M.Kさん(69歳 男性)
【合格科目】 財務諸表論(3)
【受講コース】2025年合格目標講座 3年5科目合格セーフティコース 安心保証2科目講座
【職業】 学習専念
【1日の平均学習時間】 平均5~6時間
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
はじめに
私は退職後66歳で勉強を始め、受験3回目で漸く1科目に合格した次第なので、とても合格体験などと胸を張れるものではない。ご参考になるか怪しいが、ここまでの経緯を振り返りたい。
受験の動機
私がクレアールの税理士講座を選んで勉強を開始したのは2022年の11月である。退職後、毎日図書館通いなどをしていたのだが、だんだんと空虚感、孤独感を感じるようになった。まだ体力には自信がありエネルギーを持て余していた部分もある。このままボケて老いゆくのは怖いし、できれば確たる知識と技術を持って地域の人々に貢献できることをして社会的生活を続けたいという気持ちがあった。そこで難関とは知りつつも自己の職業経験に少し関係のあった税理士試験の勉強をすることとした。
クレアールを選んだ理由
都心から離れた町で暮らしているので通学するのは時間的、体力的、経済的負担が大きい。昔米国CPAを受験し、その時ビデオ学習の手軽さを知ったことなどからウェブ学習のできる学校に絞り、受講料や返金システムなどの良心的なクレアールを選んだ。電話で受講相談をしてくださった事務局の方が親切、丁寧、親身だったことも大きい。
学習開始当初~初回受験
会計資格を持ち経理の仕事も長かったので、3年合格セーフティコースに税法2科目の追加受講保証をつけ、3~4年で5科目合格できるのではないかと楽観的に考えていた。初年度は簿記論・財務諸表論・消費税法の3科目を受講した。
しかし、11月学習開始で既に出遅れており、1日の学習時間は5~6時間、学習能力も衰えていた(がまだそれに気づいていなかった)。受験までに計算はやっと一通り、理論は50%ほど、直前答練を2回繰り返しただけでとても自信は持てず、結局、試験の雰囲気を知るだけに終わった。1年目の総学習時間、約1500時間。
2回目の受験まで
一応3科目を一通り学習したので2年目は余裕で完成レベルに持って行けるだろうと、再び3科目を学習。おまけに試験結果が出る11月までは他の税法科目の講義まで視聴していた。依然として敵(税理士試験で要求される習熟度)も、己(学習能力の衰え)もよくわからないまま2年目を過ごしたわけだ。
学習時間は1日平均6時間前後。これで3科目では直前期の学習量が決定的に足らず、直前答練の点数が伸びないまま受験。結果は前回より少しはアップしたがボーダーラインには達しなかった。2年目の総学習時間約1800時間。
3回目の受験
2回目の受験の結果に自信は持てなかったのだが、3年コースの最終年でもあるので少なくとも合格発表までは他の税法科目も受講することにした。簿記論・財務諸表論・消費税法は答練、個別問題集を進め、税法科目はウェブ講義を受講していた。
簿財等不合格の確定した11月で法人税法の学習をやめ、3月には未練の残る相続税法も中止して、簿記論・財務諸表論・消費税法の応用答練、直前答練と個別問題集の繰り返し、理論問題の過去問等の演習を行なった。ようやく直前答練も60点越えの得点がとれるようになり、特に財務諸表論は70点以上が取れるようになった。(3年目の総学習時間約1800時間)。
結果は事前の答練の出来がいまいちだった簿記論と消費税法は駄目だったが、財務諸表論はオーソドックスな出題で理論問題もクレアールでしつこくやった論点が出たりして良い感触が得られた。(今回は多くの財務諸表論受験者が私と同じように感じていたようだ。)
総括
税理士試験は基本的知識と問題への適用、その高い習熟度が要求される。一通りの理解では不十分。試験会場で考える時間はあまりない。素早く出題意図を汲み、即解答に取り掛かる。そうなるまでの練習が要る。よって十分な練習時間が要る。
私に限っていえば、60代で若い頃の記憶力や集中力が半減しているという当たり前の事実から目を逸らさず、その前提に立った学習計画を立てることが必要だった。平均的な受験生に1科目1日3~4時間の学習が要るとすれば、私の場合は1日6~8時間必要。1年1科目というのが適切だっただろう。
2年半で1科目合格。それでも少しホッとした。あと1年は勉強を続けようと思う。その後はそれから考える。現在は今年限りしか受講できない税法2科目を学習中であるが、うち1科目には十分な時間を掛け学習してゆくつもりだ。
最後に
クレアール講師陣の講義は孤独な受験学習の励みとなり、テキストはコンパクトかつ丁寧で、誤植・誤りが少なくてとても使いやすく信頼できた。

