行政書士の試験日は例年11月の第2日曜です。受験するためには願書を入手して期間内に受験申込みを行う必要があります。ここでは、行政書士試験の申込から受験、合格発表までのスケジュールや試験科目など行政書士試験の概要を解説します。
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行政書士試験の概要
受験資格 | なし |
受験手数料 | 10,400円 |
試験日 | 例年11月第2日曜に実施される |
試験時間 | 3時間 |
試験科目 | 【行政書士の業務に関し必要な法令等(出題数46題)】 ・憲法・行政法・民法・商法(会社法を含む) 【行政書士の業務に関連する基礎知識等(出題数14題)】 ・政治・経済・社会・情報通信・個人情報保護・行政書士法・住民基本台帳法・戸籍法・文章理解 |
合格基準 | 合格するには全体の6割以上得点する必要がある。 (詳しくは法令等科目で5割以上、基礎知識等科目で4割以上得点したうえで、全体で6割以上の得点が必要) |
行政書士試験に受験資格は無く、年齢・学歴・国籍などに関係なく誰でも受験可能です。受験手数料は受験願書の受付期間内に支払う必要があります。郵送とインターネット申込で支払い方法が異なるため気をつけましょう。
試験科目は大きく、基礎法学について出題される「行政書士の業務に関し必要な法令等(択一式・記述式)」と、政治経済や情報通信分野などの「行政書士の業務に関連する基礎知識等(択一式)」に分かれています。試験時間は3時間で、合格するには全体の6割以上得点する必要があります。詳しくは法令等科目で5割以上、基礎知識等科目で4割以上得点したうえで、全体で6割以上の得点が必要となります。
この合格基準から分かる通り、行政書士試験は、上位〇人を合格とする相対的な順位で合格する試験ではなく、基準点を超える必要があります。つまり、しっかりと勉強して法律知識を身に着け、合格基準を満たす点数を取ることで必ず合格できる試験であると言えます。
行政書士試験日程と申し込みスケジュール
項目 | 例年 | 2024年度 |
---|---|---|
試験の公示 | 7月第2週 | 2024/7/8 |
願書配布 受験申込期間 | 7月下旬~8月下旬 | 2024/7/29~ 2024/8/30 |
受験票の交付 | 10月中旬~下旬 | 2024/10/21発送予定 |
試験 | 11月第2日曜 | 2024/11/10 |
合格発表 | 翌1月第5週 | 2025/1/29 |
合格証の送付 | 翌年2月中旬~下旬 | 2025/2/14発送予定 |
行政書士試験は年に1回実施されます。願書を出し遅れたりすると次の年を待たなければいけなくなりますので、試験の概要をしっかりと把握しておきましょう。
試験の公示
行政書士試験は例年7月の第2週に公示がなされます。公示の内容は試験日程、試験会場、願書の配布場所についてなどです。受入予定人数を超過した試験場の案内が出ていたりするなど、受験直前でも何らかの変更が出る場合もありますので、公式HPを確認するようにしておきましょう。
受験願書の入手
例年7月下旬から8月下旬の間に受験願書が配布されます。受験申し込みを郵送でする場合、願書を窓口で受け取るか郵送で取り寄せる必要があります。受験願書は、自分から申し込みをしないと送られてきません。郵送で取り寄せるにはある程度の日数がかかりますので、できるだけ早めに入手するようにしましょう。
受験申し込み
受験申し込みは郵送もしくはインターネットから手続き可能です。インターネットからの申し込みは、郵送での申し込みよりも例年申込期間が短いので注意しましょう。顔写真の用意や受験料の支払いなど、必要なことが多いので早めに準備を始めておくことがおすすめです。申込期間を過ぎてしまうと、その年は受験できなくなってしまいますので、必ず期間内に申し込むようにしましょう。
受験票の交付
受験申し込みが正常に受理された場合、10月中旬~下旬に受験票が交付されます。受験票は、郵送で送られてきます。インターネットで申し込んだ場合でも受験票は郵送で送られてきますので、公示に記載のある期間内に受験票が届かない場合には問い合わせるようにしましょう。
受験票には受験番号・試験会場についての記載があります。特に試験会場については当日間違えないように必ずチェックしておきましょう。
試験日
行政書士試験は例年11月第2日曜に実施されます。試験時間は例年13時~16時の3時間です。試験が近づいたら体調管理に努め、試験当日は万全の健康状態で受験できるようにしておきましょう。また、試験開始に遅れることがないように余裕をもって試験会場に到着するようにしておきましょう。
合格発表
行政書士試験の合格発表は、例年試験の翌年1月第5週に行われます。発表は行政書士試験研究センターの公式HPにて午前9時から公開される形で行われます。また、例年行政書士試験研究センター事務所の掲示板でも合格発表が行われています。発表当日、HPはアクセスが集中して見られない可能性もありますので、当日中に確認したい方は掲示板まで見に行くのもいいかもしれません。
合否通知書、合格証(合格者のみ)の受け取り
合否通知書は、例年合格発表後に行政書士試験研究センターから郵送で送られてきます。また、合格者には例年2月中旬~下旬に合格証が送られてきます。合格証は資格証明のために必要になることもありますので、大切に保管しておきましょう。
行政書士試験の合格率・難易度
行政書士試験の令和5年度合格率は13.98%でした(「令和4年度行政書士試験実施結果の概要」より)。合格率は毎年概ね10~15%の間で推移しています。
司法書士や社労士など他の法律系資格に比べると難易度は易しめですが、それでも10人に1人ほどしか受からない難関資格であると言えます。
しっかりと勉強して正確な知識が身についていれば合格できる試験ですので、地道な努力を続けていきましょう。
行政書士試験合格のためのポイント
行政書士試験に受かるためのポイントを4点ピックアップしてご紹介します。スケジュールや勉強科目の進め方などご参考にしてください。
合格までに必要な期間を逆算し、勉強のスケジュールを立てる
行政書士試験合格のためにはとにかく勉強の時間を確保することが重要です。たとえば初学者の場合、独学での行政書士試験合格に必要な勉強時間は約800~1000時間と言われています。予備校・通信講座を使った場合でも、合格に必要な勉強時間は約600~800時間とされています。
自分の場合は合格までにどれくらいの期間が必要になるかを計算し、勉強のスケジュールを立てるようにしましょう。勉強時間を効率よく短縮するためにはクレアールの行政書士通信講座がおすすめです。
過去問を活用する
行政書士試験合格のためには過去問に取り組むことが必要不可欠です。テキストの内容をインプットしながら過去問を解くことでアウトプットし、知識を定着させられることができます。過去問を解くことで出題の傾向を知ることもできます。また、時間を計りながら過去問を解くことで、実際の試験をイメージした時間配分の練習にもなります。過去問は一通り学習が終わってからではなく、学習の初期の段階からまずは、一問一答形式の問題に取り組んだ方が、講義の理解度を確認でき学習効果を確認しながら効率的に勉強を進められます。基本講義の科目が終了したら試験形式の過去問に取り組むとより効果的でしょう。
重要科目に重点を置いて勉強する
行政書士試験で重要な科目は「民法」と「行政法」です。民法と行政法は、行政書士試験の合計点数300点の中で188点を占めています。合格のためには他の科目を得点することももちろん必要ですが、まずは重要な科目に重点を置いて確実に得点できるようにすることが大事です。その他の法律科目は基礎的な問題を取りこぼさないことを意識して勉強し、民法と行政法をしっかりと勉強しましょう。民法、行政法は合格後に実務に出てからも必要ですので、しっかりと勉強して身につけておきましょう。
基礎知識の足切りを避ける
行政書士試験の基礎知識に関する科目には合格基準点(24点)が設けられています。他の科目で高得点を取っても、基礎知識に関する科目で合格基準点を満たせなければ不合格になってしまいますので気を付けましょう。逆に言えば基礎知識は合格基準を満たす程度の勉強で足ります。基礎知識は範囲としては広いので、注意しないとかなりの勉強時間を費やすことになります。最短での合格を目指す場合には各科目への勉強時間の割り振りにも気を付けましょう。
行政書士試験の勉強時間を効率的に作る方法
・寝る前に数時間、勉強する時間を確保する
・通勤・通学時の電車内で勉強する
・仕事の休憩の間に2,30分勉強する
・通信講座を利用し、日常的に効率の良い学習を進める
行政書士試験の勉強だけに毎日の時間を費やせる環境にない場合は、上記のように生活の中で効率的に勉強時間を確保することが重要です。社会人や学生など、行政書士試験の勉強を本業の合間に効率よく進めたい人には通信講座の利用がおすすめです。
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スケジュールを立てて試験合格を目指しましょう
行政書士試験は年に1回です。まずはスケジュールを把握して、願書を入手し、期限に余裕をもって申込手続を済ませられるようにしましょう。
行政書士試験に合格するためには試験科目を効率よく継続して勉強していく必要があります。クレアールでは「非常識合格法」という学習方法を採用しています。非常識合格法は、効率的かつ質の高い学習で合格を目指せるものです。クレアールを活用して行政書士試験合格を目指しましょう。
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監修:行政書士・社労士 田中 伴典さん
2016年に社会保険労務士試験に合格後、社会保険労務士法人のスタッフとしてお客様を外部からサポート。その後、民間企業の人事として内部からサポートしつつ、2021年に行政書士試験に一発合格を果たす。現在は、現役行政書士・社会保険労務士として自身の事務所を運営している。
田中社会保険労務士・行政書士事務所のサイトはこちら