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「河野上先生の実務談が、将来に対する意欲に」高島 恵子 さん

高島 恵子 さん

簿記論合格   財務諸表論合格

1 受験の動機

現在、細々とですが社労士として開業し、会社の労務に関わっていますが、将来は小さな会社や個人事業者をトータルにサポートできるようになりたいと思っています。イメージとしては、専門分野のある大病院のお医者さんではなく、小さな町のお医者さんのような。そこでCFPの資格も取りましたが、やはり税金の申告書を作れる資格が欲しいな、と思いました。年齢も年齢なので厳しいのは覚悟の上で、悩んだ末税理士資格に挑戦しようと決意しました。ちょうど40歳でした。

2 クレアールを選んだ理由

受験1年目は別の専門学校で簿記論のみ学習しました。自分の自覚が足りなかったところも大きいのですが、カリキュラムをこなしきれず、本試験は「全然ダメ」でした。
試験を受けている最中から直感的に感じたのは「財表もやらないとダメだな」ということ。ただ、簿記論と財務諸表論2科目を他の学校でやろうとすると、週のコマ数も金額も厳しいものになります。もう、挑戦をあきらめようかとも考えつつ、ネットで情報を探していてめぐり会ったのがクレアールです。「これだっ!」と思いました。この学校でなら勉強を続けられるぞ、と。

3 クレアールの講義と教材

1年目の試験の時に感じた直感は正しいものでした。簿財を同時にやるって、なんて素敵!。この2科目は一緒にやるべきだと強く思います。財表の理論と簿記の計算が結びついた時、目の前が何倍も明るくなるような気がするのです。クレアールでは同じ講師が両方を担当してくださるので、無駄がなく、とても効率よく2科目同時に学習できます。教材も少なくて最初は不安でしたが、実際の本試験はクレアールで学習した範囲のみで十分合格点を取れるものでした。

4 講師について

河野上先生の「板書しながら」の説明はいろいろな事の流れや繋がりが見え、大変分かりやすいものでした。各回のテーマへの導入のお話もとても楽しいです。特に実際の実務の体験談は、今勉強していることが将来の実務にどう結びつくのかという像を描くことができて毎回楽しみでした。受験勉強は往々にして「受験のためだけ」の勉強になりがちです。会計科目は特に実務との繋がりが見えにくいのではないでしょうか。しかし、やはり実務像が見えない勉強を続けるのはどこかで虚しくなり、意欲を保ち続けるのは大変です。そんな時、河野上先生の実務談を聞くと、「将来」に対する意欲がまた湧いてくるのです。人様をサポートするお仕事です。将来の実務は甘くはないけれど、だからこそ、今この苦労をすべきなのだ、と。

5 勉強方法

財表の理論に関しては、9月の開講当初から、講義の中で重要ポイントとされたことを大きめの単語カードにまとめ、持ち歩くようにしていました。なるべくためないようにコツコツ覚えることが大事なのではないかと思います。スケジュールとしては、各回の答練までにその範囲を覚える、という感じです。

理論は書いて覚えることはほとんどせず、直前期前までは音読メインでした。直前期にはもっと時間を効率的に使いたいと思い、覚えるべきものを自分でMP3に録音し、それを常に聴くようにしていました。答練の問題と解答や、理論集の内容を録音して聴いていました。これはかなり効果があったのではないかと思います。理論の学習はこのような方法にし、机に向かう時間のほとんどは計算に使いました。

計算は理論と違って、答練に向けて練習を積んだつもりでも、出題される問題が同じことはありません。理論の基準などは覚えればそれで点になるのですが、計算はそうはいかない。努力が結果として反映されるまでに時間がかかります。ここが簿財の勉強で苦しいところでした。とにかく毎日、必ず何か計算問題を解くことを目標にしました。

計算に近道はないと実感しますが、もし何か少しでも近道があるとすれば、自分なりの下書きの仕方を決めて、同じジャンルの問題はいつも同じ解き方で解く。この意識を持ち、繰り返し練習することが、スピードを上げ、ミスを減らしていく近道なのではと思います。これは授業中に先生もおっしゃることです。また、間違いノートを作るのも効果的だと思います。計算もやはり、常に忘却との戦いですから。

学習時間として取れた時間は日によってバラツキがあり、特に時間数として意識してはいませんでした。30分の日もあり8時間ぐらいの日もありました。これ以外に入浴時間や家事、移動の時間も理論の暗記に使いました。勉強時間は必ずしも時間数で把握しなくても、今日何をやったか、という意識でもよいと思います。

答練については、出題範囲のことは勉強して受けるようにしていましたが、平均点を意識するというよりは、なるべくライブで全力で受けてみて、間違えたところはしっかり確認する、という使い方をしました。間違えたところほどより強く印象に残るものです。もちろん、その後も繰り返し答練は解き直しをしました。ただし、直前答練などに含まれる難解な問題にはあまり時間をかけないようにしました。より大切なのは基本的な問題だと思います。

6 最後に

私は決して強心臓の持ち主ではなく、やはり本試験ではだいぶ緊張していたと思います。結局解答できたのは難しい問題ではなく、基本的な問題ばかりでした。最後の最後は基本なのだな、と実感しました。「非常識」合格法は実は「常識的な」合格法なのかもしれません。

この後もまだまだ重たい税法が待っていますが、この2年間で得たものを糧にまた頑張ります。ここまで力になってくださった皆さんに本当に感謝しています。いつか恩返しができますように。

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