ITパスポートとは
ITパスポートは、情報処理推進機構(IPA)が運営する、ITの基礎知識を習得するための国家資格です。
IT技術だけでなく、経営戦略、マーケティング、財務などの経営全般の知識も身につき、ITを正しく利活用できる「総合的なIT力」を養うことができます。
IPAの実施しているIT系の国家資格は、初級からレベル別に複数あります。
その中でもITパスポートは最も難易度が低く、初心者向けの資格といえます。
世の中のIT化の加速に伴い、今後さらなる需要の拡大が見込まれており、実際に受験者も増加しています。
今では年間で30万人も受験するほどの大人気な資格試験となっています。
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ITパスポートで学ぶ内容
ITパスポートというと、「テクノロジ関係の試験」という印象をお持ちの方が多いようですが、テクノロジ系以外の分野の出題の方が多く、技術系資格というよりビジネス系の資格と捉えた方が良いかもしれません。
ITパスポートで出題される問題は、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3種類です。
それぞれの分野では以下のような知識を身に付けていくことになります。
ストラテジ系
主に企業法務、経営戦略など経営全般に関する専門知識を学びます。
学んだ知識は、日常の業務における課題を把握し、業務改善提案をする際や経営管理をする際に活かせます。
また、就職活動の場では、ビジネスにおける基礎知識を持っていることをアピールする材料にできます。
大分類 | 中分類 |
---|---|
第1章 企業と法務 | 1. 企業活動 2. 法務 |
第2章 経営戦略 | 3. 経営戦略マネジメント 4. 技術戦略マネジメント 5. ビジネスインダストリ |
第3章 システム戦略 | 6. システム戦略 7. システム企画 |
マネジメント系
システムの開発技術やプロジェクトのマネジメント方法等のITの管理について学びます。
IT分野への就職を希望している場合は、知っていて当然という知識が非常に多い点が特徴です。
大分類 | 中分類 |
---|---|
第4章 開発技術 | 8. システム開発技術 9. ソフトウェア開発管理技術 |
第5章 プロジェクトマネジメント | 10. プロジェクトマネジメント |
第6章 サービスマネジメント | 11. サービスマネジメント 12. システム監査 |
テクノロジ系
コンピュータやシステムの構成要素、インターネット等の基礎知識を学びます。
PCの仕組みやセキュリティ、データベースまで幅広い知識を学ぶので、日常生活でも役立ちます。
文系の学生であれば、「PCやITを使いこなせるかもしれない」と思わせることができる可能性があります。
大分類 | 中分類 |
---|---|
第7章 基礎理論 | 13. 基礎理論 14. アルゴリズムとプログラミング |
第8章 コンピュータシステム | 15. コンピュータ構成要素 16. システム構成要素 17. ソフトウェア 18. ハードウェア |
第9章 技術要素 | 19.情報デザイン 20.情報メディア 21. データベース 22. ネットワーク 23. セキュリティ |
就職活動でのITパスポートの評価
結論から述べると、ITパスポートは就活におけるアピールポイントの一つとして大いに役立ちます。
また、普通自動車免許や簿記などと同様に、ES(エントリーシート)でアピールできる資格ですので、取得しておいて損することはありません。
さらに、最近ではあらゆる分野でIT化が進められているため、IT業界以外を志望する方でも取得する価値がある資格になっています。
新卒での採用時、既にある程度のITの基礎知識があるということ、ビジネスにおける基礎知識を持っているということはアドバンテージになるため、ITパスポートを取得した理由とともに上手くアピールすることで、就職活動を有利に進めることもできます。
最近では、文系大学生や未経験者で、IT業界に興味を持ち志望する人が増えています。
ただ、仕事としてやっていくためには「興味」も大事ですが、継続して取り組めるかどうかという観点で「適性」がとても大事な要素になります。
適性はやってみないとわからないところがありますが、ITパスポートの資格を取得するために勉強を頑張ることができたという実績は、IT系に対する一定の適性があるという印象を面接官に与えることができるでしょう。
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ITパスポートが実質必須となる企業
ITパスポート試験は様々な企業の選考で活用されています。
こうした企業の選考を有利に進める上で、ITパスポートは必須といっても過言ではありません。
以下は情報処理推進機構(IPA)のサイトに掲載されている、ITパスポート試験を新卒採用活動のES(エントリーシート)に活用している企業です(一部を抜粋)。
ITパスポートを持っていると特に選考で有利に働くようです。
企業名 | 業種 |
---|---|
株式会社NTTデータ | 情報システム・通信・その他IT |
KDDI株式会社 | 通信 |
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 商社 |
富士通株式会社 | IT |
埼玉県警察 | 公務員 |
ITパスポート取得がお勧めな人の特徴
ここからは就活に向けてITパスポートの取得がおすすめな人の特徴を解説します。
取得するかどうか悩んでいる人は、自分に当てはまるか確認してみてください。
1. IT分野への就職に関心がある人
IT分野への関心があり、これからITの基礎知識を学びたいという人はITパスポートの取得が向いています。
また、「関心はあるけど何から始めたらいいかわからない…」という方もITパスポートの取得を目指し、ITの基礎知識を付ける方法がおすすめです。
ITの基礎知識を学んでみることで、IT分野への適性を判断するきっかけにすることもできます。
IT分野への興味関心が深まった場合は、さらに上位のIT系資格の取得も目指していきましょう。
2. 多様な職種に対応できるスキルを身に付けたい人
ITの基礎知識は、業種や職種を問わず役立つスキルです。例えば、営業職、事務職、マーケティング職など、ITに直接関わらない職種でも、ITを活用した業務効率化やデータの分析、コミュニケーションツールの利用などが求められる場面は増えています。
ITパスポート試験を通じて得られる基礎的なITスキルは、これからの社会でどの職種でも重宝されるものです。特に、少しでも業務の効率化や自分の価値を高めたいと考えている人にとって、非常に有益な資格です。
3. 何かしらアピールポイントを求めている人
履歴書に書く資格が欲しい人や、資格取得に向けた姿勢をアピールしたい人など、就活に向けて何かしらの知識を身に付けたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
ITの知識は、汎用性が高くIT業界以外でも活かせます。
また、就職後も知識を活用して、業務を効率的にできたり、業務の理解に結びついたりするためおすすめです。
意外かもしれませんが、ITパスポートは特にIT系ではない業界・職種を目指している人にオススメな資格です。
そのような業界・職種であるからこそ、IT系の基礎知識を持っているということ、そのために勉強をしてきているということが、就職活動の際のあなたのアピールポイントとなり得るのです。
大学生にオススメの取得スケジュール
一般的にITパスポート試験に合格するために必要な学習時間が約150~180時間と言われております。
1日平均2時間の学習時間を確保できる場合、2か月半~3か月を想定して準備をしておく必要がございます。
大学生のうちに取得をしようと思った場合、学業(研究)・部活(サークル)・バイトなどの合間を縫って、長期間の学習を継続することは非常に大変です。
そのため、大学で授業が進むことのない長期休みの間に、ITパスポートの取得を目指されることをお勧めいたします。
多くの大学が8月下旬~9月末で夏休み、2月下旬~3月末で春休みに入るかと思います。
この期間中にITパスポートの学習を始めて、長期休み明けの大学の授業が始まるかどうかのタイミングで試験に合格するスケジュール感が、大学生の皆様にとって一番負担の少ない学習のタイミングになるかと思います。
CBT方式の受験について
CBT(Computer Based Testing)方式とは、コンピュータを用いて実施する受験方式のことです。
CBT方式では、コンピュータの画面上に問題が表示され、表示された問題に対し、マウスやキーボードを使用して解答していきます。
CBT試験の多くは試験会場へ出向き、試験会場のコンピューターを使用して受験します。試験会場では運転免許証などの身分証明書を提示し、受験する本人であることがきちんと確認されます。また、試験官が認証を行ったうえで開始し、試験中も監督・監視のもとで受験するため、カンニングなどの不正行為が防げ、公正に試験が実施されます。
受験するためには、前もって受験申込と予約をする必要がございます。
大学生の皆様にとって、この春休みは余裕をもって資格取得を目指せる大きなチャンスです。
「取っておけばよかった」と後悔をしないようにしましょう。
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