの大きいものから優先順位をつけて(リスク評価)、対策を講じる経営管理のことです。
まとめ
今回は経営管理にまつわる用語について解説しました。
クレアールではこのほかにもITパスポートに関するコラムを投稿していますので、併せてご覧ください。
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